ティンツフィールドとは? わかりやすく解説

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ティンツフィールド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/14 15:22 UTC 版)

ティンツフィールド[1]: Tyntesfield [ˈtɪnt͡sfiːld][2])は、ヴィクトリア朝に建てられたゴシック・リヴァイヴァル建築の邸宅およびその地所を指す。


注釈

  1. ^ "The Rev." は牧師など聖職者に付ける敬称。
  2. ^ ネイルシーはサマセット北部にある町。ティンツフィールドと同じノース・サマセットに位置する。
  3. ^ ブランチはクローリー=ブーヴィー準男爵家英語版の出身である。
  4. ^ ハイド・パーク・ガーデンズはハイド・パークの北側にあり、東西に走る通り。ハイド・パークはロンドン中心部であるウェストミンスターケンジントン両地区にまたがる広大な公園である。
  5. ^ バス・ストーンは、サマセット州バース付近で産出される建築用の石灰岩[26]
  6. ^ 英: Backwell Hill
  7. ^ ドレイコットもサマセット州にある村。チェダーチーズの発祥地チェダーにも程近い。
  8. ^ 2013年は英国ポンドに対して緩やかに円安が進んだ時期であり、単純に1月の始値と12月の終値の平均値を取ると、1ポンドあたりおよそ157.6円となる[35]。簡略化のために1ポンド160円相当として計算すると、建設費には9億3440万円相当がかけられたことになる。
  9. ^ ポーティスヘッドはラクソールのすぐ北にある村。サマセットの北側で隣接するブリストルにも程近い位置にある。
  10. ^ 祈願節はキリスト昇天祭(英: Ascension Day)前の3日間を指す[39]。キリスト昇天祭はイースターから40日後の木曜日で、"Holy Thursday" とも呼ばれる[40]
  11. ^ エポニムを与えられたジョン・キーブル英語版は、国教会の牧師も務めていた一方、ギブズ夫妻が支援していたオックスフォード運動の先導者でもあった[42]
  12. ^ イン (Inn) は主に英国で使われる単語で、宿屋を指すもの。
  13. ^ カレッジ・ブルワリーは1787年にロンドンで創業したビール醸造所。
  14. ^ a b c d "Drawing room." 応接室や居間などの意味に使われることもある。
  15. ^ 第2代ラクソール男爵になったリチャードは、「ジョージ・リチャード」との名前だが、「リチャード」の名前でよく知られている。なおリチャードは1928年、ユースタスは1929年生まれ。
  16. ^ サマセットの北側に隣接するのがブリストルである。またティンツフィールドは、サマセットの中でも北側のエリアであるノース・サマセットに位置している。
  17. ^ 先述の通り、初代ラクソール男爵だったジョージには、前妻ヴィクトリアとの間に娘のアルビニア、後妻アーシュラとの間にリチャード(2代ラクソール男爵)、ユースタス(3代ラクソール男爵)と3人の子供がいた。
  18. ^ 競売の行われた2002年の1500万ポンドは、2013年時点の$21,290,188と同等である[34]。2013年はアメリカドルに対して緩やかに円安が進んだ時期であり、単純に1月の始値と12月の終値の平均値を取ると、1ドルあたりおよそ94.51円となる[60]。これを元に計算すると、地所の見積もり値は2013年の日本円に換算して20億1200万円ほどになる。また当時の100万ポンドは2013年時点の$1,419,346と同等で、これを元に計算すると、2013年の日本円ではおよそ1億3400万円相当、キャンペーンで集めようとした3500万ポンドはおよそ46億9400万円相当となる。
  19. ^ 英: The architectural paint analyst Lisa Oestreicher
  20. ^ 英: Linney Cooper
  21. ^ 英: Bush and Berry
  22. ^ 英国の指定文化財 (Listed buildingには、3段階がある。1番上はグレードI、次がこのグレードII*、その下がグレードIIである。グレードII* の要件は "particularly important buildings of more than special interest"(特別な文化財以上の重要性を持つ建物)、グレードII の要件は "Grade II buildings are of special interest, warranting every effort to preserve them"(特別な文化財で、保全に努力する必要があるもの)とされている[80]
  23. ^ "frames." 加温せずに苗を寒さから保護する枠組み[82]
  24. ^ 本来寒冷地では育たないオレンジを温室を用いて育てるのは、英国の富豪や貴族にとって富の象徴だった[83]
  25. ^ 隅棟すみむねとは、屋根の済で斜め方向に降りている棟[87]
  26. ^ 日本語では「軒蛇腹のきじゃばら」と呼ばれる[88]。古代ギリシャ・ローマの建築に見られるもので、フリーズ(蛇腹)から張り出しエンタブラチュアの一部を成す。ドーリア式イオニア式コリント式の建築などで見られるもの。
  27. ^ 『忌まわしき花嫁』は、英国では特別編としてテレビ放映されたが、日本では映画扱いとして劇場公開されている。
  28. ^ モーターウェイはイギリスの高速道路である。B3128号線を含むB道路はイギリスの道路の分類法で、A道路に比べて重要度の低いものが分類される (B roads in Zone 3 of the Great Britain numbering scheme
  29. ^ ブルーバッジとは英国の公認ツアーガイド資格[106]

出典

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ティンツフィールド

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ウィリアム・ギブズ (実業家)」の記事における「ティンツフィールド」の解説

