ダーク・キングダムとは?

ダーク・キングダム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/15 01:39 UTC 版)

ダーク・キングダムとは、漫画『美少女戦士セーラームーン』およびその関連作品に登場する組織である。主人公であるセーラームーンと原作第一期・テレビアニメ(無印)新作アニメ『Crystal』実写ドラマでの敵対する組織として描かれ、主な構成員の下に大量の妖魔が所属するという構成になっている。

担当声優が1人しか表記されず、(Crystal)などといった記載がない場合は、テレビアニメ(無印)の担当声優とする。

主な構成員

クイン・メタリア[注 1]
声 - 上村典子(テレビアニメ)、松岡洋子(Crystal)
ベリルに取り憑いた暗黒の生命体。黒点から生まれ流星群と共に地球に降ってきた、悪魔と呼ばれる闇の存在。黒い靄のような姿で額に黒い菱形の模様があり、この模様が心臓部・弱点となっている。月と地球の戦争の際にクイーン・セレニティが解放した「幻の銀水晶」の力で封印され、北極圏に眠っていたが、クイーンの封印が不完全だったために、転生したベリルがそこを訪れた際に復活。再びベリルに憑依し、ダーク・キングダムを復活させる。最後はセーラームーンによって弱点である額の模様に「幻の銀水晶」の力を打ち込まれ、完全に封印された(暗黒の塵になったとも描写された)。
テレビアニメでは、クイン・ベリルに「自分以外の命を消し去ってこの世を暗黒に」と力を与える形で、彼女に取り込まれた。
実写ドラマでは「「幻の銀水晶」によって増幅されたプリンセスのの心」という設定になっており、かつて月と地球の戦争の際エンディミオンの死を目の当たりにしたプリンセス・セレニティの絶望から生まれ、星を滅ぼした。
命名の由来は金属を意味するメタル
クイン・ベリル
声 - 潘恵子(テレビアニメ)、渡辺美佐(Crystal)/実写ドラマ 演 - 杉本彩/ミュージカル 演 - 仁科有理、宮澤明子、初風緑
ダーク・キングダムを統べる闇の女王。ウェーブのかかった長く真っ赤な髪が特徴。瞳の色は赤(テレビアニメ・『Crystal』共通)。
本来の姿は地球の預言者[注 2]であったが、エンディミオンに密かな叶わぬ恋をしていたことをメタリアに付け込まれ憑依される。その後エンディミオンの配下だった四天王を洗脳してダーク・キングダムの司令官となり、地球の人々をも洗脳してシルバーミレニアムを襲撃、エンディミオンとプリンセス・セレニティの命を奪うこととなった。
命名の由来は緑柱石の英語名「ベリル」。
原作
月と地球の最終戦争後に転生し、学術調査員(もしくは学者)となって北極圏Dポイントへと調査のため派遣されたが、そこはメタリアが封印されていた地点であったため、自身の前世が目覚めるきっかけとなってしまう。物語後半でエンディミオンの生まれ変わりである衛を連れ去ってメタリアの力で復活させ、自身の配下とする。
メタリアに仕える一方、地球を食い潰しかねないメタリアではなく自らが幻の銀水晶の力によって支配者となることを目論んでいたが、最期はセーラーヴィーナスに聖剣で貫かれ、エンディミオンを求めながら滅びた。
テレビアニメ版
彼女の転生後からダーク・キングダム設立までのエピソードは省かれており、クイーン・セレニティがメタリアを封印した際ベリルも一緒に封印されたとされている。
最終決戦では、残りの妖魔全てを吸収した[注 3]メタリアと一体化、スーパー・ベリルとなってプリンセスに覚醒したうさぎとの決戦に臨む。絶大な暗黒のエナジーでうさぎを圧倒するが、戦死した4人のセーラー戦士の魂に支えられ極大化したムーン・ヒーリング・エスカレーションの光に呑み込まれ、消滅した。
『Crystal』
原作とほとんど同じ設定だが、最期が異なっており、メタリアからの力を得るために着けていたネックレスをセーラームーンに聖剣で壊されて消滅した。
実写ドラマ版
メタリアを取り込んだ衛がセーラームーンの手で命を絶たれ、直後セーラームーンがメタリアと同化し星を滅ぼそうとするのを目の当たりにし絶望、崩壊する城の中で自らの命を断つことを決意する。その際ジェダイトの洗脳を解き彼を逃がそうとしたが、ジェダイトの思いを知り、彼と共に崩壊する城の中に消えた。転生した世界には登場せず、彼女も再生したか否かは不明。
ミュージカル版
『永遠伝説』以降はスターズのネヘレニアのポジションを担い、エンディミオンが前世の婚約者で宇宙の闇を統べる女王という設定になっていた。闇の柩からギャラクシアに復活させられ、キング・エンディミオンを拉致して自分を見捨てたことを詰り洗脳、彼と結婚して地球の統治を夢見た。ギャラクシアにタキシード仮面が殺されてエンディミオンが消滅し、自分を利用したギャラクシアに闇の女王の誇りをかけて挑むが敵わず、エンディミオンへの失恋を共有するプルートによって救われ、エンディミオンへの想いをぶつけ合い「黙って見守る愛もある」と諭すプルートに衝撃を受ける。サターンに時空の彼方へ逃がされるが、2人が消えたことで解放された。最期はギャラクシアの傀儡となったタキシード仮面からセーラームーンを庇い、「憎しみの灰を情熱の灰に」と誓いながら消滅した。
『-La Reconquista-』では、前世では地球の王族の血を引くエンディミオンの許嫁であったが、彼の愛を得られず婚約を破棄され、その絶望からメタリアに付け込まれたという設定になっている。また、同公演のノベライズ版では、前世での年齢が婚約破棄の時点でエンディミオンより1歳年下の19歳と明記されている。
ゲーム版
PCエンジン版のADV(時間軸としては無印の後に当たる)にて復活するが、記憶が戻った四天王に離反され敗北する。最期は、エンディミオンを惹き付けたセーラームーン(セレニティ)の優しさに、自分すら全てを許してしまいそうになることが恐かったと告白し、静かに息を引き取った。その後、セーラームーンによって人間に転生した。
スーパーファミコン版のRPGゲーム『Another Story』ではヘル・デスティニーによって運命を変えられ復活、富士山の洞穴でセーラー戦士たちと再び戦うこととなる。運命が変わったことにより「幻の銀水晶」の力が効かなくなっていたためセーラームーンを苦戦させたが、最終的にはセーラー戦士との戦いに敗北し、エンディミオンの名を呼びながら消滅していった。物語後半で過去のシルバーミレニアムにタイムスリップした際にメタリアに憑依される前のベリルと出会うイベントがあり、彼女がメタリアの言いなりになるまいと葛藤していた姿を知ることが出来る。
その他
アニメイトカセットコレクション版では、ゾイサイトとクンツァイトが出演する番組で自分の歌った子守唄が放送されるはずが、代わりに2人の「男と男のラブゲーム」なる歌曲が放送されたことに腹を立て、放送局に抗議の電話を掛けた。また、クイズに出演した時は回答を部下に押し付け、間違えたら次元の間に飛ばすという無責任な一面を見せた。
黒木 ミオ
演 - 有紗
実写ドラマ版オリジナルキャラクター。クイン・ベリルの影である女。表向きはアイドルとして、十番中学校に転入して来る。ベリルの分身に近い存在ではあるが、感情や思考はベリルとは独立しており、時にはベリルの意思を無視し気ままに振る舞う。うさぎと友達になるフリをしながら心理的に追い詰めていくが、彼女の正体をいち早く見破った美奈子によって企みは阻まれる。後に衛をベリルの下へ連れ去ったが、物語終盤でメタリアに憑依された「メタリア・エンディミオン」に倒されて消滅。
その後「Special Act.」でダーク・キングダムの新たな女王として復活。妖魔たちを率いて再びセーラームーンたちに戦いを挑み、終盤では自らも巨大な妖魔となってセーラー戦士たちと戦ったが、彼女たちの「セーラー・プラネット・アタック」で再び倒される。
美少女戦士セーラームーン Pretty Guardian SAILORMOON オリジナル ソング アルバム「Dear My Friend」では彼女のキャラクターソング「Change of pace」が収録されている(この曲は実際に作中でアイドルの仕事として彼女がレコーディングしている)。

ダーク・キングダム四天王

原作一期・テレビアニメ無印・『Crystal』・実写ドラマでの反セーラーチーム。原作・実写ドラマ・『Crystal』では本来は地球の王子プリンス・エンディミオンを慕う配下で、プリンセス・セレニティの四守護戦士と対を成す。なお、原作とテレビアニメの軍服は黒(もしくは暗い灰色)をベースとしているが、『Crystal』では白がベースとなっている。

原作では前世においてベリルに扇動されシルバー・ミレニアム襲撃に加担したが、エンディミオンとセレニティの最期を目の当たりにし、エンディミオンの生まれ変わりを捜すために現代に転生してきた。しかし、前世の記憶を取り戻す前にまたしてもベリルに惑わされ、洗脳されて宝石から造った身体に変えられる。クンツァイト以外はセーラー戦士に倒されミイラとなった後、うさぎの覚醒の際に「幻の銀水晶」の力を浴び、「幻の銀水晶の力があれば蘇ることができる」というベリルの言葉通り一時は蘇生し、前世の記憶を取り戻すも、強すぎる光の力に耐え切れず石に戻ってしまった。最後まで残ったクンツァイトも記憶を取り戻した後ベリルによって石を額に表出・傀儡化され、セーラー戦士の攻撃で石に戻されてしまう。化身の4つの石は第一部後半で衛がベリルの配下になってからは衛の手に渡り、最終決戦の直前に衛を庇うかのようにセーラームーンの剣を受け、幻影として現れクイン・メタリアの急所を衛に教えた後、プリンセスとの幸せを願って消えた。その後も石は衛の下で保管され、時折そこに宿った残留思念が衛のサイコメトリーの力で幻影として現れ、彼に助言を行った。

