テトリス効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/30 15:40 UTC 版)
テトリス効果(テトリスこうか、英: Tetris effect、俗に「テトリス病」や「テトリス症候群」とも)とは、思考、イメージ、夢が支配されるほどに、何かに充分な時間と精力を割り当てる能力のことである。この効果はコンピュータゲーム「テトリス」にちなんで命名された。テトリスでは、プレーヤーは4つのブロックで構成されるテトロミノ (tetromino) を回転・移動させる。プレーヤーがうまく形を整え、水平方向に隙間無くブロックをそろえることができれば、そのブロックの段は除去される。ゲームの目的は、画面がブロックで埋め尽くされるまでに、できるだけ多くの段を取り除くことである。
- ^ a b c Earling, A. (1996, March 21-28). “The Tetris Effect: Do computer games fry your brain?”. Philadelphia City Paper. 2008年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年10月26日閲覧。
- ^ a b Stickgold, R.; Malia, A.; Maguire, D.; Roddenberry, D.; O'Connor, M. (2000). “Replaying the game: Hypnagogic images in normals and amnesics”. Science 290 (5490): 350-353. doi:10.1126/science.290.5490.350.
- ^ Terdiman, D. (2005年1月11日). “Real World Doesn't Use a Joystick”. Wired. 2007年9月26日閲覧。
- ^ “『テトリス』にはトラウマを軽減する効果がある。イギリスでの調査結果”. Game*Spark (2009年1月8日). 2009年1月12日閲覧。
- ^ Kidd, G. (1996年). “Possible future risk of virtual reality”. The RISKS Digest: Forum on Risks to the Public in Computers and Related Systems. 2007年10月26日閲覧。
- 1 テトリス効果とは
- 2 テトリス効果の概要
- 3 関連項目
テトリス効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 06:52 UTC 版)
寝る前にある反復的な活動、特に初めての活動に長い時間を費やした人は、傾眠時(ウトウトした時)にその幻視を見ることがある。これをテトリス効果という。これは、健忘症で元の活動の記憶を失った状態でも起こることが観察されている。その活動がビデオゲームの『テトリス』のように、物を動かすことを伴うものの場合、知覚する幻視も移動を伴うものであることが多い。テトリス効果は視覚に限定されず、他の知覚にも起こりうる。例えば、精神医学者のロバート・スティックゴールド(英語版)は、登山の後の入眠時に岩を触る感覚を知覚したことを報告している。
※この「テトリス効果」の解説は、「ヒプナゴジア」の解説の一部です。
「テトリス効果」を含む「ヒプナゴジア」の記事については、「ヒプナゴジア」の概要を参照ください。
- テトリス効果のページへのリンク