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ネリカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/12 00:40 UTC 版)

ネリカ(英語:NERICA, New rice for Africa)は、アフリカの食糧事情を改善することを目的に開発されたイネ品種の総称。アジアイネ(Oryza sativa)を母親として、アフリカイネ(Oryza glaberrima)の花粉を掛け合わせた種間雑種から育成された[1][2]。アジアイネの高収量性と、アフリカイネの耐乾燥性・耐病虫性などを併せ持つ。2008年時点で、陸稲18品種が普及に移されている[3]。水稲についても普及が始まっており、陸稲以上に生産性向上に寄与することが期待されている。2006年6月段階で、60種類の水稲品種がアフリカ稲センター(WARDA)からリリースされている[4][5]。なお、"rice"と「米」の重複表記であるため「ネリカ」のみの表記でいいが、あえて重複させて「ネリカ米」と表記してもいい[6]


  1. ^ a b Jones MP et al. (2004). "Interspecific Oryza Sativa L. x O. Glaberrima Steud. progenies in upland rice". Euphytica, 94: 237-246.
  2. ^ a b WARDA (2008) - NERICA:the New Rice for Africa – a Compendium. (PDF) P.12-13 (PDFのページとしては25-26)
  3. ^ NERICA:the New Rice for Africa – a Compendium. P.161-194 (PDFでは174-207)
  4. ^ 二口浩一(2008年)「アフリカにおけるイネ研究の成果および展望」『国際農業研究情報』No.57 P.121-134(内 P.126の記述)
  5. ^ a b c d WARDA (2006) - Lowland NERICA
  6. ^ もともと英語のなかに "rice" という語が含まれるが、これは米の名称として「コシヒカリ米」「ひとめぼれ米」と呼ぶような冗長な表現である。このような表現の冗長性を示すには、日本語のなかにも「米」という語が含まれるといいので、「ネリカ米」と訳していい。
  7. ^ International Food Policy Research Institute (2006) "Regional Strategic Alternatives for Agriculture-led Growth and Poverty Reduction in West Africa."
  8. ^ WARDA (2005) "Rice Trends in Sub-Saharan Africa" 3rd. ed.(フェアユース
    * 個人あたりの米消費量の傾向はP.4 (PDF 9)
    * 生産量指数の動向はP.11 (PDF16)
    * 輸入量指数の動向はP.16 (PDF21)
    * 需要動向はP.23 (PDF28)
    * 需要と供給のギャップはP.20 (PDF25)
  9. ^ a b WARDA - The NERICA Advantage, NERICA:Rice for Life. (PDF) P.3-4
  10. ^ 『アフリカにおけるイネ研究の成果および展望』P.125
  11. ^ 『アフリカにおけるイネ研究の成果および展望』P.123
  12. ^ 陳日斗ら(1992年)「アジア稲およびアフリカ稲と祖先種における小枝梗の理想の類似性について」『日本作物学会紀事』第61巻 P.257-263
  13. ^ 『アフリカにおけるイネ研究の成果および展望』P.124
  14. ^ 『アフリカにおけるイネ研究の成果および展望』P.126
  15. ^ 好条件が揃ったときの能力。『アフリカにおけるイネ研究の成果および展望』(P.127)に記載されたある試験での平均収量は 2.8 t/ha である。同資料(P.131-132)に記載されている試験では灌漑水田で収量6-7 t/haの品種が3種類あったが、同じ品種の天水田での収量は 4-5 t/ha である。なお、日本国外の米の収量は、籾ベースの数字であり、ここの数字も籾収量である。(日本の水稲の収量は、玄米ベースで 4.5-6 t/ha程度であり、平成18年産水陸稲の収穫量は 5.07 t/ha )


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