原作Act13[注 4]の表紙でセーラー戦士たちとそれぞれペアとなっている。原作者の構想では前世に四守護神と恋愛関係にあった[1]。この設定は原作中ではほとんど描かれなかったが、『Crystal』やミュージカル一作目、ゲームなどに流用されている。

テレビアニメ版は「前世ではエンディミオンの配下であった」という設定がオミットされ、姿形は人間とほぼ同じだが妖魔であり、若干肌の色が暗く、血の色は草色で、倒されると光になって消える。原作とは性格付けの全く違う人物も存在する。各四天王を指揮官とした軍団が形成されており、それぞれ異なる手法の妖魔が定められている。さらに『仮面の忍者 赤影』を意識し、指揮官となる四天王が1クールごとに交代するという手法がとられている。これは後に3期『S』における「デス・バスターズ」も同じ手法をとっている。

PCエンジン版ゲームではテレビアニメ版をベースとして、無印から『R』までをつなぐ形として原作の設定を物語に使用しており、記憶が戻り苦悩する様が描かれている。

実写版においてはエンディミオンの配下であったという前世の設定をさらに掘り下げており、4人の前世の記憶が重要な役割を担っている。物語終盤でネフライト以外は全員命を落としたが、「Special Act」で復活。セーラー戦士と共にミオとの戦いに挑む衛に加勢し、共にミオの妖魔と戦った。「Act Zero」では花子、赤井、白井、黒井という彼らに似た十番街の警察官が登場しており(役者も同じ)、作中の彼らの台詞を発言していた。

『Crystal』では「前世では内部太陽系戦士と恋仲であった」という原作で使用できなかった設定が生かされ、Act12まで全員生存している。Act10で前世の記憶が戻りかけるも、クイン・ベリルに再び洗脳されてしまう。Act12でダーク・キングダムでの決戦でムーンを除いたセーラー戦士と戦い、「セーラー・プラネット・アタック」を受けた直後に、セーラー戦士の呼びかけもあって、前世の記憶を取り戻すが、その直後にクイン・メタリアの力によって消滅させられた。消滅後、悲しみに暮れるセーラー戦士たちに「プリンセスが待っている」「お前たちにはまだやるべきことがある」など励ましの声をかけた。また、石言葉をモチーフとした各自の騎士としての称号も新たに設定されている。

ミュージカル版では舞台によって扱われ方は様々。『外伝・ダークキングダム復活編』では美奈子たち四守護戦士に好意を持つ高校生に姿を変え、恋人としてセーラー戦士に接近する。『永遠伝説』(1996年版のみ)では、ギャラクシアが復活させたクイン・ベリルの騎士として、ゾイサイトとクンツァイトのみが復活させられている。『スターライツ・流星伝説』ではアイドルグループ「ジュエルメタリアーズ」として登場し、ベリルと共にギャラクシアの配下となってセーラー戦士と戦ったが、セーラームーンの攻撃でブレスレットが外れて正気に戻り衛やセーラー戦士と共にギャラクシアの軍団に戦いを挑むが、最後は衛を庇って力尽き、石となった。『スターライツ・流星伝説』のリメイク版にあたる『火球王妃降臨』ではクンツァイト以外のメンバーはすべてオリジナルキャラクターに入れ替わり、役割も変わっている。『-La Reconquista-』ではアイドルグループ「パンデミック4」としてセーラー戦士を誘惑する。

