ヒツギ

デジタル大辞泉

ひ‐つぎ【日^▽嗣】

読み方：ひつぎ

《日の神の詔命で大業を次々にしろしめす意という》天皇の位を敬っていう語。あまつひつぎ。

「天(あま)つ御子(みこ)の天つ—知らしめす」〈記・上〉

ひ‐つぎ【日次】

読み方：ひつぎ

１ 毎日。日ごと。また、日々のこと。

「吹き渡す比良の吹雪の寒くとも—の御狩せでやまめやは」〈堀河百首〉

２ 毎日奉る貢ぎ物。

「朝まだき桐生(きりふ)の岡に立つきじは千代の—の始めなりけり」〈拾遺・賀〉

３ 日がら。日ついで。

「なほ今日わたり給へ。—もあしければ」〈成尋母集・詞書〉

ひつ‐ぎ【^▽棺／^×柩】

読み方：ひつぎ

《古くは「ひつき」》死体を入れて葬る木の箱。かん。棺桶。

ひ‐つぎ【火継】

読み方：ひつぎ

出雲国内諸社の祭祀をつかさどる出雲国造(いずものくにのみやつこ)の代替わりの際、国造家伝来の火鑽臼(ひきりうす)と火鑽杵(ひきりぎね)を用いて神火を受け継ぐ儀式。火継の神事。

難読語辞典

日次

読み方：ヒツギ（ｈｉｔｓｕｇｉ）

日ごと

歴史民俗用語辞典

火継

読み方：ヒツギ（ｈｉｔｓｕｇｉ）

神聖なる火を相続すること。

近代文学作品名辞典

棺

読み方：ヒツギ（ｈｉｔｓｕｇｉ）

作者 永井竜男

初出 昭和52年

ジャンル 小説