詳細は「ティンツフィールド」を参照 兄と共同事業始めてから亡くなるまで、ウィリアム主なすみかは主にロンドンにあった結婚機に、彼は兄と同居していたカムデン区ブルームスベリーのベッドフォード・スクエア(英語版)から、ハイド・パーク程近いハイド・パーク・ストリート13番地(英: 13 Hyde Park Street)に移り住んでいる。家族1849年リージェンツ・パーク程近いグロスター・プレイス(英: Gloucester Place)、さらに1851年にはハイド・パーク・ガーデンズ(英語版16番地へ移り家族後者自宅ウィリアムの妻・ブランチの死まで保有し続けた一方でウィリアムは、日常的にブリストル港へ仕事に向かう生活を続けており、自身居住用にこの地区での住居探していた。1843年ウィリアムサマセット州ラクソールにある「ティンツ・プレイス」(英: The Tyntes Place estate)の地所買い上げたが、ここはブリストル中心部からわずか8マイル (13 km)という好立地であった1854年にはジョン・グレゴリー・クレイス(英語版)へハイド・パーク・ガーデンズの自宅改装依頼し同時にティンツ・プレイスの改装行ってティンツフィールドと名を改めた。どちらの邸宅でも、クレイスは主要な部屋木板金象嵌ニス仕上げされた木工鋳造物、ゴシック風の暖炉導入した。 ティンツフィールドには元々古いファームハウスがあったが、これは取り壊され邸宅自体ギブズ地所購入する30年前再建されている。再建後ウィリアム購入する直前に、近隣のネイルシー(英語版)に住むロバート・ニュートン(英: Robert Newton)によって改築作業行われている。1863年から1865年にかけ、建築家ジョン・ノートン英語版)や建築業者のウィリアム・キュービット&カンパニー英語版の手で、ティンツフィールドの大改築が行われた。これにより邸宅アングロ・カトリック派によるゴシック・リヴァイヴァル建築カントリー・ハウスとして手本となるようなものへ生まれ変わったノートンデザインは元々の家を包み込むように作られ2つ新しウィング(翼棟)、新しい階や塔が加えられている。ノートン複数歴史的時代経て邸宅作られたことを見せデザイン行い建築様式連続性を再獲得した様子強調した結果として屋敷の壁はいくつかが無地のまま残され一方で、他の壁にはゴシック様式自然主義的要素ミックスした彫刻成された。正面南側外壁にはバース石(英語版)による日覆い1組付けられたが、裏手西側には2組付けられている。ノートンデザインの中へ屋根を劇的に改装して協調させる試み取り入れたが、結果として屋根非対称な段々が付いたになっている改装されたティンツフィールドは、ブランチのいとこで小説家シャーロット・ヤングによって「心の中教会のよう」(英: "like a church in spirit.")と評された。 内装もクレイスによって手掛けられ、ある場所では元あったものを拡張したり、それに合わせて調度品作られ、また別の場所では新たなデザイン沿った調度品作られた。これらは全てギブズ家の膨大な美術作品コレクション加えられた。 メインとなる邸宅工事終わったところで、ウィリアムアントニー・ギブズ&サンズでの分け前売却することで資金確保し2つ隣接する地所買い取っている。これにより農場用地確保され酪農林業始められた。最盛期にティンツフィールドの地所は6,000エーカー (2,400 ha)余り広さとなり、北側ポーティスヘッド英語版)から邸宅のある南側の谷まで広がる1,000エーカー (400 ha)の森林有し邸宅・地合わせて250人以上の労働者を雇うまでになったウィリアム地所最後に加えたのは教会堂で、デザインはアーサー・ブロムフィールド(英語版)に委託され邸宅北側1872年から1877年にかけて建設された。巨大な地下聖堂設置され当初ウィリアムはここへ埋葬される予定だった。しかし地元の全聖人教会英語版)の司祭や、教会支援者だったゴージズ家(英語版)の強硬な反対に遭いバースおよびウェルズ地区主教 (Bishop of Bath and Wells) は、ティンツフィールドの教会堂聖別認めないとの判断下した。これは地元教会が、ウィリアム建てた教会地元信者奪われるではないか危惧したためである。この判断にもかかわらず教会堂はティンツフィールドの暮らし中心となり、1日2回家族来客による祈り捧げられていた。また夕べ祈り終わった後には、椅子座った家長ウィリアムが、家族来客全員代わる代わるおやすみ挨拶をさせていた。改築作業完了祝いヤング教会堂をティンツフィールドの改築計画なくてはならないもので、「家の財産[である地所全体]にリトル・ギディング(英語版)そっくりの雰囲気」を与える(英: providing "a character to the household almost resembling that of Little Gidding")と評した。このリトル・ギディングは、ケンブリッジシャー・ハンティンドンシャー(英語版)に位置しており、チャールズ1世即位時に19世紀アングロ・カトリック大いなる理想考えていた、ニコラス・フェラー(英語版)のふるさとである。

※この「ティンツフィールド」の解説は、「ウィリアム・ギブズ (実業家)」の解説の一部です。
「ティンツフィールド」を含む「ウィリアム・ギブズ (実業家)」の記事については、「ウィリアム・ギブズ (実業家)」の概要を参照ください。

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