チャコウラナメクジとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 生物 > 害虫の種類 > チャコウラナメクジの意味・解説 

チャコウラナメクジ

ナメクジ類 Limacidae、Phylomycidae

チャコウラナメクジ

主な種類
チャコウラナメクジ Limax marginatus Muller
ナメクジ Meghimatium bilineata (Benson)
形態
 チャコウラナメクジは体長約70mmで、茶褐色をしており、背中に殻が退化した後が見られる。本種は戦後米国より侵入し土着したと考える。ナメクジ体長60mmで、体の背面灰褐色黒褐色の小斑文色帯みられるまた、両種とも口はおろし金のような形状で、植物の表面這いながら削り取るように食べる。
生態
 ナメクジ類は生活に多量を必要とするため、草地石の下落ち葉の下など常に湿った環境生息し植物質腐葉土を餌としている。雌雄同体のため、単体でも繁殖が可能である。
 チャコウラナメクジは春頃に50個ほどの卵を産み付ける。2~3ヶ月幼体期間を経て秋に成体となる。寿命1年程と見られている(藤田1959奥谷1988)。
 ナメクジ類は気温の変化に関しては、低温にはかなり良く耐え、卵の状態では-15にまで耐えるが、反対に高温には弱く30超える多く死滅する(大串1977)。

チャコウラナメクジ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/07 14:26 UTC 版)

チャコウラナメクジ(茶甲羅蛞蝓)、学名 Ambigolimax valentianusLehmannia valentiana は異名)はコウラナメクジ科に分類される陸生の巻貝の一種。殻は退化して1枚の甲羅状となって体内にある。


  1. ^ 日本陸産貝類総目録.
  2. ^ 東 正雄、『原色日本陸産貝類図鑑』、1995年、保育社、ISBN 9784586300617
  3. ^ 狩野泰則・福田 宏・吉崎 宏・斎藤みよ子・保阪健市・杉村智幸・伊藤靖子・藤原廣治・中村康博・増野和幸・伊藤賢司・登根邦彦・福田敏一・三時輝久・山下博由・堀 成夫・堀 琴枝・堀 淹祐、「外来種チャコウラナメクジ(腹足綱:有肺目:コウラナメクジ科)の山口県における分布と成熟度の季節変化」、『The Yuriyagai』8(1)、2001年、1-13頁。
  4. ^ a b 外来種ハンドブック(2002).
  5. ^ 武田晋一・西 浩孝、『カタツムリハンドブック』、文一総合出版、2015年、128頁、ISBN 9784829981306
  6. ^ 宇高寛子・田中 寛、『ナメクジ おもしろ生態とかしこい防ぎ方』、農文協、2010年、120頁。
  7. ^ 金安健一・吉田一郎・村山 均、「新潟県に棲息する2種類のチャコウラナメクジ」、『しぶきつぼ』42号、2021年、13-20頁。
  8. ^ 横浜市の陸産貝類.
  9. ^ a b チャコウラナメクジ / 国立環境研究所 侵入生物DB」国立研究開発法人国立環境研究所
  10. ^ 我が国に定着している外来生物(無脊椎動物)のリスト(暫定版)」環境省
  11. ^ 柴尾 2002, p. 49-50.
  12. ^ 佐野 2008, p. 305.


「チャコウラナメクジ」の続きの解説一覧


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「チャコウラナメクジ」の関連用語

チャコウラナメクジのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



チャコウラナメクジのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
イカリ消毒イカリ消毒
Copyright 2024 IKARI CORPORATION All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのチャコウラナメクジ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS