トチギシロとは? わかりやすく解説

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とちぎしろ【トチギシロ】(工芸作物)

※登録写真はありません 登録番号 396
登録年月日 1983年 5月 30日
農林水産植物の種類 あさ
登録品種の名称及びその読み とちぎしろ
 よみ:トチギシロ
品種登録の有効期限 15 年
育成者権の消滅 1997年 5月 31日
品種登録者の名称 栃木県
品種登録者の住所 栃木県宇都宮市塙田1丁目1番20号
登録品種の育成をした者の氏名 高島大典 世取山守 伊藤巧
登録品種の植物体の特性の概要
 
登録品種の育成経過概要
 



トチギシロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/04 13:26 UTC 版)

トチギシロ(栃木白)は、栃木県鹿沼市やその周辺地域で生産されるアサ Cannabis sativa L. の一品種[注釈 1]。無毒の農業用品種であり、テトラヒドロカンナビノール(THC)の含有量は約0.2パーセントである。1934年に栃木県で開発された品種と、1970年ごろに九州地方で発見された品種の交配によって、1982年に開発された。


注釈

  1. ^ 本項における「品種」は国際藻類・菌類・植物命名規約における品種 (variety) ではなく、全て栽培品種 (cultivar) を指す。また、栽培品種(系統)名は慣習的に「○○種」と呼ばれるが、これも (species) とは異なる。
  2. ^ 大麻の精神作用をもたらすテトラヒドロカンナビノール(THC)は、植物中では前駆体のテトラヒドロカンナビノール酸(Δ9-tetrahydrocannabinolic acid, THCA)として存在しており、これを加熱することで脱炭酸を起こしてTHCに誘導され、幻覚活性が増大する[13]。カンナビジオール酸(cannabidiohic acid, CBDA)およびその脱酸素体であるカンナビジオール(CBD)は幻覚活性を有さない[14]。CBDA種は多くのCBDAを含む一方、わずかなTHCAを有するに過ぎず、大麻としての効用を発揮しない[14][15]
  3. ^ 種子の大きな品種には小粒用の播種機を使用できない[4]

出典

  1. ^ a b c 倉井 2019, p. 12.
  2. ^ 赤星 2013, pp. 49–50.
  3. ^ a b c 草野 2006, p. 21.
  4. ^ a b c d 草野 2006, p. 20.
  5. ^ 草野 2006, pp. 20–21.
  6. ^ a b 文藝春秋 1980, p. 424.
  7. ^ 井上 2023, p. 1.
  8. ^ a b 橋本 2016, p. 837.
  9. ^ a b 黒崎 2011, p. 69.
  10. ^ a b 草野 2006, p. 19.
  11. ^ 草野 2006, pp. 19–20.
  12. ^ a b 高島 1982, p. 47.
  13. ^ 田浦, 正山 & 森元 2005, p. 179.
  14. ^ a b 森元 2016, pp. 832–833.
  15. ^ 阿部 2018, p. 80.
  16. ^ 高島 1982, pp. 47–48.
  17. ^ 高島 1982, pp. 48–50.
  18. ^ a b 阿部 2018, p. 90.
  19. ^ 黒崎 2011, p. 70.
  20. ^ 赤星 2013, p. 50.
  21. ^ 井上 2023, p. 2.


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