テフラとは? わかりやすく解説

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テフラ【tephra】

読み方:てふら

地学で、火山砕屑物(さいせつぶつ)。


テフラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/10 05:05 UTC 版)

テフラ古代ギリシア語: τέφρα: tephra、ギリシャ語で「」の意)とは、アイスランドの地質学者シグルズール・ソラリンソンによって定義された語で、火山灰軽石スコリア火砕流堆積物・火砕サージ堆積物などの総称。火山灰などの火山噴出物中のケイ素酸化物 SiO2の組成[1][2]や含有する微量元素を分析することで、起源となった火山の特定が行われる[1]。また、層厚と堆積面積によって噴火規模を推定する事が可能になる[3]


  1. ^ a b 古澤明、「火山ガラスの屈折率測定および形態分類とその統計的な解析に基づくテフラの識別」『地質学雑誌』 1995年 101巻 2号 p.123 - 133、doi:10.5575/geosoc.101.123
  2. ^ 吉川清志、「ICP発光分析を用いたテフラの同定法とその応用」『地学雑誌』 1990年 99巻 7号 p.743 - 758、doi:10.5026/jgeography.99.7_743
  3. ^ a b c d 早川由紀夫、「テフラとレスからみた火山の噴火と噴火史」『第四紀研究』 1991年 30巻 5号 p.391 - 398、doi:10.4116/jaqua.30.391
  4. ^ 藤則雄『日本先史文化入門』雄山閣出版、1979年、71頁
  5. ^ テフロクロノロジー」、平凡社『百科事典マイペディア』『世界大百科事典 第2版』および小学館『デジタル大辞泉』(コトバンク収録)、2020年11月30日閲覧。
  6. ^ a b 安井真也、「浅間前掛火山12世紀以前の噴火履歴復元の手がかり」『火山』 62巻 3号 2017年 p.117 - 134、日本火山学会、doi:10.18940/kazan.62.3_117
  7. ^ a b 町田洋、新井房夫、広域テフラと考古学 第四紀研究 1983年 22巻 3号 p.133-148、doi:10.4116/jaqua.22.133
  8. ^ 地質標本館 特別展「祝チバニアン誕生!―国際境界模式層と地磁気の逆転とは?―」ブックレット、p.3、産業技術総合研究所 地質調査総合センター、2020年7月17日改訂版。


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