ジェダイト
声 - 小野坂昌也(テレビアニメ)、岸尾だいすけ(Crystal)/実写ドラマ 演 - 増尾遵/ミュージカル 演 - 二橋進朝見優香ルウト
命名の由来は翡翠硬玉四天王の一番手として最初にセーラー戦士と戦った。ややウェーブがかった金髪のショートヘアが特徴の男性。瞳の色はテレビアニメでは紺、『Crystal』では青。実写ドラマでは彼のみ髪型や軍服のデザイン・色などがテレビアニメ版に準拠している。推定年齢18歳[2]。軍服のラインはテレビアニメ・実写ドラマでは赤、『Crystal』(及び原作Act13[注 4]表紙)では青。
著者は、本作のヒーローとして最初に作った男性キャラはジェダイトであると、1992年当時のなかよし本誌で語っている。しかし前作『The チェリー・プロジェクト』のヒーローの髪が白髪(金髪)であり、ジェダイトと被ってしまうため、新たに作られたのが黒髪の地場衛である。
原作
極東支部長で、土人形の兵を操る。一人称は登場せず。バスの運転手に変装して人々を誘拐し、火野レイも連れ去るが、最後はレイが覚醒したセーラーマーズに倒された。
原作のAct13[注 4]の表紙ではセーラーマーズとペアで描かれている。前世でセーラーマーズに好意を抱いていたらしく、現世でも火野レイをバスで連れ去った際に「初めて見たときから気に入っていた」と呟いている。また、レイが主役の番外編『カサブランカ・メモリー』では、過去への感傷を指摘するゾイサイトの言葉でめまいを起こしたレイが、現世において特別な人であった海堂の幻覚と重ねるように、ジェダイトの幻覚も見ている描写がある。
テレビアニメ版
冷酷な性格で女性を蔑み、13話では人間への激しい蔑視を見せた。欲望を利用し大勢の人間からエナジーを集める作戦を指揮した[注 5]が、セーラー戦士たちの活躍によって失敗が続き配下の妖魔群が全滅した上、クイン・ベリル直属妖魔テティスを見捨てたことから糾弾され、最後のチャンスとしてセーラー戦士打倒に赴いたもののセーラー戦士の正体を突き止めるにとどまり、無様に敗北して逃げ帰ったため「永遠の眠りの刑」に処せられ凍結された。
ネフライトには作戦手法を蔑まれ、死後ゾイサイトにも焦りを嘲笑されたが、他の妖魔より飛び抜けた実力を持っている[注 6]
『Crystal』
レイを連れ去った際の台詞が「なぜか惹かれる」と好意をよりはっきり示すものへと変更されている。一人称は「オレ」。土人形の兵を作り出す能力に加えて冷気を自在に操る能力を持つと明言されており[注 7]、ムーンやマーキュリーの腕を氷漬けにするなど苦戦させたが、炎を操るマーズには冷気攻撃の効果がなく、結果返り討ちにあう。ただし、原作とは違い逃亡したため生存している。前世はプリンス・エンディミオンを守る忍耐と調和の騎士。
実写ドラマ版
主であるベリルに忠誠を尽くす生真面目な性格で、氷か水晶を削り出したような透明な短剣を武器として使う。
度重なる失態でベリルの叱責を受けるがテレビアニメ版のように処罰はされず、ベリルによって傀儡化された。クイン・ベリルには「愚かだが可愛い」と気に入られ、前世の記憶を取り戻しても「現在の主はクイン・ベリル様である」との見解を保ち、最終回で呪縛が解けた後もベリルに付き添い、彼女と共に崩壊する城の中に残って絶命したが、地球の転生と共に復活した。「Special Act」ではネフライトに膝かっくんをするなど、本編とは違い明るく幼い性格描写がなされた。
ネフライト
声 - 森功至(テレビアニメ)、鳥海浩輔(Crystal)/実写ドラマ 演 - 松本博之/ミュージカル 演 - 清家利一、依田秀亮、コロ
命名の由来は翡翠の軟玉。四天王の二番手[注 8]として登場した。原作・アニメではウェーブのかかった長い赤茶色の髪が特徴。瞳の色はテレビアニメでは紺、『Crystal』では赤茶色。実写ドラマでは赤髪のソフトモヒカンヘアで、同色の軍服を着ている。推定年齢19歳[2]。軍服のラインはテレビアニメ・実写ドラマでは黄、『Crystal』(及び原作Act13[注 4]表紙)では赤。
原作
北米支部長。一人称は「オレ(Act4)」もしくは「ワタシ(Act5)」。自分の影を使ってD国の秘宝の強奪やエナジーの収集を行っていたが、最後はセーラージュピターが繰り出したフラワーハリケーンによる目くらましと雷撃の連携攻撃によって倒された。
原作のAct13[注 4]の表紙ではセーラージュピターとペアで描かれているが、彼女に倒されたこと以外には特別な描写はなかった。
テレビアニメ版
四天王の次席的存在で、19話では処刑直前の立場に立たされても傲然とした態度を取り続けるなど、ベリルの意志に逆らってでも自分の矜持を貫く誇り高い性格。ジェダイトと同じくエナジー収集作戦を行ったが、ジェダイトの手法を蔑み占星術を使い単独のターゲットを選定、妖魔を憑依させてエナジーレベルを高めた上で根こそぎ奪い取る手法を用いた[注 9]。妖魔を魔の紋章に変身させて器物に憑依させる、天球儀を黒水晶に作り替える、星座の化身や分身妖魔である影を作り出す、マーズの「ファイヤーソウル」に似た「スターライト・アタック」という技を使う、手で軽く触れただけでエナジーを抜き取るなど高い魔力を持ち、13話予告編ではルナに「ジェダイトを遥かに超える妖気」と評された。本気を出さずにゾイサイト配下の妖魔三人娘を叩きのめして死の恐怖を与えるなど格闘・剣術の技量も高い。直属妖魔にも大柄で戦闘能力の高い者が多く、キャメランのようにセーラー戦士を倒す直前まで追い詰めた強者も存在する。
人間界に屋敷を構えて会社を持ち[注 10]フェラーリ・512TRを乗り回す青年実業家「三條院正人」として大阪なるに近付いたが、19話でタキシード仮面に変装してエナジーを奪ったことがきっかけで次第に彼女を愛するようになる[注 11]。後にゾイサイトと彼の配下の妖魔三人娘に攫われたなるを助けたことで完全になると想いが通じ合ったが、直後に妖魔三人娘の攻撃から彼女を庇って致命傷を負ってしまう。最期はなるやセーラー戦士たちに看取られながらなるに嘘をつき続けたことを詫び、出会えたことを感謝しながら息絶えた。
『Crystal』
原作と違いフラワーハリケーンによって足止めされたものの、直後の雷撃は直撃を免れ逃亡している。その際に前世の記憶を僅かに思い出しかけ、ジュピターの姿を見て「この眼差し、どこかで(見たことがある)」と呟いている。前世はプリンス・エンディミオンを守る知恵と安らぎの騎士。
実写ドラマ版
幻の銀水晶捜索担当。短気かつ乱暴で、感情的な性格。柄の赤い長剣を武器として使うが、その戦闘方法は力に任せた粗暴なものである。
他の四天王に対する嫉妬心が強く、ベリルの寵愛を得ようと猪突猛進する。前世の記憶をほとんど取り戻さないままで、エンディミオンへの忠誠心を抱くことも遅かった。中盤には亜美との交流が描かれており、彼女がクンツァイトに操られて「ダークマーキュリー」となった際に、一時彼女に優しくされたことがあり、その恩を一時的に返したことがあった。その後も亜美に対してツンデレな描写がなされており、クッキーのお礼のプレゼントを考えていた。後にベリルに捨て駒にされ命を落としかけベリルの束縛から逃れることになったが、同時に四天王の力を失い人間となる。その後は元基との出会いを経て、クラウンで働きながら暮らすことになった。一時はベリルへの復讐を目論んでいたが、元基や素顔のセーラー戦士たちの姿に触れるうち、恩讐を捨て人間として生きることを誓う。元基からは「ネフ吉」「ネフりん」というあだ名を付けられていたが、本人はその名を嫌っていた。四天王の中で唯一最後まで生き残っていたが、地球の転生と共に元の力を取り戻した。
ゲーム版
メガドライブ版TVゲームでは3面のステージボスとして登場する。
PCエンジン版TVゲームでは、「パスト・ワイズマン」を名乗る謎の存在によりベリルや他の四天王と共に再生されたが、なるへの愛情が残っていたためにセーラー戦士たちへの復讐を望まず、再生DDガールズをたった1人で全滅させて逃亡、追われる立場となる。その後、無理矢理再生されたショックとなる宅での療養中に様子を見に現れた衛との出会いによって、エンディミオンの配下であった頃の記憶を取り戻し始めた。まことルートでは、衛たちに同行したまことが自分の加入直前に命を落としたネフライトと初対面し、お互いに既視感を感じて訝しるシーンがあるが、ジュピターとの関係について言及する描写はなかった。
ミュージカル版
『-La Reconquista-』では、彼のみ「常に敬語で話す」というその他のメディアと全く異なるキャラクター設定となっている。
ゾイサイト
声 - 難波圭一(テレビアニメ)、松風雅也(Crystal)/実写ドラマ 演 - 遠藤嘉人/ミュージカル 演 - 秋田敏隆、留守晃、青木要、彩夏涼
命名の由来は鉱物の灰レン石。三番目に登場した四天王[注 12]。髪型はウェーブのかかった長い金髪で、うなじの部分で一つにまとめている。瞳の色は緑(テレビアニメ・『Crystal』共通)。実写ドラマでは髪型自体は原作やアニメとほとんど同じものの、癖のない銀髪で白い軍服を着ている。推定年齢16~17歳[2]。軍服のラインは緑(原作Act13[注 4]表紙・テレビアニメ・実写ドラマ・『Crystal』共通)。
原作
欧州支部長。一人称は登場せず。「『幻の銀水晶』の研究家・異園教授」としてテレビ出演し、視聴者を洗脳して幻の銀水晶を探していた。『カサブランカ・メモリー』ではジェダイトの仇討ちを企みバーのピアニストに変装してレイの前に現れるが、迷いを振り切った彼女に退けられ撤退する。本編Act6と『カサブランカ・メモリー』では両方共に女装していたが、テレビアニメ版のようにゲイの描写はない(女装中は口調も女性的に変わるが、あくまで変装の一環であり、軍服を着ている時に女言葉を使うことはない)。後にセーラームーンを捕えトドメを刺そうとするが、セーラーヴィーナスの不意打ちを受け倒された。
原作のAct13[注 4]の表紙ではセーラーマーキュリーとペアで描かれている。本編ではマーキュリーと特別な描写はなかった。
テレビアニメ版
仕草や声音など女性的な部分が強調され、常にオネエ口調で話すようになっており、一人称も「アタシ」。ゲイでもあり、クンツァイトとは相思相愛の仲[注 13][注 14]で、いつも甘えていた。主な任務は銀水晶の探索だが成果は乏しく、ネフライトやクイン・ベリルからそのことを指摘されている。物腰は柔らかく、22話では典雅な言葉遣いを見せたが、残酷な性格の持ち主。一方でベリルには少なからず恐れを抱いており、他の四天王のように悔しさや憎悪の念を向けたり、傲然と振る舞うこともなく、彼女に気圧されるばかりであった。魔力を使用した術のバリエーション[注 15]と奸計に長け、闇討ちを得意とする。
後に衛がタキシード仮面であることを知ったベリルから生け捕り命令を受け、衛をスターライトタワーに呼び出し一対一の戦いを挑むが、顔を傷付けられたことに激昂し命令を無視して衛を殺そうとした。その後プリンセスと「幻の銀水晶」が出現した所を目撃し、「幻の銀水晶」を奪おうとしたが失敗。最後は命令違反をベリルに見抜かれて処刑され、クンツァイトの腕の中で息を引き取る。
『Crystal』
原作同様、特にゲイという描写はない。一人称は「ワタシ(Act6)」または「オレ(Act10)」。原作と同じくセーラーヴィーナスの不意打ちを受けたものの致命傷には至らずその場は撤退している。また、テレビアニメ版と同様の氷柱による攻撃を披露した。セーラー戦士たちとの決戦の際にはマーキュリーと恋愛関係にあったことが判明した。前世はプリンス・エンディミオンを守る浄化と癒しの騎士。
実写ドラマ版
テレビアニメのような印象は全くなく、プリンセス抹殺を担当。S字型に湾曲した刃を持つ短剣を武器として扱うほか、テレパシーなどの超能力を持ち、ピアノの音色を使って意識を飛ばしたり、会話したりすることができる。更に催眠術を使って亜美、レイ、まことを操ったり、「Special Act」では念動力を使い敵を同士討ちさせて倒したこともある。四天王の中でもエンディミオンへの忠誠心が高い。ピアノの名手で、ほとんどのシーンでピアノを弾いている。弾いている曲は大抵が『幻想即興曲』か『月光』。
原作と同様にセーラーヴィーナスに倒され、タキシード仮面の姿を見て前世の記憶を取り戻す。その後は力を失ったため、一旦は石の姿に戻っていたが物語後半で復活。「前世の悲劇を繰り返さないため」にエンディミオン(衛)とセレニティ(うさぎ)の仲を引き裂こうとしたが、衛に諭されて思い直す。最期は"銀水晶の妖魔"から身を挺してうさぎを護り、命を落としたが、地球の転生と共に復活した。
ゲーム版
アクション版TVゲームではステージボスとして登場する。スーパーファミコン(アクション版)とメガドライブではテレビアニメ版に登場した「偽セーラームーン」として登場し、倒した後に点滅しながら消える際にゾイサイトの姿が見える(それに従い、メーターの顔アイコンも変化する)。業務用(アクション版)では最初からゾイサイトの姿で戦い、二度目はクンツァイトとタッグを組んで登場する。
PCエンジン版TVゲームでは、亜美ルートではネフライトと同じく再生の衝撃でエンディミオン配下であった頃の記憶を取り戻していたという設定だが、洗脳に抗えず記憶が消されてしまうことを予期したため、夢を通じて亜美にメッセージを残す。その際「結ばれる運命にあった、8人の男女」「月の世界で見たあなたは美しかった」と、前世における四天王と四守護戦士の恋愛関係を示唆する言葉を残している。
ミュージカル版
『外伝・ダークキングダム復活編』では、基本的なキャラクター設定は原作に準拠しているものの、四天王としての正体を現した際に「クンツァイト様を永遠にお慕いしている」と述べている。
『-La Reconquista-』では、前世において四天王で唯一ベリルの洗脳を免れており、想いを寄せるマーキュリーに地球の異変を警告したものの、そのことをベリルに察知され他の四天王に追い詰められた末、ネフライトにトドメを刺され命を落とした。現世では亜美を誑かすために接近したものの、彼女との交流を通じて前世の想いが蘇ったことで彼女と戦うことを厭い、ベリルに囚われた彼女を逃がす。しかし、その行動からベリルに裏切り者とされ、前世と同じく他の四天王の手によって石の姿へと還された。
その他
アニメイトカセットコレクション版では、「ゾイ斉藤」という名で暗躍、セーラー戦士にしりとり対決を挑んだり、恥ずかしい体験話をカミングアウトさせるなどの作戦を展開するも、その度にセーラームーンによってその場の記憶を失っている。
異園教授
声 - 山口由里子(Crystal)
原作と『Crystal』のAct6に登場。「幻の銀水晶研究家」と称する女性に変身したゾイサイト。テレビに出演して、幻の銀水晶を見付け出すために人々を利用した。原作ではセーラー戦士が駆け付けた際には既に変装を解いていたが、『Crystal』ではセーラー戦士の目の前で正体を現した。
偽セーラームーン
声 - 三石琴乃
テレビアニメ第33話に登場。セーラームーンに変装したゾイサイト。自分で犯した犯罪を自分で解決する。クンツァイトに人質にされ廃工場のクレーンに吊るされるという演技でタキシード仮面を騙し、苦しめたところで正体を現した。目付き、コスチュームのカラー、肌の色を除けば本物と瓜二つである。また武器としてブーメランを所持している。
クンツァイト
声 - 曽我部和恭(テレビアニメ)、竹本英史(Crystal)/実写ドラマ 演 - 窪寺昭/ミュージカル 演 - 望月祐多笠原竜司、浅野豪孝、河崎美貴、伊石真由
命名の由来はリチア輝石の一種クンツァイト。冷徹な男性で、四天王の将。四天王の中で一番の長身でストレートな白髪の長髪が特徴で、テレビアニメでは褐色の肌をしている。瞳の色は濃灰色(テレビアニメ・『Crystal』共通)。彼のみ、軍服の右鎖骨部分のボタンを外して着崩しており、背中にはマントを羽織り、足元は短靴を履いている[注 16]。実写ドラマでは黒髪の長髪をにしており、紫がかった黒い軍服を着ている。推定年齢25~26歳[2]。軍服のラインはテレビアニメでは水色、『Crystal』(及び原作Act13[注 4]表紙)では灰色、実写ドラマでは山吹色。
原作
中東支部長。一人称は「オレ」。うさぎのプリンセス覚醒時に前世の記憶を取り戻し、仮死状態の衛に対して礼をとる正気も見せた。最期はベリルに反逆しかけて傀儡化され暴走したところをセーラー戦士の4人に「セーラープラネットアタック」で倒された。
原作のAct13[注 4]の表紙ではセーラーヴィーナスとペアで描かれている。前世において地球に降りて来たプリンセス・セレニティを連れ戻しにきたヴィーナスがクンツァイトに対して好意を抱いているような描写もある。「コードネームはセーラーV」最終回作中では、前世のヴィーナスとクンツァイトが寄り添うカットも描かれている。
テレビアニメ版
ゾイサイトと相思相愛で、彼をべたべたに甘やかしている。ゾイサイトが罠にかけようやく葬ったネフライトを「いつでも消せる」と発言するなど自信家であり、威力のある飛び道具を操る戦闘力など実力は非常に高い[注 17]。ゾイサイトの死後は沈んだ様子を見せ、ダーク・エンディミオンに反発した。
北極圏Dポイントに向かっていたセーラー戦士たちの前に現れ、5人を多次元混乱世界へ飛ばして「幻の銀水晶」を奪おうとしたが失敗、「幻の銀水晶」の力でセーラー戦士たちがシルバーミレニアムの廃墟へ飛ばされたことにより、5人が前世の記憶を取り戻すきっかけを作った。その後、元の時代へ戻ってきたセーラー戦士たちと戦闘に突入し、最後はセーラームーンの「ムーン・ヒーリング・エスカレーション」を一喝して無効化するが、ムーンの力で飛び道具を跳ね返され、ゾイサイトへの思いを叫びながら倒された。
『Crystal』
セーラーヴィーナスとの対決が多い。Act12で他の四天王と共にダーク・キングダムでセーラー戦士たちと戦い、前世の記憶を取り戻すが、ヴィーナスと互いの名前を呼びあった直後に他の四天王と共にクイン・メタリアに消されてしまう。前世はプリンス・エンディミオンを守る純潔と慈愛の騎士。
実写ドラマ版
柄の白い長剣を武器とし、己の髪を人間の首に巻き付けることで人間を妖魔化する力を持つ。「シン」という人間の青年に転生していたが、クイン・ベリルの力によって四天王として覚醒する。彼のみが最初から前世の記憶を完璧に有していた。ベリルへの敬意は感じられず、常に慇懃無礼な態度で応じる。
前世ではエンディミオンに剣の指南をしていた達人で、エンディミオンへの忠誠心がもっとも強かった。しかしエンディミオンとセレニティが前世で世界を滅ぼすきっかけとなったことから彼らを憎むようになり、前世を背負って生まれたことそのものを疎んじている。前世に関わる全てを滅ぼし、己も命を絶つつもりでおり、最後は衛との決闘の末、破れて散る。最終的にはマスターである衛と和解して忠誠心を取戻し、地球の転生と共に復活した。
ゲーム版
アクション版TVゲームではステージボスとして登場し、スーパーファミコン版では三連続の衝撃波で攻撃し、業務用ではゾイサイトと一緒に攻撃してくる。
スーパーファミコン版のRPGゲーム『Another Story』では原作同様に他の四天王たちと共に幻影としてうさぎたちの前に現れ、オポシティオ戦士の攻撃を受けて意識を失った衛を助ける方法をうさぎたちに教える。また、『Another Story』では、前世においてクンツァイトが現在のトルコにある村をヴィーナスとの逢瀬の場として使っていたことが語られ、それを知ったヴィーナス(美奈子)が前世での自分とクンツァイトの関係に思いを馳せるシーンがある。
ミュージカル版
扱いは様々だが、人間に化ける際「斉藤訓(さいとう・くん)」という偽名を使うのはお決まり。『スターライツ・流星伝説』ではスリーライツのイベントの企画者として「ジュエルマネージャーズ」と共に登場する。
その他
アニメイトカセットコレクション版では、ゾイサイトと共に番組のDJをやったり、遊園地の売り子に変装するなど三枚目な部分が強調され、ムーンヒーリング・エスカレーションの洗礼を受けた際には「リフレーッシュ!」と叫んだ。
カルナイト
ミュージカル『火球王妃降臨』に登場するダーク・キングダム四天王のメンバー。ヒデナイト、ヘマタイトと共に「ジュエルマネージャーズ」と名乗ってスリーライツのイベントに現れた。「ジュエルマネージャーズ」としての名前は、「ナイト・ルカ」。
名前の由来は方解石の英語名「カルサイト」。
ヒデナイト
ミュージカル『火球王妃降臨』に登場するダーク・キングダム四天王のメンバー。カルナイト、ヘマタイトと共に「ジュエルマネージャーズ」と名乗ってスリーライツのイベントに現れた。「ジュエルマネージャーズ」としての名前は「夜野ヒデオ」で、表向きはダンシング・アニマメイツのマネージャー。
名前の由来はリチア輝石の一種「ヒデナイト」。
ヘマタイト
ミュージカル『火球王妃降臨』に登場するダーク・キングダム四天王のメンバー。カルナイト、ヒデナイトと共に「ジュエルマネージャーズ」と名乗ってスリーライツのイベントに現れた。「ジュエルマネージャーズ」としての名前は「台東屁真八郎(たいとう・へまはちろう)」で、表向きはスリーライツのマネージャー。
名前の由来は鉄鉱石の英語名「ヘマタイト」。

