トリコミケテスとは? わかりやすく解説

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トリコミケテス(綱)

和名:トリコミケテス(綱)
学名 Trichomycetes(綱)
    
分布日本 アメリカ フランス イギリス オーストラリア アルゼンチン 南アフリカ グリーンランド
 
写真(上):世界で最初に記載されたトリコミケテスであるEnterobryus elegans全形寄主ヤスデ アメリカ
写真(下):昆虫類寄生菌
説明
トリコミケテスの仲間は,昆虫限らずダンゴムシカニヤスデなどの腸壁付着し,いわばサナダムシのような生活をしている菌類一群である。トリコミケテスとは毛髪状の菌類という意味で,約50200種が知られている。節足動物の腸は前腸,中腸,後腸に分かれるが,各腸に場所特異的に異なる種の感染認められる感染により寄主死亡することはほとんどの場合ない。むしろ,寄主殺さず片利共生的に生活している。腸内におけるこの菌類役割,または寄主与え影響について不明な点が多く解明待たれている。とくに,培養のできていない種がほとんどであり,生理的な解明遅れている。Harpella(ハルペラ)目,Asellaria(アセラリア)目,Eccrina(エクリナ)目,Amoebidium(アモエビディウム)目の4目からなるハルペラ目水生昆虫消化管付着生活するものがほとんどであり種数が一番多い。
世界で最初に記載されたトリコミケテスであるEnterobryus elegans全形(寄主はヤスデ アメリカ)

昆虫類寄生菌




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