バックロードホーン型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/02 01:48 UTC 版)
バックロードホーン型(英: back-loaded horn speaker)は、スピーカーシステムの一形式であり、スピーカーユニット後方から発生する低音をホーンによって増幅する方式。真空管アンプの全盛時代には幅広く使われていた方式である。
- ^ 密閉型やバスレフ型は大量の吸音材により音の癖を抑える事が可能であるが、バックロードホーン型の場合はホーンの動作に悪影響があるため、吸音材の大量使用は難しい。
- ^ ちなみにサブウーファーはメインのスピーカーの低音を増量するために用いる要素と、メインのスピーカーで再生できないより低い帯域の低音を再生する要素があるが、一般的なバックロードホーン型スピーカーは50-80Hzあたりから上の低音の能率は高いため、後者の用途が主となり、使用するサブウーファーはそれに適したものが求められる
- ^ 音は1秒間に約340m進むので、ホーン長が3m以下であれば、音の遅れは約0.01秒未満となる。
- ^ FOSTEXのフルレンジスピーカーユニット「FE」シリーズは、当初開発目的はバックロードホーン向ではなかった。その目的で自作マニアに受け入れられた事から、FOSTEX自身もその後はバックロードホーンでの使用を目的としての開発・商品展開を行った。
- ^ 長谷弘工業(ハセヒロオーディオ)のウェブサイトはこちら 長谷弘工業。
- ^ 長岡鉄男最新スピーカークラフト〈3〉バックロードの傑作 音楽之友社 (1992/12/1) ISBN 978-4276240353
- 1 バックロードホーン型とは
- 2 バックロードホーン型の概要
- 3 背景
- 4 註
- 5 外部リンク
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