ハック‐アンド‐スラッシュ【hack and slash】
ハクスラ
【英】hack and slash, hack & slash
ハクスラとは、コンピュータゲームの用語で、敵との戦闘(バトル)に終始し、それがゲームの主目的であり醍醐味となっている種類のゲームのことである。敵を打倒・殲滅し、プレイヤーキャラクターを強化して、さらなる強敵の打倒に挑む、という趣向が前面に出たゲームがハクスラに該当する。
ハクスラはあくまでも作風や傾向のようなものであり、ゲームのジャンル区分というわけではない。戦闘のあるRPG、アクション、アクションRPG、MORPGなどにハクスラの要素が盛り込まれることが多いが、これらのジャンルに限定されるというわけでもない。
ハクスラは戦闘が第一の要素である。裏を返せば、戦闘以外の要素が第一の目的や醍醐味となっているゲームはハクスラとは呼ばれにくい。たとえば物語に重点が置かれている場合はハクスラとは呼ばれない(「ハクスラ要素もあり」のように表現される場合はある)。ハクスラな展開を実現するために物語が付随しているような作品はハクスラと呼ばれやすい。
ハクスラか否かを区別する明確な判断基準は特になく、人によっても判断が違ってくる場合もある。そのため、一部の典型的な作品を除いては、ハクスラといえるかどうかを一概に判断することは容易でない。
ちなみに、「ハック」(hack)という英単語は、コンピュータ関連では「プログラミングに取り組んで上手くいじる」という意味で使われることが多いが、ハクスラの場合 hack の元々の語義である「(斧などで乱暴に)叩き割る・ぶった切る」という意味が色濃い。「スラッシュ」(slash)も、コンピュータ用語としては斜線記号を指す場合が多いが、ハクスラでは「ナイフ等の鋭利な刃物を振り回す・深く切る」という元々の語義に近い。
ハックアンドスラッシュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/07 06:24 UTC 版)
ハックアンドスラッシュ(英: hack and slash)とは、全編を通して戦闘体験に主眼を置いたゲームデザインになっており、繰り返し多くの敵を殲滅する行為が目的であり醍醐味でもあるゲームやそのプレイスタイルを指す言葉。元来はテーブルトークRPG(英: tabletop role-playing game)の用語として使われてきた[1]。
- ^ a b c d “ハクスラってなんだろう? ゲームメカニクス考察「ベストインスロットをもとめて」”. IGN Japan (2019年6月30日). 2023年3月24日閲覧。
- ^ a b “5分で読める『ディアブロ』紹介 “ハクスラ系RPG”の金字塔は、なぜ面白い?”. Real Sound (2018年11月12日). 2023年2月27日閲覧。
- ^ a b “『ディアブロ』シリーズが発売25周年。“ハクスラ”を浸透させた名作で多くのゲームファンたちが初体験のオンラインマルチプレイに激ハマりだった【今日は何の日?】”. ファミ通ドットコム (2021年12月31日). 2023年2月27日閲覧。
- ^ “KONAMIの新作「BLADES of TIME」インタビュー。ロシア発の尖ったアクションを日本展開するために,藤井隆之プロデューサーが振った手腕とは”. 4gamer.net (2011年12月19日). 2019年4月22日閲覧。
- ^ “Berlin Interpretation”. RogueBasin. 2019年1月5日閲覧。
- 1 ハックアンドスラッシュとは
- 2 ハックアンドスラッシュの概要
- 3 概要
- 4 歴史
- 5 主な作品
ハックアンドスラッシュ(Hack and Slash)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 16:29 UTC 版)
「テーブルトークRPGのプレイスタイル」の記事における「ハックアンドスラッシュ(Hack and Slash)」の解説
戦闘偏重のプレイスタイルのこと。「叩き切る」を意味する"Hack"と、「斬り付ける」を意味する"Slash"を複合させた言葉。TRPGに限らずコンピュータRPGでも使われることが多い用語。
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