トコジラミとは?

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トコジラミ


トコジラミ(成虫)

節足動物門 昆虫綱 カメムシ目 トコジラミ科 Cimicidae
トコジラミ(別名:ナンキンムシ) Cimex lectularius Linnaeus

トコジラミ(成虫

この害虫属する群
屋内吸血・刺咬する(3) トコジラミ
形態
 成虫体長5~8mm扁平楕円形赤褐色吸血すると腹部膨大し、体長が1.5倍以上に伸びる。前胸背両側の扁平部が幅広く前方に丸く張り出している。羽は退化している。卵は、長さ約1mmで黄色楕円形
分布
 全世界分布するが、日本には江戸末期オランダ船から初め発見され、明治10年西南の役九州、同13年大阪、同15年名古屋東京被害が生じている。
全国的分布した後、一時は殆ど見られることがなくなったが、最近になって、再び全国各地被害が増えつつある。
被害
 1回当たりの吸血量が多くそのため発熱したり、さらには不眠症リンパ腺腫れ引き起こす場合もある。 伝染病媒介は知られていない吸血痕が2個並んで残る場合が多い。また、カメムシのような悪臭発する
生態
 寄生選択性はあまりなく、人間ペットなどからも無差別吸血する。夜行性で、昼は壁やの数mm隙間に潜んでいて、夜になると徘徊して、人の血を吸う。寝ている間に首や手足など肌の露出部分被害を受けることが多いが、時には布団中に侵入して吸血する。吸血習性として、口吻刺し替えを行うため、吸血痕が2個並んで残る場合が多い。
 不完全変態で、孵化直後幼虫から成虫まで吸血する。幼虫は5回脱皮し、1~3カ月羽化する。成虫寿命10カ月1年年間3回以上の発生繰り返す。雌成虫は、毎日2~5粒ずつ、生涯には約200個の卵を産む飢餓低温対す耐性大きい(安富梅谷1995)。

トコジラミ

屋内吸血・刺咬する(3) トコジラミ
この群のグループ
特徴
 トコジラミ類はカメムシ目トコジラミ科Cimicidaeに属す昆虫総称で、別名ナンキンムシ(南京虫)とも呼ばれています。この呼び名のように中国では古来から代表的吸血害虫として知られ、「臭虫」と漢字で書かれています。トコジラミ類はカメムシ類と同様に刺激与えるとカメムシ特有の悪臭放ちます。
 トコジラミ類の代表種であるトコジラミは、体長が5~8mm体色赤褐色で、体型扁平かつ円形です。しかし吸血すると腹部膨大して、体長が1.5倍以上に伸び長い楕円形になります。この日本分布したのは、江戸末期オランダから買い入れた船に付いていたもの上陸したという説があり、実際に問題になり始めたのは、明治10年西南の役の時からと言われています(安富梅谷1995)。一時国内での被害はほとんど見られなくなりましたが、近年再び被害が増えつつあります国内での吸血被害はほとんど本種によるものです。
 近縁種のネッタイトコジラミも、かつて国内発生発生しましたが、近年暫く発生していません。
 このほかコウモリトコジラミによる被害あります。この種は、普通はコウモリの住みかに生息していますが、人も吸血しますから、天井裏コウモリの巣がある場合には注意が必要です。ネッタイトコジラミ、コウモリトコジラミは、トコジラミとは胸部前縁の形が異なります。
 トコジラミは、成虫幼虫ともに壁の隙間裂け目木製家具類の隙間や隅に潜み、夜間徘徊して吸血します。木製ベッドの裏の隙間に潜み、就寝中に襲ったり、時には天井から落下してくることもあります習性として、吸血の際に口吻刺し替えを行うため、吸血痕が2個並んで残る場合が多いという特徴あります
 
防除
 殺虫ようとする前に室内をよく清掃をしておくと作業効率良く行えます。トコジラミはあまり長距離歩行しませんので、吸血被害のあった場所や見た地点念頭に入れて、昼に潜伏している場所を捜します。
 被害場所の付近にある1mm程度のわずかな隙間も見逃さずに、ピンノズル付きエアゾール使用して、薬剤注入するという作業徹底的に行います。天井隙間フローリング床と壁の隙間等が潜伏場所になります。また、ベッド家具木材継ぎ目などにも良く潜んでいます。また冬場天井付近の高いところの隙間潜むことが多くなります。がよく潜む場所は、糞で黒い点がたくさん付いていますから、そのような場所を見つけたら、特に重点的エアゾール吹き付けます。
 燻煙剤全量噴射エアゾールによる薬剤空間噴霧だけでは、隙間内に薬剤が行き届かず、必ずしも満足な効果が得られません。
 もしコウモリなどが天井裏に住み着いている場合には、追い出して、住み着かせないようにします。


床蝨

読み方:トコジラミ(tokojirami)

トコジラミ科の昆虫

学名 Cimex lectularius


床虱

読み方:トコジラミ(tokojirami)

南京虫別称

季節

分類 動物


床蝨

読み方:トコジラミ(tokojirami)

南京虫の和名

季節

分類 動物


トコジラミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/01/27 15:06 UTC 版)

トコジラミ床虱学名Cimex lectularius 英語Bed bug)とは、吸血性の寄生昆虫である。


  1. ^ a b c d Michael Lehane著、The biology of Blood-Sucking in Insects ISBN 0521543959
  2. ^ a b Mike Service著、Medical Entomolgy for Students(fourth edition) ISBN 0521709288
  3. ^ Wolbachia as a bacteriocyte-associated nutritional mutualist - 論文のabstract
  4. ^ トコジラミに必須栄養素を供給する細胞内共生細菌ボルバキアの発見 - 産総研プレスリリース
  5. ^ Pascal Delaunay, Véronique Blanc, Pascal Del Giudice, Anna Levy-Bencheton, Olivier Chosidow, Pierre Marty, and Philippe Brouqui, Bedbugs and Infectious Diseases, Clinical Infectious Diseases 2011 52: 200-210.
  6. ^ 尚学図書編、『日本方言大辞典』、1989年、小学館、ISBN 4-09-508201-1
  7. ^ 東京大学附属図書館所蔵資料 1897年10月28日発行
  8. ^ 2004年6月29日 読売新聞
  9. ^ トコジラミ:日本潜入 刺されると強いかゆみ 宿泊施設で発生相次ぐ - 2011年9月7日 毎日新聞 東京朝刊
  10. ^ Bedbugs bounce back: Outbreaks in all 50 states - SFGate.com(サンフランシスコ・クロニクル)2007年4月8日発の記事
  11. ^ Insecticide Resistance in the Bed Bug: A Factor in the Pest’s Sudden Resurgence? Alvaro Romero, Michael F. Potter, Daniel A. Potter, Kenneth F. Haynes Journal of Medical Entomology 2007 44(2), 175-178


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