パインアメ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:38 UTC 版)
主力商品である「パインアメ」はパイナップル味のキャンディで、中央には「 ◎ 」状に穴が開いているのが特徴。1951年(昭和26年)に発売し、当初は瓶詰めにして1粒1円だった。 戦後間もなく、生のパイナップルはもちろん缶詰でさえも高級食品であった時代において、パイン缶のおいしさを気軽に味わえるようにとの思いから誕生したという。 パインアメのトレードマークになっている穴は発売当初のパインアメにはなく、扁平な飴に輪切りのパイナップルの模様を型押しした外見であった。よって、商品名も当時は「パイナップル飴」であった。しかし、当時の社長はあくまで穴を開けることにこだわり、1953年(昭和28年)に自動キャンディ穴開け機が完成し、現在のパインアメの原型が完成した。 パインアメはコリスの「フエガム」「フエラムネ」と形状が似ていて、コリスも2014年2月に、当社とのコラボレーションによる期間限定商品として「フエラムネ パインアメ味」を販売していた。ただし、当社ではパインアメ自体について、「穴を息で吹いても笛のような音は鳴らない」との公式見解を示している。twitterの公式アカウント(後述)で新型コロナウイルスへの感染が拡大している2021年に感染症対策の一環でパインアメの吹き鳴らしの自粛を呼び掛けた際のツイートにも、「元々(音が)鳴るようには作ってない」との見解を添えていた。もっとも、一部の消費者はパインアメを「吹いて楽しむもの」 と認識していて、上記のツイートに対しても「『元々鳴るようには作っていない』という事実を初めて知った」との返信が寄せられた。 2021年には新潮社発行の雑誌『nicola』1月号の「なんでもランキングアメ部門」で2位に選出された。
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