妖魔

毎回セーラー戦士に倒されるザコ敵の総称。各四天王の部下として人間たちの様々なエナジーを集めて四天王に献上している。テレビアニメ版では各々が固有の名称を持っているが、原作と『Crystal』と実写ドラマでは全員が名無し。基本は女性型。テレビアニメ版の初期の妖魔は倒されると黒い灰になって風に散ってゆく。

テレビアニメ版(初期)

テティス
声 - 伊藤美紀
第12話に登場するベリル直属の妖魔。ジェダイトに恋焦がれ彼と協力して300組のカップルからエナジーを集めようとした。風貌は人間時の時はストレートロングヘアのスマートな美女で、本性時は赤い瞳しかない仮面のような顔になる。海水を操る能力に加えて廃船を豪華客船に変えるほどの魔力も有し、ムーンティアラアクションを受けてもすぐ灰と化さずエナジーが抜け出して死亡するなど、耐久力も非常に高い。
名前の由来はギリシア神話の女神テティス。劇中では立場の割にはあっけなく倒されたが、ファンの中では人気の高いキャラクターである。
業務用ベルトスクロールゲーム版では本性時の姿でザコ敵として登場し、倒されると必殺技に必要なクリスタルや体力回復のスイーツを出してしまう役どころである。
海水怪人
声 - なし
テティスの配下。体が海水によって構成されるために切り付けても倒せず、すぐに再生してしまうが、火炎攻撃に弱い。

ジェダイト直属妖魔群

ジェダイト配下の妖魔は人間に化けたり、実在の人物になり替わって社会に溶け込み、不特定多数の人間からエナジーを奪っていた。収集の対象となるエナジーの種別は毎回異なっており、エナジーを奪われた人間は妖魔の言いなりとなって操られる。収集されたエナジーはジェダイトのもとに送られ、作戦成功の場合はジェダイトによってクイン・ベリルの黒水晶に注ぎ込まれ大いなる支配者に捧げられるが、集めた妖魔が倒されると元の人間の元に戻る。

