ビッカース硬さとは? わかりやすく解説

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ビッカース‐かたさ【ビッカース硬さ】

読み方:びっかーすかたさ

工業材料はじめとする物質硬さ硬度)の示し方の一。押し込み硬さ一種で、頂角136度の正四角錐ダイヤモンド試料表面押し込み、できたくぼみの表面積でその荷重除した値で表す。比較硬い材料向き、名称は英国鉄鋼会社ビッカースにちなみ、1925年にR=スミスらにより考案された。ビッカース硬度DPHdiamond pyramid hardness)。単位HV微小硬さ


ビッカース硬さ

vickers hardness
対面角が136度のダイヤモンド四角すい圧子用い試験面にくぼみを付けたとき、用いた試験加重永久くぼみの対角線長さから求めた永久くぼみの表面積(mm2)で除した値(JIS Z 2244)。
参考1.硬さ記号は、HV用いる。
2.伸銅品では、主としてビッカース硬さを用いる(JIS Z 3300を除く)。

ビッカース硬さ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/20 08:25 UTC 版)

ビッカース硬さ(ビッカースかたさ、: Vickers hardness、単位:HV)は、硬さを表す尺度の一つであり、押込み硬さの一種である。ダイヤモンドでできた剛体(圧子)を被試験物に対して押込み、そのときにできるくぼみ(圧痕)の面積の大小で硬いか柔らかいかを判断する。圧子はピラミッドをひっくり返したような四角錐であるので、圧痕は理想的には正方形である。圧子を押し付ける荷重を一般的に試験力といい、試験力一定の下で硬い物質ほど圧痕は小さく、柔らかい物質ほど大きくなる。試験力は可変で、JIS規格では10gfから100kgfまで規定されているが、この範囲以外の試験力を用いることもある。1921年にイギリスの工学複合企業体であるビッカース社(Vickers Ltd)のロバートL・スミス(RobertL Smith)とジョージE・サンドランド(GeorgeE Sandland)が考案した尺度である。




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