パケット定額制
パケット定額制とは、特に携帯電話の料金体系における制度で、パケット通信にかかる通信料を固定性にする料金体系のことである。
当初は携帯電話におけるデータ通信は通話サービスと同様に従量制で課金されていた。携帯電話の世代が2.5Gから3Gへ突入してNTTドコモの「FOMA」やauの「WIN」などが登場すると、携帯電話でのインターネット接続が可能になり、インターネットメールやモバイルコンテンツサービスが充実し、データ通信の機会と通信データ量が一挙に増えた。
最初にパケット定額制の提供を始めたのはauのKDDIで、2003年11月、WIN端末向けのサービスの料金プランとして用意された。当初「EZフラット」の名称で提供が開始され、後には一定量を境に定額料金が変更される「ダブル定額」へ進化した。NTTドコモも、同社のFOMAサービスに「パケホーダイ」というパケット定額プランを、同じくボーダフォンも「パケットフリー」の名称でパケット定額制をサービスのひとつに用意している。パケット定額制の登場は、携帯電話で普通にデータ通信時代が行われる時代の到来を告げるものだと言える。
参照リンク
ダブル定額 -au by KDDI
パケ・ホーダイ(パケット定額サービス)- NTT DoCoMo
パケットフリー(パケット定額制) -Vodafone
パケット定額制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/04 15:04 UTC 版)
パケット定額制(パケットていがくせい)とは、パケット通信料金の上限額が定められた携帯電話・PHSの料金制度である。主としてフィーチャーフォン時代に適用された。
注釈
- ^ 音声端末をパソコンやPDAなどに接続して通信を行うこと。
- ^ a b 「外部利用」の場合上限は9,200円となる。
- ^ 「外部利用」の場合上限は8,500円となる。
- ^ 携帯電話にプリインストールされたフルブラウザのみが対象。iアプリでのフルブラウザの場合は、上限額4,410円となる。
- ^ フルブラウザ利用の場合は上限8,261円となる。
- ^ フルブラウザ利用の場合は上限8,065円となる。
- ^ フルブラウザ利用の場合は上限7,280円となる。
- ^ フルブラウザ利用の場合上限は7,860円となる。
- ^ フルブラウザ利用の場合上限は7,626円となる。
- ^ a b フルブラウザ利用の場合上限は7,080円となる。
- ^ PCサイトビューアーを利用の場合。
- ^ W64SH、W63H、W63CA、E30HT及び2009年春モデル以降(CA002を除く)のKCP+搭載機種を利用した場合に限られる。
- ^ a b c フルブラウザ利用の場合上限は8,261円となる。
- ^ a b c フルブラウザ利用の場合上限は7,967円となる。
- ^ a b c フルブラウザ利用の場合上限は7,280円となる。
- ^ a b c d 事業者によっては対象外。
- ^ 40,000円分までのパケット利用時の場合。40,000円分以上のパケット利用時は最大2,980円となる。
- ^ パケット単価はグローバルパスポートCDMAでは0.35円/パケット、グローバルパスポートGSMでは50パケットまで50円、50パケット以降で0.2円/パケットとなる。
- ^ フルブラウザ利用の場合上限は7,860円となる。
- ^ フルブラウザ利用の場合上限は7,626円となる。
- ^ ディズニー・モバイルを含む。
- ^ PCサイトブラウザを利用の場合。
- ^ a b c PCサイトダイレクト利用対象端末ではそれぞれの(別途の)定額制が適用される。「モバイルデータ通信定額制」も参照
- ^ a b c d e f g h フルブラウザ利用の場合上限は7,280円となる。
- ^ a b c 2011年6月30日までは上限額1,480円となる。
- ^ a b ダブルナンバーのB回線、ディズニー・モバイルを除く。
- ^ a b PCサイトブラウザまたはPCサイトダイレクトを使用した場合、52,500パケット超は0.084円(税込)/パケットの従量制となる。
- ^ a b 2010年4月27日より「パケット定額フル」から名称変更。
- ^ PCサイトダイレクトを利用の場合。
- ^ EMONSTERなど、端末によってはEMnetなしでも使えるが、メールアドレスやNAVITIMEなど、一部機能が制約される。
出典
- ^ 斎藤健二 (2004年2月27日). “ドコモ定額制「誰かが走った以上、黙ってはいられない」〜立川社長”. ITmedia. 2009年8月25日閲覧。
- ^ ソフトバンクモバイルでは、2%のユーザーが通信量の半分を使っている。 ソフトバンクの通信量の半分をユーザーの2%が占拠、通信量増大は「携帯事業会社の経営者の悩み」 GIGAZINE、2010年6月4日(2011年7月12日閲覧)。
- ^ 通信量の増大でパケット定額プランが廃止、iPhoneをはじめとした携帯電話やiPadが対象に GIGAZINE、2010年6月3日(2011年7月12日閲覧)。
- ^ 「パケット定額プラン」がアメリカ最大手の携帯電話会社でも消滅、従量課金に移行GIGAZINE、2010年7月11日(2011年7月12日閲覧)。
- ^ ギガ不足解消! iPhoneのデータ通信量を一気に節約する8つの方法 - KDDI 2018年3月7日
- ^ ギガが減る!?って―「ギガ不足」に陥る前に知っておきたい2つの理由 - バッファロー, 2017年6月14日
- ^ “報道発表資料 : 新料金プラン「ギガホ」「ギガライト」を提供開始 | お知らせ | NTTドコモ”. www.nttdocomo.co.jp. 2021年5月28日閲覧。
- 1 パケット定額制とは
- 2 パケット定額制の概要
- 3 概要
- 4 歴史
- 5 キャリア別トータルコストの比較
- 6 脚注
- パケット定額制のページへのリンク