名前が2つ並んでいる妖魔は、テレビアニメ版 / 原作・『Crystal』の順で表記。

モルガ / なるの母に変装した妖魔(仮名)
声 - 阿部光子(テレビアニメ)、小林沙苗[注 18](Crystal)
第1話に登場した、セーラームーンが最初に戦った妖魔。全身が干からびており、首が180度回転する。大阪なるの母親に成りすまして宝石店のバーゲンを開催し、店の商品の装飾品を試着した客の女性たちのエナジーを得ていた。
原作でも名前はないが、モデルとなった妖魔が登場する。『Crystal』では原作準拠の設定で登場する。
バーム
声 - 江森浩子
第2話に登場。「占いハウス」で「十番街の少女」というタロット占い師として暗躍した。「占いハウス」に行った者は皆反抗的になり、海野ぐりおは翌日から授業中に漫画を読んだり校内の窓ガラスを割ったりするなどの奇行を見せた。妖魔形態では頭髪触手のように自在に伸縮して攻撃を仕掛ける。「若さと反抗のエナジー」を集める。
名前は手相学の英名である「パームリーディング」から、掌を意味する「パーム」を基にしたもの。
フラウ
声 - 麻上洋子
第3話に登場。ラジオ局「FM No.10」の女性ディレクターに成りすまし、Jダイトー(ジェダイト)と共に「ミッドナイト・ゼロ」を電波ジャックによって放送していた。ラブレターを番組に投稿して葉書を採用されたリスナーに送られるノベルティグッズであるブローチによってエナジーを集めていた。可燃性のガスを吐き出して攻撃をする。
名前の由来は「フラワー」のもじり。
イグアーラ
声 - 松岡洋子
第5話に登場。頭髪のあるイグアナのような姿の妖魔で、尻尾による首絞め攻撃を使う。ペットショップ「パーフューム」の店主として兎に似た外見の「シャネーラ」を大量に販売し、購入者からエナジーを奪った。
ルナへの対抗心からシャネーラを購入したうさぎの弟・進悟をはじめとする子供たちを操ってセーラームーンを攻撃させたが、セーラームーンの「ムーン・ティアラ・スターダスト」で子供たちが元に戻ってしまったため失敗。尻尾での攻撃でセーラームーンを追い詰めるが、尻尾の根元にある発光する部分を攻撃されて倒される。
シャネーラ
イグアーラが作り出した小動物。兎にチンチラのような長い毛を生やしたような外見をしている。その愛らしい外見と香水のような香りで相手を魅了し、エナジーを奪おうとした。それはかなり強力で購入したうさぎが転んで泣いている少女にも見向きをしなかったほど。なお、うさぎが購入したシャネーラはルナによって処分された。
キュレネ
声 - 篠原恵美
第6話に登場。背中に大きなを持つコウモリ形態の妖魔で、コウモリ同様に超音波を使った攻撃を用いる。人間形態では女性に変装し、手違いで雨出祐介に渡ってしまったジェダイトが作り出した超音波を収録したカセットテープ(洗脳を目的としたサブリミナルテープ)を奪取するために雨出を襲撃していた。
セーラームーンを野外ステージに追い詰めたが、自ら放った超音波をセーラームーンが投げたステージマイクから拾われ、PAスピーカーによって増幅、直撃されダメージを負ってセーラームーンに倒される。
名前の由来はギリシャ神話の登場人物「キューレーネー」から。
デレーラ
声 - 川島千代子
第7話に登場。月野うさぎと同じ十番中学校出身のアイドル「白鳥みかん」を襲撃して成り代わり、「シンデレラキャラバン」というイベントで芸能界入りを目指す参加者からエナジーを奪おうとした。妖魔形態は後頭部のみ頭髪が生えているという姿で、付着するとガラス化する粘液を吐き出して攻撃し、セーラームーンをガラス漬けにして苦しめた。
ガロベン / 講師に変装した妖魔(仮名)
声 - 江森浩子(テレビアニメ)、金月真美(Crystal)
第8話に登場。セーラーマーキュリーがセーラームーンと共に初めて戦った妖魔。逆立った髪で真っ赤な肌の妖魔。超難問のテスト問題を出題し、回答できないと解答用紙を鋭い刃物のように飛ばすという「天才ニュートン問題」の他、片手がのように変形して攻撃する。名前の由来は「ガリ勉」。
水野亜美が通っている学習塾「クリスタルゼミナール」の講師に成りすまし、洗脳プログラムがプログラミングされたフロッピーディスク(原作新装版以降及び『Crystal』では光学ディスク)を用いて亜美を含む受講生からエナジーを奪おうとしたが、亜美はフロッピーディスクを落としていた(もともと使用すると頭痛を起こす特異体質であった)ために使用しておらず、難を逃れている。
また初めてセーラー戦士を人質にした妖魔であり、原作では亜美の首を絞め、テレビアニメでは亜美の口を塞ぎ、『Crystal』ではうさぎを解答用紙で拘束している。
原作でも名前はないが、モデルとなった妖魔が登場する。『Crystal』では原作準拠の設定で登場し、灰色の肌をしている。
ラムア
声 - 山田栄子
第9話に登場。時計店「クロックルック」店主に成りすまし、購入者の時間を狂わせる時計を売り、時間に追われる人々のエナジーを店内の大時計で奪おうとした。大時計の中の時間がねじれた異空間にセーラームーンたちを誘い込み、エナジーを奪われたセーラームーンと時間を止められたセーラーマーキュリーの動きを封じ窮地に追い込むが、タキシード仮面に大時計を破壊されたことで能力を無力化され、エナジーを取り戻したセーラームーンに倒される。
名前の由来は「アラーム」のアナグラム
キガーン
声 - 山田礼子
第10話に登場した、セーラーマーズが最初に戦った妖魔。レイの祖父がナンパして火川神社に居ついていたジェダイトが送り込んだ妖魔で、バスの運転手に成りすまして、主に火川神社のお守りを購入した人間を操り、午後6時に「仙台坂上」バス停を出発したバスを次々異空間に送り込んでエナジーを集めていた。
名前の由来は神社の「祈願」から。
ムーリド
声 - 原えりこ
第11話に登場。多数の行方不明者が発生していた遊園地「夢ランド」の動物管理人「ドリーム姫」として、手にしていたリンゴの果実で動物を操る他、園内施設「お菓子の家」に入った来場者からまとめてエナジーを奪おうとした。ドリーム姫の首が一旦胴体に引っ込み、再び突き出すことで本性を現す。ムーリドの顔は腹話術の人形と近似したものとなっている。
幻覚を生み出すことによってセーラームーンたちを翻弄したが、セーラーマーズに「悪霊退散」のお札を貼られて動きを封じられ、マーズのファイアーソウルとセーラームーンのムーンティアラアクションの合体技を受けて倒される。
名前の由来は「ドリーム」のアナグラム。ジェダイト妖魔群最後の妖魔となった。

ネフライト直属妖魔群

ネフライトは占星術によって厳選した人間の持ち物に配下の妖魔を魔の紋章に変化させて取り憑かせ、所有者のエナジーを極限まで高め、根こそぎ奪う作戦を行った。憑かれた対象は人格に変調を来し、目的に対して偏執的になる。対象のエナジーレベルがピークに達した時、ネフライトの指令によって妖魔が実体化する。

ネフライトは不特定多数の人間から大量のエナジーを奪うジェダイトの作戦を蔑んでいたが、一度も成功していない(ただし、第19話でイレギュラーにより大量のエナジーを得ている)。第22話ではネフライトが対象となった人間を操るために分身を出現させ、ダイアモンド国王女と大阪なるに憑依している。憑依された対象は肌の色が紫色になるが、ここでは妖魔ではなくあくまでも「ネフライトの分身」とする。

テスニー
声 - 阿部道子
第14話に登場。ネフライトが最初に送り込んだ妖魔。西園寺瑠衣のテニスラケットに潜む。セーラームーンをテニスボールに変化させて翻弄したほか、手にしたラケットによって暴風を起こす。
名前は「テニス」のアナグラム。
ペタソス
声 - 上村典子
第15話に登場。再開発工事によって閉鎖の途上にあった公園を管理している国立の帽子に、ネフライトが自然の大切さと自然を破壊する人間に対する怒りを説きつつ潜ませた妖魔。動植物や昆虫を操って攻撃を仕掛けるほか、「ハンドフラワー」を手から出して攻撃する。
名前は古代ギリシア人が被っていた山が低く鍔が広い帽子の名称で、ギリシア神話ではヘルメスの翼の付いた帽子から。
ウィドウ
声 - 三田ゆう子
第16話に登場。結婚を間近に控えて「手作りウエディングドレスコンテスト」にエントリーしていた十番中学校の家庭科教師秋山ヒグレが選んだ生地に潜んだ。外見は女性と同化したクモで、口から糸を吐き出して攻撃する。
名前の由来はゴケグモ類の英名「Widow Spider」から。
キャメラン
声 - 大野由佳
第17話に登場。中学生カメラマンの篠川貴人が愛用する一眼レフカメラに潜んだ。撮影されたモデルを写真に封じ込める。実体化後は右手の掌にある眼で対象を撮影する。セーラームーンを助けに現れたセーラーマーキュリーとセーラーマーズの必殺技を破った上、逆に写真の中に封じ込めた。セーラームーンも追い詰めるが、壁が鏡張りであることを見抜いたセーラームーンの咄嗟の判断によって自らを撮影してしまい致命的なダメージを受け、最後はセーラームーンに倒された。
ジュモー
声 - 篠原恵美
第18話に登場。月野進悟のガールフレンドで、母子共にフランス人形作家である香山みかがネフライトからの依頼によって作った10体のフランス人形に潜んだ妖魔。10体が完成したときに香山みかのエナジーレベルがピークに達して出現した。全身が球体関節人形の関節部を取り除いたような姿で、全身のパーツをバラバラにして飛ばすことによって攻撃する。セーラーマーキュリーによって右足が弱点であることをサーチされて倒された。首からはネフライトの紋章をペンダントとして身に着けている。
名前の由来は19世紀フランスビスク・ドール工房である「ジュモー」から。
レグルス
第19話に登場。プラネタリウムの獅子座から誕生したライオンそのものの姿をした妖魔。しかしこれは幻覚であり、他の妖魔とは違い、ムーンティアラアクションが通じなかった(ただし、タキシード仮面が投げたバラの攻撃は受けている)。
カストル&ポルクス
声 - 平松晶子、大野由佳
第21話に登場。スタジオダイブのアニメーター(原画担当)の松野浩美が、友人である只下和子とアニメーターになったときに手に入れた「約束の鉛筆」に潜んだ妖魔。双子のように強い友情で結ばれた「最強の妖魔」と呼ばれ、セーラーマーズの「ファイアーソウル」やセーラーマーキュリーの「シャボンスプレー」といった技を模倣して攻撃したが、友情は脆く、どちらがセーラー戦士に止めを刺すかで内輪揉めが生じ、結局ムーンティアラアクションとシャボンスプレーとファイアーソウルの合体技によって呆気なく倒された。
名前の由来はギリシャ神話に登場する双子の兄弟「カストルとポルクス」から。この回の内容は当時セーラームーンを製作していたスタジオ・ライブがモデルとなっており、作画監督であった只野和子や松下浩美がそれぞれ「只下和子」、「松野浩美」のモデルとなっている(ただしアニメでは捻りが加えてあり、実際の松下浩美は男性である)。ネフライト妖魔群最後の妖魔。

