ビタミンPとは? わかりやすく解説

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ビタミン‐ピー【ビタミンP】

読み方:びたみんぴー

permeability浸透性)から》レモン・ミカンの実や緑茶ビタミンCとともに含まれるルチンヘスペリジン混合物毛細血管透過性高くなるのを防ぐ。現在では独立したビタミンとされない


フラボノイド

(ビタミンP から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/05 14:08 UTC 版)

フラボノイド: flavonoid)とは、天然に存在する有機化合物群で、クマル酸CoAマロニルCoAが重合してできるカルコンから派生する植物二次代謝物の総称。いわゆるポリフェノールと呼ばれる、より大きな化合物グループの代表例。その中にアントシアニンカテキンフラバンを含む広い概念で、付着する糖のバリエーションを考慮すると7,000以上の構造が知られている。フラボンアントシアニンは天然色素として用いられる。また花の色素として知られるアントシアニン紅葉(赤色)の原因でもある。血管透過性抑制作用が見出されたことからビタミンとして提唱され、フラボノイドのうちクエルセチンヘスペリジンなどをあわせてビタミンPと呼ばれたことがあった。しかし、欠乏症がないため、これらはビタミンではないことが明らかにされた。日本ビタミン学会はフラボノイドをビタミン様物質として規定している。


  1. ^ 独立行政法人国立がん研究センター、多目的コホート研究、現在までの成果、フラボノイドの豊富な果物の摂取と脳卒中発症リスクとの関連
  2. ^ 独立行政法人国立がん研究センター、多目的コホート研究、現在までの成果、フラボノイドの豊富な果物の摂取と虚血性心疾患の発症リスクとの関連


「フラボノイド」の続きの解説一覧

ビタミンP

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/13 10:06 UTC 版)

ルチン」の記事における「ビタミンP」の解説

1930年代発見されビタミン様の働きがあることから単体でビタミンPと呼ばれていた。後にビタミンPを構成するクェルセチンヘスペリジンエリオシトリンなどいくつかの物質発見されルチン単体でビタミンPと呼ばれることはなくなった。日本ビタミン学会ではビタミンPをビタミン様物質として規定している。つまり、ビタミンPはビタミンではない。

※この「ビタミンP」の解説は、「ルチン」の解説の一部です。
「ビタミンP」を含む「ルチン」の記事については、「ルチン」の概要を参照ください。

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