のうがく‐どう〔‐ダウ〕【能楽堂】
能楽堂
能楽堂とは、能舞台と見所を持つ建物、ということになります。
能舞台には、本舞台、橋掛かり、鏡板など他の舞台にはない特徴的な要素があり、独特の建築様式があります。
屋内にあるにも関わらず屋根があるのは、かつて能舞台が野外に設置されていた名残です。
明治14年4月16日に完成した芝能楽堂が、屋内最初の能楽堂だと言われています。
また、これが最初の一般能楽堂だとも言われています。
野外に設置されていたときには、足拍子の響きを調整するために、本舞台の下に甕(かめ)を設置していたそうです。
屋内に能舞台が設置されている場合、そのホール全体で音の響きを調整することができるようになりました。
そのため、甕を設置しない能舞台が多いそうです。
- ノウガクドウのページへのリンク