ゾイサイト直属妖魔群

ゾイサイト配下の妖魔はスパイ活動を得意とし、ネフライト存命時に暗躍した。ゾイサイトの目的が『幻の銀水晶』の捜索であったためにエナジー集めは行われていない。

ヤシャ
声 - 上村典子
第23話に登場するゾイサイト直属の妖魔で、ネフライトを監視するために送り込まれた。普段は能面(小面の面)を被った能楽者のような姿をしているが、本性は夜叉そのものになる。
テレビゲームでは業務用のベルトスクロール版とメガドライブ版の2作品にザコ敵として登場する。
グレープ&スズラン&ホウセンカ
声 - 高木早苗、潘恵子、佐藤智恵
第24話に登場するゾイサイト直属の3人の女性妖魔。ネフライトを陥れようと企むゾイサイトの命令を受け、なるを人質にとってネフライトをおびき出すが奪い返され、その場でネフライトを倒すのに失敗する。その後は逃げたなるとネフライトに追い付き、ネフライトに死ぬまでエナジーを吸い取る棘を打ち込み致命傷を負わせたが、最後は駆け付けたセーラームーンによって倒された。
グレープの攻撃は先述の棘、ホウセンカは小型の爆弾を投擲、スズランは両手の鈴から「鈴乱れの音」を発して相手を苦しめる三者三様の攻撃を行うが、個人個人の攻撃力はそれほど高くはない。

テレビアニメ版(後期)

セーラージュピター登場以降のゾイサイトは前世に妖魔であった存在に施された虹水晶の封印を解いて復活した最強妖魔七人衆を配下にして、セーラー戦士と戦わせた。この段階で虹水晶の奪取と回収がゾイサイトの目的に加わるが、エナジー集めは行われていない。虹水晶が全て出た後、手違いによって一度だけ普通の人間を妖魔にしている。

クンツァイトはゾイサイトに引き続き、普通の人間を素体として妖魔を創って配下とした。同時に『幻の銀水晶』を回収することが目的だが、エナジー集めは行わない。

アカン
声 - 里内信夫
第32話に登場。生体アーマーを纏った姿の怪人。正体は遊園地のヒーローショーに出演していた主役の「レッドマン」。ゾイサイトが大阪なるを妖魔にすべく改良された黒水晶から妖魔化光線を放った際、光線がなるから外れたことで運悪く光線が命中して妖魔化してしまった。マリモを投げて攻撃する。名前の由来もマリモが産出される「阿寒湖」から。
スーパーファミコンのベルトスクロール版TVゲームとメガドライブ版TVゲームではザコ敵として登場し、マリモを投げるかわりにパンチ攻撃を行う。
ミツアーミ
声 - 片石千春
第36話に登場。クンツァイトに操られていた美容師のカリコ床山とヘアサロンの従業員の6人が合体して誕生した妖魔。三つ編みが4本のヘアスタイルが特徴で、他にも体の随所に鋏などの美容器具が見られる。右手が電動バリカンとなったバリカンアームで攻撃する。この時クンツァイトはセーラー戦士との戦いの中でセーラームーン(月野うさぎ)の頭髪を手に入れ、持ち主を特定するためにヘアサロンを罠に利用したが、愛野美奈子の頭髪の中にうさぎの頭髪が混じっていたために、美奈子をセーラームーンの正体と勘違いしたカリコ床山に襲撃されている。
シャコウカイ
声 - 川浪葉子
第37話に登場。体の一部がシャコガイになった貴婦人風の怪人。正体はクンツァイトによって妖魔化したローズ夫人。セーラームーンをおびき出すために「プリンセス・セミナー」を主宰するが、当のムーンは難を逃れた。相手をによって固める技を使う。蝋攻撃は強力であり、ファイヤーソウルとクレッセントビームも通用しない。セーラー戦士との戦いの最中に現れたクンツァイトと洗脳されていたタキシード仮面が作戦について対立して板挟みとなり困惑する一面がある。名前は「シャコガイ」と「社交界」のダブルミーニングによる駄洒落
スーパーファミコンのRPG版TVゲームではザコ敵として登場する。
ブリザー
声 - 佐々木優子
第38話に登場。体に雪だるまを付けた怪人。正体はクンツァイトによって妖魔化した山本冴子。雪崩吹雪を操る能力を持つほか、感情によって雪だるまの表情が変化する特徴を持つ。「ムーン・プリンセスコンテスト」を開催してプリンセスであるうさぎをおびき出そうとしたが、一緒に参加していた火野レイの身体能力からレイがセーラームーンなのではないかと勘違いしていた。名前の由来は「ブリザード」。
スーパーファミコンのRPG版TVゲームではザコ敵として登場する。
ゾイリンゲラー
声 - 山崎和佳奈塩屋翼
第39話に登場した2人組の妖魔。正体はクンツァイトによって妖魔化されていた男女のフィギュアスケート金メダリストペア・ジャネリン&ミーシャ。ジャネリンの名前の由来はジャネット・リンから。
パピオン
声 - 三田ゆう子
第42話に登場。のような姿をした怪人。正体はクンツァイトによって妖魔化したカタリナ。蝶を操ったり、右手を巨大なのように変形させて攻撃する。素体がセーラーヴィーナスと共闘していた婦警ゆえにヴィーナスの戦い方を知り尽くしており、クレッセントビームを無効化し、蝶でダメージを与え戦闘不能にする。2度目の戦闘ではムーンとヴィーナスの作戦にかかって動きが止まったところにムーン・ヒーリング・エスカレーションを受けて浄化される。
セーラーVに倒された妖魔
声 - 高戸靖広
第42話の美奈子の回想に登場した妖魔で、カタリナが追っていた男性が変身した。右手はナイフ状の刃物[注 19]になっていて、両肩に棘を生やした緑色の悪魔のような姿をしている。最後はセーラーVのキックで倒された。
オニワバンダナ
声 - 遠藤みやこ
第43話に登場。頭にバンダナを巻いた女お庭番風の怪人。正体はクンツァイトによって妖魔化した朝比奈ナナ。セーラー戦士たちの仲たがい[注 20]に関して調査した。忍者がモデル故か、手裏剣や分身の術が得意。また、頭に巻いたバンダナによる拘束技も使う。語尾に「バンバン」と付ける口癖がある。他の妖魔は容姿に何らかの形で怪物的な要素を含んでいるが彼女だけはほとんど人間と変わらない姿をしており、行動中にその姿を目撃したなるは単に「ドロボー」と呼んだ。
業務用ベルトスクロール型TVゲームではザコ敵として登場し、プレイディア版テレビゲーム『美少女戦士セーラームーンS クイズ対決! セーラーパワー結集!!』ではセーラーマーズにクイズを出題する敵として登場する。

最強妖魔七人衆

『幻の銀水晶』の力で封印され、転生した7体の妖魔。実力は他の妖魔たちとは一線を画する。その身に銀水晶の欠片である「虹水晶」を秘めており、抜き取られると前世の力が暴走して妖魔として復活してしまう。妖魔状態から元の人間に戻るには、戦いによるエナジー消費とセーラームーンの浄化技「ムーンヒーリングエスカレーション」の両方を必要とし、上手く通用すると「リフレーッシュ!!」と叫びながら浄化される。これによって人間に戻った彼らは虹水晶の力に依らずとも、妖魔化を防げる。

七人衆全員の力を一つに集めると『伝説の最強妖魔』が誕生する。最強妖魔そのものはアニメ中には登場せず、それを想起させる怪物の姿のみ登場している。そのため、クンツァイトによってレイの祖父(ジジ)以外の6体が黒水晶に閉じ込められたが、セーラーマーキュリーによって黒水晶は破壊されて6体は解放された。

数体は妖魔であった頃の能力の名残として、人間状態でも何らかの超能力を有する。この7体の風貌やモチーフに共通点はなく、ゲーセーンなどの人工物モチーフはジジなどの生物系モチーフに比べると人間状態との差が大きい。

ゲーセーン
声 - 大倉正章
第25話に登場。クレーンの丈が赤色の虹水晶を抜き取られて復活した妖魔で、アーケードゲームのクレーンゲームやモグラ叩きをモチーフとしている機械系の怪人。セーラージュピターが初めて対峙した妖魔である。攻撃時にはレトロゲームにありがちの電子音が鳴る。名前はゲームセンターの略称から。
TVゲーム版にも登場していて、スーパーファミコンで発売されたベルトスクロール版とRPG版、メガドライブで発売されたベルトスクロール版の3作品にザコ敵で登場する。
ボクシー
声 - 梅津秀行
第26話に登場。牧師さんがオレンジの虹水晶を抜き取られて復活した妖魔で、猛禽の翼と足を持つボクサー姿の怪人。七人衆の中では彼のみ、顔に人間時の面影が残っている。ベルトの腹部側に装着したゴングを鳴らして戦闘をスタートさせる。装備しているグローブを飛ばして、ロケットパンチを放つ(呼称は「ラブリーパンチ」)。スタミナが3分しか持続しない弱点がある。普段は人間時と同様に英語まじりで喋るが、激昂すると名古屋弁が出る(声を担当した梅津が愛知県出身のため[要出典])。
第50話(『R』第4話)の遊園地のアトラクションのバーチャルシアターのシーンでカメオ登場している。
スーパーファミコンのRPG版TVゲームではザコ敵として登場し、PCエンジンのバラエティゲーム版ではレイのミニシアターのやられ役として登場する。
ブンボー
声 - 太田真一郎
第27話に登場。浦和良が黄色の虹水晶を抜き取られて復活した妖魔で、定規をデザインした薄緑のボディに両手がディバイダコンパスになっている文房具モチーフの怪物。巨大三角定規を手裏剣として用い、両手のディバイダとコンパスは分離して攻撃の武器となる。虹水晶を抜かれた直後は浦和の意識が残っておりマーキュリーをかばったが、ゾイサイトの黒水晶でその意識を取り除かれた後は凶暴な性格になった上に更に巨大化した。
ビーナ
声 - 渕崎ゆり子
第28話に登場。夢野ユメミが緑色の虹水晶を抜き取られて復活した妖魔で、天使のような姿をしている。自らの羽を羽筆に変化させて中空に絵を描き、それを実体化させる能力を持つ。羽を失うと攻撃が不可能となる。
リコウケイダー
声 - 深見梨加
第29話に登場。西村レイカが青の虹水晶を抜き取られて復活した妖魔で、左側を刈り込んだアシンメトリーな髪型で冷たい人相の怪人。名前の語源は「理工系だ」から来ている。うさぎを原生生物(単細胞)呼ばわりして見下した。攻撃の際にはフラスコなどを召喚する。セーラージュピターのシュープリームサンダーをフラスコで吸収し無効化して追い詰めた。
ジジ
声 - 西村知道
第30話に登場。火野宮司が藍色の虹水晶を抜き取られて復活した妖魔で、狛犬のような小鬼。身軽で素早い動きを持ち、口から吹く突風と鋭い爪を武器とする。レイは変身せずに必死に肉親の情に訴えて元に戻そうとしたのだが、直前に情緒不安定で無茶ばかり言う祖父を叱り付けたのが影響していたのか、結局それは叶わなかった。しかし、レイの悪霊退散とムーンの浄化によりリフレッシュした。
第50話(『R』第4話)の遊園地のアトラクションのバーチャルシアターのシーンでカメオ登場している。
スーパーファミコンのベルトスクロール版とメガドライブ版TVゲームではザコ敵として登場する。
バケーネ
声 - 安西正弘
第31話に登場。レッドバトラーが紫色の虹水晶を抜き取られて復活した妖魔で、巨大で豪奢な化け猫。設定上は妖魔七人衆の中で最強の力を持つとされ、チタン合金をも切り裂く鋭い爪を持つが、劇中では一切触れられていなかった。「バケーネ」という名前も劇中では出てこず、名前は関連書物などに掲載された設定資料などで明らかになった。
レッドバトラーがルナに対して思いを寄せていたためか、本来のレッドバトラーの意識が強く残存しており、河川敷の法面から転落しかけたルナを片手でキャッチして救うという、温和で非交戦的な一面を見せている。浄化される際「ニャフレーッシュ!!」と叫びながら浄化されている。
劇中ではセーラー戦士とのバトルは全くなかったが、ベルトスクロール型TVゲーム(スーパーファミコン版はエンジェル、業務用はバンプレストから発売された)ではステージボスとして登場する。

