ノンパラメトリック手法とは? わかりやすく解説

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ノンパラメトリック手法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/28 13:32 UTC 版)

ノンパラメトリック: non-parametric)な手法とは、統計学において、少数のパラメータ母数: 母集団を規定する量)で表現されるモデル確率分布を使用する物をパラメトリックな手法と呼ぶが、そうで無い手法をノンパラメトリックな手法という。回帰分類密度推定英語版仮説検定などそれぞれの統計学の分野でノンパラメトリックな手法がある。ノンパラメトリック検定は、特定のパラメトリックな確率分布に依存しない仮説検定 (distribution-free test) である[1]


  1. ^ JIS Z 8101-1 : 1999 統計用語記号 − 第1部:確率及び一般統計用語 2.58 分布によらない検定, 日本規格協会, http://kikakurui.com/z8/Z8101-1-1999-01.html
  2. ^ 村上秀俊『ノンパラメトリック法 (統計解析スタンダード)』朝倉書店、2015年、107頁。ISBN 4254128525 
  3. ^ js-STAR 2012”. 2013年8月9日閲覧。
  4. ^ Excel NAG 統計解析アドイン”. 日本ニューメリカルアルゴリズムズグループ株式会社. 2013年8月9日閲覧。


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ノンパラメトリック手法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 00:28 UTC 版)

t検定」の記事における「ノンパラメトリック手法」の解説

t検定母集団正規分布前提とするパラメトリック検定であるが、この条件満たされず、さらに標本サイズ小さいと、t検定近似することも困難となる。そういった場合にはノンパラメトリック検定用い方法がある。ノンパラメトリック検定汎用性重視し効率性犠牲にしているというものの、場合によっては統計パワー(1 − β)がt検定比べて高い。ただし、例え正規分布の場合最善パラメトリック検定t検定であるが、ノンパラメトリック検定ウィルコクソンの符号順位検定用いても、必要なデータ数は π / 3 {\displaystyle \pi /3} = 約1.05 倍であり、5%程度多めに標本必要なだけである。 標本独立ならばマン・ホイットニーのU検定など 対になる標本ならばウィルコクソンの符号順位検定など を用いることができる。ただしt検定Z検定母集団平均値注目して仮説立てるのに対してノンパラメトリック検定ではランキング中央値分布など注目して仮説立てることに注意が必要。 t検定マン・ホイットニーのU検定およびウィルコクソンの符号順位検定比較して必要な標本数の比率1未満t検定の方が必要標本数が小さいことを意味する正規分布 - 0.9549 一様分布 - 1 両側指数分布 - 1.5 ロジスティク分布 - 1.0966 指数分布 - 3 対数正規分布 - 7.3537 ガンベル分布 - 1.2337 三角分布 - 0.8889 この比率最小となる分布 - 0.864

※この「ノンパラメトリック手法」の解説は、「t検定」の解説の一部です。
「ノンパラメトリック手法」を含む「t検定」の記事については、「t検定」の概要を参照ください。

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