ニワオニグモ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/21 04:04 UTC 版)
日本では北海道と本州北部、中央高地でのみ見られるが、ヨーロッパにまで分布し、あちらではこれが普通種である。European garden spider と呼ばれる。腹部は前後に長く、両肩の突起は不明瞭。腹部は黄褐色で、白い斑紋が入る。キバナオニグモもこれに似たものである。イシサワオニグモは腹部がさらに狭く、肩から後ろに長く葉状斑があって、周囲が明るい黄色で縁取られる。ヤマオニグモと共に出現する。イシサワオニグモは、晩秋地上を歩いている巨大な雌や、冬季沢の源頭で石の裏についた大きな卵嚢を見ることがあり、営巣位置は腰程度のところから頭上はるか高くまで幅広い。山間部では、主のいない巣に夜になると中央に占座する。迷彩色や迷彩斑の多いオニグモの中でも派手な色彩をしている。同様に目立つ色彩の中型種ムツボシオニグモやアオオニグモは隠れ住んでることが多い。
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