DDガールズ

第45話の最終決戦で登場したクイン・ベリル直属で作中最強の妖魔。北極Dポイントで最大限の力を発揮するため、本拠地の守りの要を担っていた。Dポイントにやってきたセーラー戦士を地の利を生かして圧倒するが、セーラー戦士4人の命を掛けた抵抗により相打ちとなった。また全員が妖精のような翼を生やした悪女で、触手を操る攻撃を披露している(なお、設定資料によると意外と柔らかいらしい)。

テレビアニメ当時、この5人と戦ったセーラー戦士たちが次々と死んでいくのを見て、そのショックで多くのファンが悲しみや怒りに打ち震えた[要出典]ラジオ福島大和田新は、娘が泣いているのを見てテレビ局に抗議の電話をしたという。当時の作者は原作本新装版3巻での巻末にて「原作第1期のラストでそういう展開をしたかったが担当から止められた」と展開を肯定する趣旨の発言をしている。また、Viz Mediaの英語吹き替えでは、この5人と戦ったセーラー戦士たちが次々と死んでいく描写はあるが、DICの英語吹き替えでは、この描写はなかった。

名前の由来はC.C.ガールズから。TVゲーム版ではスーパーファミコンのRPG版とPCエンジンのアドベンチャー版に登場する。ミュージカルにも登場する。

DDガールズI(リーダー)
声 - 川島千代子(EDクレジットに表記なし)
DDガールズのリーダー。片目を長い金髪で隠した青い肌の妖魔で、ひとりだけワンピース状の服を着ている(他の4人はビキニ)。必殺技のひとつである幻覚を自在に操るが(幻覚はマグマなど本物と同じ高エネルギー体として創り出すことが可能)、セーラーマーキュリーに幻覚の源である宝玉を見破られて破壊される。その後、セーラーマーズと死闘を繰り広げ、瀕死のセーラーマーズに触手をつかまれ、命を掛けた最後のファイヤーソウルで灰になった。
DDガールズII(緑の将)
声 - 佐藤麻子
動きが素早く、長身長髪で緑の肌を持つ妖魔。セーラーマーズを氷に閉じ込め、セーラームーンを襲おうとしたが、セーラーマーズが氷のなかから放ったファイヤーソウルを喰らって灰になった。
DDガールズIII(紅の将)
声 - 中村尚子柿沼紫乃(カセットコレクション)
地中潜行状態からの攻撃が得意な、小柄でショートカットで大きな瞳を持つピンクの肌の妖魔。セーラーヴィーナスを地中に引きずりこんで追い詰めるが、彼女のクレッセントビームを眉間に直射されて消滅した。
DDガールズIV(紫の将)
声 - 高木早苗[注 21]
放電攻撃を得意とする、紫の肌に灰色のソバージュ長髪の妖魔。触手で捕えたセーラージュピターに対して5人がかりの放電攻撃をしたが、もともと雷を扱うジュピターには効果が薄く、ジュピターの命懸けのシュープリームサンダーの前に逃げ遅れて消滅した。
DDガールズV(橙の将)
声 - 篠原恵美(EDクレジットに表記なし)
放電攻撃を得意とする黒っぽいオレンジの肌に土色の長髪の妖魔。DDガールズIVとともにセーラージュピターの命懸けの攻撃に逃げ遅れて消滅した。

ゲーム

ムチムチ
スーパーファミコンのベルトスクロール版に登場するザコ敵。ムチを所持した女性の姿をしている。2面のみ登場する。
ヒラヒラ
スーパーファミコンのベルトスクロール版に登場するザコ敵。小柄な体格の道化師のような風貌の怪人。
ゴロゴロ
スーパーファミコンのベルトスクロール版とメガドライブ版TVゲームに登場するザコ敵。太ったピエロのような風貌の怪人。
覆面男[3]
業務用ベルトスクロール型TVゲームに登場するザコ敵。覆面を被った男性の姿をしている。5面のみ登場する。

その他

花嫁マネキンの妖魔(仮名)[注 22]
声 - 浅野真澄(Crystal)
原作と『Crystal』のAct5に登場。原作では単にネフライトの影が花嫁のマネキンに乗り移った存在でしかなかった。『Crystal』ではネフライトと共にセーラー戦士たちを急襲するが、覚醒したセーラージュピターに倒された。
マネギン
ミュージカル作品『外伝 ダーク・キングダム復活編』とメガドライブ版TVゲームに登場する。ミュージカル作品では桜田春菜に変装してセーラー戦士たちを罠にハメようとした。メガドライブ版の1面ではステージボスとして登場するが、後の面ではザコ敵として登場する。
インストラクターA,B,C
声 - 増田有宏、小林俊夫真地勇志
テレビアニメ版の第4話に登場。この3人は妖魔ではなく、ジェダイトによって取り付けられた頭部のリングによって操られていた人間であり、セーラームーンが放ったムーンティアラアクションによって装着していたリングを破壊されると正気を取り戻している。ジェダイトに操られていた間は目が黄色く黒目がない状態になっている。エナジーはエステサロン(ジム)に設けられたジェダイトが仕掛けたカプセルによって集めていた。

ダーク・エージェンシー(Aベックス)

本作の前日談である『コードネームはセーラーV』に登場するダーク・キングダム直属の芸能会社。後に「Aベックス」(エースベックス、エイベックスのパロディ)と会社名称を変更する。詳しくはダーク・エージェンシーを参照。

関連用語

Dポイント
ダーク・キングダムの城に通じる入り口がある場所。北極圏・北極海の真下の隠された地中にあり、原作と『Crystal』ではここにクイン・メタリアやダーク・キングダムの遺跡が封印されていた。
エナジー
人間の生命力を指す。「幻の銀水晶」の代わりに、メタリア復活のエネルギーとしてダーク・キングダムに集められていた。吸い取られた人は倒れる・眠る・やつれるなどの状態に陥る。また、エナジーを吸い取られた状態で妖魔などに操られることもある。
クリスタルゼミナール
ジェダイトの作った学習塾で、超エリートの進学塾。講義は毎日あり、すべてパソコンを使用する。実写ではアルトゼミナールという名称。
クリスタルディスク
前述の学習塾で使用するディスク。学習内容が面白いため、これを使っていた塾生たちは異常なほど勉強に熱中していた。実はエナジーを吸い取るための装置。テレビアニメ版では、クリスタルゼミナールの講師に化けていた妖魔ガロベンがこのディスクを使って塾生からエナジーを奪っていた。旧版ではフロッピー・ディスク、新装版・『Crystal』では、CDもしくはDVD。
黒水晶
原作および『Crystal』ではベリルが手にしている水晶玉。
テレビアニメではネフライトが生み出した魔具。ベリルによって「虹水晶」にのみ反応するよう改造され、第一期中盤でゾイサイトが虹水晶の捜索に利用した。第一期後半では洗脳された衛が使用し、妖魔七人衆の生まれ変わりである人々を黒水晶に閉じ込めて最強の妖魔を生み出そうとしたが、浦和良を捕らえた直後にマーキュリーとの戦闘で破壊された。
四つの石
原作・実写・『Crystal』にて四天王が現世でクイン・ベリルに身を売った際に変えられた4つの鉱石。翡翠のジェダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)、クンツァイト(リシア輝石)、ブルー・ゾイサイト(タンザナイト)の4つの石のこと。
原作では倒された四天王がこの姿に戻り、その後ベリルに操られたエンディミオンが持っている。第一期終盤でムーンが衛と心中を図って衛を斬った時、身代わりに剣を受けてヒビが入るなどした。第二期以降は衛の部屋にあり、サイコメトリーによって四天王の幻影が浮かび上がり、会話することもできる。
額のマーク
原作および『Crystal』におけるクイン・メタリアの心臓部。クイン・メタリアがエナジーを吸収し、巨大化するにつれて肥大化。
雨の木(レイン・ツリー)
原作番外編「カサブランカ・メモリー」に登場。特徴的なデザインのオルゴールで、センチメンタルな気分にさせる曲をかけ、エナジーを奪う。同名のカフェで、女装したゾイサイトがピアノでこの曲を弾いていた。
ブラッディオパール
PCエンジン版ゲーム一作目に登場。死者を蘇らせる力を持つ紅色の魔石。パスト・ワイズマンが入手し、クイン・ベリルと四天王を復活させた。

