ファオンとは? わかりやすく解説

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ファオン 【Phaon】

ギリシア神話中のミチレネの醜い老渡し守美女アフロディテを舟に乗せて賃金を取らなかったので、彼女は老人美貌青春与えたという。

パオーン

(ファオン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/14 08:13 UTC 版)

パオーン古希: Φάων, Phaōn)は、ギリシア神話の人物である。ファオーン、あるいは長母音を省略してパオンファオンとも表記される。レスボス島ミュティレーネー渡守で、親切であったために愛と美の女神アプロディーテーの寵愛を受けたと伝えられている。パオーンの物語は主に古代の著述家パライパトス英語版アイリアーノス文法学者セルウィウスの言及によって知られており、また詩人オウィディウスの『ヘーローイデス英語版』によって古代ギリシアの女流詩人サッポーの悲恋の相手とする伝説も広まった。この伝説は神話上の人物と歴史上の実在する人物との物語であることが大きな特徴となっている。


  1. ^ パライパトス『信じがたいことについて』。
  2. ^ アイリアーノス、12巻18話。
  3. ^ セルウィス『アエネーイス注解』3巻279行。
  4. ^ オウィディウス『ヘーローイデス』15歌。
  5. ^ 高橋宏幸訳の解説、p.176。
  6. ^ a b 沓掛良彦「サッフォー・詩と生涯」。
  7. ^ ストラボン, 10巻2・9.
  8. ^ ドゥティエンヌ邦訳、p.287。
  9. ^ ドゥティエンヌ邦訳、p.161-167。


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ファオン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/29 01:01 UTC 版)

パロスの剣」の記事における「ファオン」の解説

草原強国カウロス王国第三王子浅黒く精悍ながら残忍な顔つきの、黒いつり目の男。パロス併合目指すため、エルミニアとの結婚相手として名乗りをあげる。剣の腕前エルミニアユリアスよりもはるかに上。

※この「ファオン」の解説は、「パロスの剣」の解説の一部です。
「ファオン」を含む「パロスの剣」の記事については、「パロスの剣」の概要を参照ください。

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