テオファノとは? わかりやすく解説

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テオファノ

名前 Theophano

テオファノ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 06:05 UTC 版)

テオファノ(Theophano / ギリシア語: Θεοφανώ, 941年[1] - 978年以降)は、東ローマ皇帝ロマノス2世皇后。皇帝バシレイオス2世コンスタンティノス8世およびキエフ大公妃アンナの母親。ロマノスの死後にはニケフォロス2世フォカスの皇后となり、同時にヨハネス1世ツィミスケスの愛人となった。絶世の美女として伝えられ[1]、東ローマ帝国史上最大の悪女[1]ともいわれている。


  1. ^ a b c 井上(2009) P156
  2. ^ 井上(2009) P156-157
  3. ^ a b 井上(2009) P157-158
  4. ^ 井上(2009) P159
  5. ^ 井上(2009) P160
  6. ^ 井上(2009) P161
  7. ^ 井上(2009) P161
  8. ^ スコライ軍団の長官は事実上全東ローマ陸軍の司令長官の役割を担っていた。詳細はタグマの記事を参照のこと。
  9. ^ 井上(2009) P169
  10. ^ 井上(2009) P175-176
  11. ^ 皇帝が総主教に屈したこの事件を「ビザンツのカノッサ」と呼ぶ学者もいるが、この場合ヨハネスは用済みになったテオファノを体よく追い払うことに成功しているし、ポリュエウクトスは先帝ニケフォロスが出した教会・修道院の土地所有を制限する勅令を撤回するという条件を呑ませた上で、真犯人がヨハネスであるのを知っていたにも関わらず戴冠を行っているという、ご都合主義的な妥協の産物である。(井上(2009) P177-178)
  12. ^ 東ローマの歴史家たちは「絶世の美女だが悪女」「放縦な成り上がり者」テオファノに対し、コンスタンティノス7世の皇女であるテオドラを「美貌や肉体的魅力では大したことがなかったが、淑やかさやその他の徳という点ではあらゆる女性に優っていた」と対照的な存在に描いている。テオファノは悪の象徴として扱われ、民衆の間ではテオファノがヨハネスに捨てられたことを蔑む戯れ歌が流行したという。(井上(2009) P178)
  13. ^ 井上(2009) P178
  14. ^ 井上(2009) P179
  15. ^ 井上(2009) P180
  16. ^ 井上(2009) P180


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