チャコウラナメクジ
チャコウラナメクジは体長約70mmで、茶褐色をしており、背中に殻が退化した後が見られる。本種は戦後、米国より侵入し、土着したと考える。ナメクジは体長約60mmで、体の背面が灰褐色で黒褐色の小斑文と色帯がみられる。また、両種とも口はおろし金のような形状で、植物の表面を這いながら削り取るように食べる。
チャコウラナメクジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/07 14:26 UTC 版)
チャコウラナメクジ(茶甲羅蛞蝓)、学名 Ambigolimax valentianus ( Lehmannia valentiana は異名)はコウラナメクジ科に分類される陸生の巻貝の一種。殻は退化して1枚の甲羅状となって体内にある。
- ^ 日本陸産貝類総目録.
- ^ 東 正雄、『原色日本陸産貝類図鑑』、1995年、保育社、ISBN 9784586300617
- ^ 狩野泰則・福田 宏・吉崎 宏・斎藤みよ子・保阪健市・杉村智幸・伊藤靖子・藤原廣治・中村康博・増野和幸・伊藤賢司・登根邦彦・福田敏一・三時輝久・山下博由・堀 成夫・堀 琴枝・堀 淹祐、「外来種チャコウラナメクジ(腹足綱:有肺目:コウラナメクジ科)の山口県における分布と成熟度の季節変化」、『The Yuriyagai』8(1)、2001年、1-13頁。
- ^ a b 外来種ハンドブック(2002).
- ^ 武田晋一・西 浩孝、『カタツムリハンドブック』、文一総合出版、2015年、128頁、ISBN 9784829981306。
- ^ 宇高寛子・田中 寛、『ナメクジ おもしろ生態とかしこい防ぎ方』、農文協、2010年、120頁。
- ^ 金安健一・吉田一郎・村山 均、「新潟県に棲息する2種類のチャコウラナメクジ」、『しぶきつぼ』42号、2021年、13-20頁。
- ^ 横浜市の陸産貝類.
- ^ a b 「チャコウラナメクジ / 国立環境研究所 侵入生物DB」国立研究開発法人国立環境研究所
- ^ 「我が国に定着している外来生物(無脊椎動物)のリスト(暫定版)」環境省
- ^ 柴尾 2002, p. 49-50.
- ^ 佐野 2008, p. 305.
- 1 チャコウラナメクジとは
- 2 チャコウラナメクジの概要
- 3 外来種問題
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