テンペスト (池上永一)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/03 07:23 UTC 版)
『テンペスト』 (The Tempest) は、池上永一による日本の小説。
- ^ 科試(こうし):本場・清の科挙よりも難関とされる琉球王国の官吏登用試験。
- ^ 評定所筆者(ひょうじょうしょひっしゃ):琉球王朝の頭脳集団。「主取(ぬしどり)」は主任の意。琉球王国#王府行政機構参照。
- ^ 花当(はなあたい):稚児衆。官位は低いが、美貌を駆使して立身出世を果たす女形。
- ^ a b 聞得大君(きこえおおきみ):琉球王国の最高神官。王のオナリ神(守護神)である王の姉か妹が就任する。かつては按司や王妃よりも発言力があり、託宣で次の王を任命することができた。
- ^ a b 親雲上(ペーチン)・親方(ウェーカタ):地位の呼び名。琉球の位階#位階制度表・琉球の位階#上級士族参照。
- ^ 銭蔵奉行(ぜにくらぶぎょう):泡盛の精製・管理を行う部署。
- ^ 加那志(がなし):王族に付ける敬称。「首里天加那志」「按司加那志」など。
- ^ ユタ:市井の祈祷師。当時はユタ狩りが行われるなど、その存在は認められていなかった。
- ^ ジュリ:遊郭の遊女のこと。
- ^ a b c うなじゃら・あごむしられ・うみないびはそれぞれ王妃・側室・王女を表す。
- ^ 佐敷按司加那志(さしきあじがなし):王妃の別称。佐敷間切を領したのでこう呼ばれた。同じように知念間切を領した聞得大君は別名・知念按司加那志と呼ばれることもあった。
- ^ 御内原(ウーチバラ):王城の後宮で男子禁制である。逼迫した財政状況を解せず、贅を尽くす。王妃・国母・王女・側室・聞得大君・女官大勢頭部らが互いを牽制し合う女の戦場。側室の仕事が機織りなので、それ自体が李氏朝鮮の「針房(チンバン)」「繍房(スバン)」の役割を果たす
- ^ 御仮屋(うかりや):薩摩藩の侍たちの駐留所。
- ^ 角川書店「テンペスト」特設サイト(外部リンク参照)
- ^ 『野性時代』(角川書店)2008年9月号 特集「池上永一が来た!!」
- ^ a b 『ダ・ヴィンチ』(メディアファクトリー)2008年10月号
- ^ 『週刊ザテレビジョン2012 No.33』、角川マガジンズ、2012年8月、31頁、2012年8月20日閲覧。
- ^ 孫寧温の母で孫嗣志の夫人を指す。
- ^ 真南風のことを指す。
- ^ 孫寧温の出生に立会い、当代の聞得大君(真牛)を偽者であると街で騒ぐユタ。
- ^ 第一尚氏王朝の聞得大君を指す。
- ^ 元貞のことを指す。
- ^ 原作では尚灝王妃となっているため、順徳のことを指す。
- ^ 「キネマ旬報」2013年2月下旬決算特別号 207頁
- 1 テンペスト (池上永一)とは
- 2 テンペスト (池上永一)の概要
- 3 書籍情報
- 4 関連項目
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