バリアー島とは? わかりやすく解説

バリアー島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/04 00:38 UTC 版)

バリアー島英語: barrier island)とは、海岸線よりも海側に岸と並行に伸びる、でなるいくつかの細長い高まりの連なりを指し、陸を海から守るような姿からこう呼ばれる。バリアー島の海側には砂浜が発達し、多くの島で低い砂丘灌木等の植生が見られる。また、バリアー島と陸地との間にはラグーン(lagoon)と呼ばれる潟をもち、バリアー島同士の間にはラグーンと外洋とをつなぐ潮流口(tidal inlet)がある。上げ潮・下げ潮の度にラグーンと外洋の海水が潮流口を行き来するので、上げ潮の際にはラグーン側に、下げ潮の際には外洋側に三角州状の地形ができる。これは潮汐三角州(tidal delta)と呼ばれる。また、このラグーンは時間が経過すると潮流口がふさがり、塩沼となることもある。[1]


  1. ^ 参考文献「フロリダのバリアー島と沼沢性海岸巡検記」、「古東京湾のバリアー島」より
  2. ^ a b 参考文献「フロリダのバリアー島と沼沢性海岸巡検記」より
  3. ^ a b c 参考文献「オックスフォード地球科学辞典」バリヤー島、より
  4. ^ 参考文献「堆積学辞典」バリヤー島、より
  5. ^ 参考文献「古東京湾のバリアー島」より


「バリアー島」の続きの解説一覧

バリアー島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 18:02 UTC 版)

ヒルトンヘッドアイランド (サウスカロライナ州)」の記事における「バリアー島」の解説

ヒルトンヘッド島はニューヨーク市沖合にあるロングアイランド続いてアメリカ合衆国東海岸では2番目に大きいバリアー島と言われることがあるロングアイランド実際にはバリアー島ではなく氷河モレーン2つ集まったのである)。しかし、ヒルトンヘッド島自体半分がバリアー島であり、北半分更新世遡る海の島である。南半分完新世現れたバリアー島である。ブロード・クリークがこの島を二分しており、実際に内陸潮汐を受ける湿地である。 バリアー島の地形は沖に砂州のある動的な海浜体系決められており、打ち寄せる波で海浜移動する海浜背後には生え砂丘があり、内陸には湿地のある海洋性風下側の塩沼がある部分本土面している。典型的なバリアー島には岬、海浜波打ち際、および砂州がある。

※この「バリアー島」の解説は、「ヒルトンヘッドアイランド (サウスカロライナ州)」の解説の一部です。
「バリアー島」を含む「ヒルトンヘッドアイランド (サウスカロライナ州)」の記事については、「ヒルトンヘッドアイランド (サウスカロライナ州)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「バリアー島」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「バリアー島」の関連用語

バリアー島のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



バリアー島のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのバリアー島 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのヒルトンヘッドアイランド (サウスカロライナ州) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS