クロヨン
(トーゴーサン から転送)
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クロヨン(9・6・4、九六四)とは、税務署による課税所得の捕捉率に関する業種間格差に対する不公平感を表す語である[1]。トーゴーサン(10・5・3、十五三)、トーゴーサンピン(10・5・3・1、十五三一)、トーゴーサンピンゼロ(10・5・3・1・0)と呼称することもある。1960年代後半から使われ始めた。
注釈
- ^ 当然ながらこれらの支出が事業経費としての側面も備わっていることが大前提である。全額が事業経費と全く関係のない私的費用のつけこみであることが税務調査などによって判明した場合は家事費として経費否認され、修正申告により追徴分の所得税だけでなく加算税や延滞税などを支払わなければならなくなることに留意する。
出典
- ^ 奥野信宏『公共経済学』(3版)岩波書店、2008年、154頁。ISBN 978-4-00-026697-0。
- ^ 税金を払わぬ暴力団 税務当局が「お手上げ状態」になる理由|NEWSポストセブン - Part 2
- ^ 出典・国税庁ホームページ「報道発表資料」
- ^ 安部忠『所得税廃止論 税制改革の読み方』光文社、1994年。ISBN 4-334-01292-2。
- ^ "連合 税制改革構想(第4次)" (PDF) (Press release). 日本労働組合総連合会. 6 June 2019.
- ^ 「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」の成立に対する談話(2013年5月27日、日本労働組合総連合会事務局長南雲弘行)
- ^ 鈴木淑子 (2015年9月19日). “(be report)マイナンバーでクロヨンはなくなる?”. 朝日新聞 2015年12月14日閲覧。
- ^ “第183回国会 本会議 第12号(平成25年3月22日(金曜日))”. 衆議院. 2015年12月14日閲覧。 “○国務大臣(麻生太郎君) 所得把握の向上による税の徴収への影響についてのお尋ねがあっております。 番号制度の導入によって、法定調書の名寄せや申告書の突合がより正確かつ効率的に行える、そういうことになろうと存じます。これにより、現在に比べて、例えば、意図的な住所変更により名寄せを困難にさせる、また、結果として所得把握を難しくさせる行為など、課税上問題があると認められる事項の的確な把握が期待できるものと考えております。番号制度の導入に伴う所得把握の適正化による税収への影響につきましては、これを事前に見込むことは困難であり、影響額の試算は行っておりません。”
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