ハヤテ・レーシング (2009年)
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「カワサキ・モータース・レーシング」の記事における「ハヤテ・レーシング (2009年)」の解説
大きく低迷した2008年の成績を受け、2009年には車体・エンジン共に刷新されることとなった。 ライダーもドゥカティよりマルコ・メランドリを迎え、2年目のホプキンスと合わせて強力なラインアップとなるはずであった。 だが、2008年秋のリーマン・ショックに端を発する世界同時不況の影響により、2009年1月9日、「経営資源の効率的な再配分」を名目にカワサキはMotoGP参戦活動の一時休止を発表した。これにより、MotoGPカワサキレーシングチームは解散。ホプキンスとメランドリはシートを喪失することとなった。 しかし、MotoGPの興行権を持つドルナ社とカワサキの契約は2011年まで残っており、協議の結果、すでに完成していた2009年型ZX-RRをプライベートチームに供給するかたちで2009年も参戦することになった。チームスタッフの一部は再び招集されプライベーター「ハヤテ・レーシング」として再編された。依田一郎が引き続きチームを指揮し、ライダーはメランドリのみ、1台体制での参戦であった。 カワサキによるマシンの開発は2009年3月一杯で終了し、その後はエンジンのメンテナンスとサポートのみが行われた。MotoGP参戦活動を担当してきた川崎重工汎用機カンパニーの「モトGP部」も同年4月1日付けで廃止されている。開発の止まったマシンで厳しい戦いを強いられるものの雨のフランスGPでは2位表彰台を獲得するなどの活躍を見せ、シリーズランキング10位という成績を残した。
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