注釈

  1. ^ 初登場時のクレジットは大いなる支配者
  2. ^ テレビアニメでは魔導士と言われていた。
  3. ^ フィルムコミック版での記述。
  4. ^ a b c d e f g h i 新装版ではAct14(Act11が2分割されており、話数カウントが後ろにずれるため)。
  5. ^ 1話、自ら志願して任についた。人間界に常駐はしなかったものの、度々変装して人間界に赴き、直接作戦を指揮し成功させたこともある。
  6. ^ 3話ではムーンティアラアクションを無効化している。12話では人間への変身能力と気弾を使用、変装したうさぎに危機感を感じるなど直感の鋭さも発揮し、3人のセーラー戦士を腕を上げたと評するなど余裕を持っていた。処刑された13話においても巨大な幻影を作り出す幻術、大量の泥人形を生み出し自由に操る、電撃を使用する、ジャンボジェットを操るといった妖力を見せ、ジャンボジェットを操りつつ3人のセーラー戦士と互角に戦い、タキシード仮面と撃ち合い一撃で海中に沈める格闘能力を発揮した。術に対する抵抗力も高く、マーズのお札を貼られ術の制御を失った後でも行動不能にならず、ムーンティアラアクションを回避し転移の術を使用することができた。また、転移の術にも多数のバリエーションを持つ。
  7. ^ 原作でも、マーキュリーが繰り出した霧の目くらましを凍結させ、氷の粒に変えて落とすことで無効化している。
  8. ^ 原作ではAct3より登場(テレビアニメ版ではベリルの指名により13話で初登場)。
  9. ^ 「星は何でも知っている」という決め台詞を使用していた。
  10. ^ フランス人形の目利きを行うなど骨董商として実際に活動していたことを匂わせる描写もある。
  11. ^ なるの方は14話で出会ったときから彼に魅かれていた。
  12. ^ 初登場はAct3(テレビアニメ版では第14話)。
  13. ^ 海外の放映では女性となっていることもある。
  14. ^ 第29話ではクンツァイトが虹水晶の持ち主である西村レイカに対して美しいと言ったときは、嫉妬と思われるような感情を出していた。
  15. ^ 花霞に溶け込む転移の術、ネフライトの本拠地である洋館にも繋げる幻術を利用した通信、氷柱攻撃、火炎攻撃、全くの別人(偽セーラームーン)への変身など多数の術を操る。しかし妖魔を魔の紋章に変身させたり、黒水晶を作り出すといった大技は見せていない。
  16. ^ テレビアニメ版及び『Crystal』では襟元を更に大きく寛げており、首元の肌が露わになっている。他の3人はいずれも軍服の襟元はきっちり閉めており、マントはなく足元はロングブーツを履いている。
  17. ^ 複数の人間を合体させて一体の妖魔にする、攻撃能力を持った巨大な幻影を作り出す、敵を異界へ飛ばしたり現世の一部を魔界化・異界化する、普通の人間を強力な妖魔に変化させる、複数人を同時に妖魔化させるなど強大な魔力を持つ。
  18. ^ クレジットでは「小林早苗」と誤表記
  19. ^ これは人間時に持っていたナイフが体の一部になったもの。
  20. ^ 実はセーラー戦士たちの仕組んだ芝居。
  21. ^ 同話でうさぎの母・育子がわずかで喋るシーンがあるが共にノンクレジットである。
  22. ^ クレジットでは単に「花嫁」と表記。

出典

[ヘルプ]
  1. ^ 「原画集∞」
  2. ^ a b c d 『美少女戦士セーラームーン 設定資料集』、20頁-21頁。 ISBN 978-4-06-324521-9
  3. ^ ゲーメスト』No.145より。

ダークキングダム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/09 17:31 UTC 版)

ダークキングダムは、1994年日本テレネットスーパーファミコン向けに発売したゲームソフトコンピューターRPG

ダークキングダム
ジャンル RPG
対応機種 スーパーファミコン
i-revo
発売元 日本テレネット
人数 一人
メディア SFC:ROMカートリッジ
i-revo:ダウンロード
発売日 SFC:1994年4月29日
テンプレートを表示

魔王軍の兵士が隣国制圧、暗殺、勇者打倒などの任務をこなしていくというストーリー。イルラント12宝石の探索、軍馬テキロの入手、アトリビュート・パワーの入手、各キャラクター専用装備の入手などゲームの攻略とは直接関係ない隠しイベントが比較的豊富である。またあるイベントを攻略することによりエンディングが多少変化するというギミックもある。

世界

ダークキングダムの舞台となる世界は「イルラント」と呼ばれる。もともと人間の世界であったが、神の国から巨大な氷に乗ってやってきたという魔王軍によって侵略を受けている。

地名

  • ゼノ
  • パレオ
  • ティホス
  • トゥード
  • コーラン
  • リューン
  • ティンカンサス
  • オーサン
  • エンブレン
  • ラーゴン
  • ビルラクシャ

登場人物

魔王軍

ジェンの部隊

  • ジェン・ドールマン
本作の主人公。進人族。故郷のセブ村を滅亡させた犯人を探し出し一族の敵を討つため、魔王軍に入隊した。
  • ダイナ・ミッド
進人族。ジェンの最初の部下で副官的存在。
  • ギル・ガバメント
魔族。野心的な男で、入隊式で騒動を起こしニッド・ベルクを怒らせ、式場からつまみ出される。後ジェンとの賭けに負け部下となる。ジェンをライバル視している。
  • ジュディー・シルス
進人族。金髪の美しい女。ジェンの許婚。ジェンを追いかけてきて部隊に加わる。
  • レイン・アスピード
飛族。ジェンの部隊の参謀的存在。ジェンの器量を認め、自ら進んで部下となる。
  • コルド・ビッチ
蛮族。間違って正規兵になってしまい、どこからも相手にされず苦悩していたが、ジェンの噂を聞き部下になりたいと志願する。一旦は断られたが、ジェンの任務達成を助け晴れて部下となることを許される。
  • ウォル・サーベン
亜族。理想国家の建設を夢見る。ローゼン・フォルクを尊敬している。

フォースアーク

ウル派
  • "四界王"ウル・ハイデン

魔王軍四公爵の一人。ウル派を率いる。四公爵中最も老獪な人物。

  • ローゼン・フォルク

伝説の闘神と呼ばれる人物。伯爵、後に侯爵。

  • デグ・スタイナー

ウルの腹心。魔族。一等位、後に伯爵。ある事件後、地位は変わらないものの役職において左遷される。

ゼーレン派
  • "魔界の闘士"ゼーレン・ツォーネ

魔王軍四公爵の一人。魔族。ゼーレン派を率いる。孤高の人物で誰とも組まず、中立を保つ。物語後半においては完全にそうと言い切れない態度もあった。

  • ブラン・ホーネット

ゼーレン配下の将。魔族。三等位。電撃を得意技とする。ロートルと化して久しい。

ヘルト派
  • "邪赤竜"ヘルト・ハイス

魔王軍四公爵の一人。竜人族。ヘルト派を率いる。ウル派とは友好関係にあり、ベーザーとは仲が悪い。豪快な人物のようであるが、実は小心である。

  • ザルク・ファント

虎獣人の侯爵。ヘルトの部下。豪快な性格で情に篤い。

  • ヴート・クライス

ザルクの愛人。伯爵。おそらく蛇獣人かバンパイア系の種族と思われる。

ベーザー派
  • "マスターアンデッド"ベーザー・ヘルツ

魔王軍四公爵の一人。死族。全員が死族からなるベーザー派を率いる。陰険な性格で他の公爵たちからは孤立している。種族等級では第三等の死族に属するが、他の魔物を下等種族と見下している。

  • ニッド・ベルク

伯爵。ベーザーの腹心だが、器量は狭く実力も大したものではない。後にある事件によって公爵に昇格するが、実力は伴っていなかったためあっさりとウルに殺されてしまう。

  • フェア・ラート

ベーザー派の行動隊長。三等位。黒衣の魔道師の姿で暗躍する。本来の姿に戻ると、髑髏のオーラを背負った騎士風の姿になる。口調は紳士的で物腰は丁寧だが、性格は陰険。しかしその実力は確かなものである。

  • ファブル
  • ノードン
  • ゲルト

ベーザー派の下級幹部と思われる。フェア・ラートの配下。

  • ハイアンデッド
  • G・アンデッド

ベーザー派の構成員。無理矢理に構成員にされた者もいる。多くはフェア・ラートの指揮の下行動するが、ニッド・ベルクが直接率いていた者もいる。

魔王
  • "魔王"フリード・フューラー

魔王軍の支配者。魔族。

その他
  • 門番のスケルトン
  • 酒場の主人
  • 情報屋
  • 傭兵屋
  • 武器屋
  • 魔法交換所の職員
  • 邪神の司祭
  • 闘技場の管理人

人間

  • 勇者ルクス
  • 戦士ボルト
  • 魔術師ワット
  • 僧侶メロウ

魔王フューラーを倒すため旅をしている勇者の一行。 リーダーのルクスと参謀格のメロウを核とする。

  • シニム
  • ケルドラ様
  • リャントー
  • マッソー

黄金戦士の軍団

  • トーデス
超生体、黄金戦士と呼ばれる存在。その戦闘力は魔王軍の大幹部たちをすら遥かに凌ぐ。自身の力を他者に分け与えたり、分身を作り出すことも可能。洗脳の術なども使いこなす。
  • トーデスの影

トーデスの分身。単なる使い捨て。それでも相当に強い。

  • ミリア

魔王軍の階級制度

  • 魔王
  • 四公爵(フォースアーク)
  • 侯爵、伯爵(ハイアーク)
  • 一等位
  • 二等位
  • 三等位
  • 四等位
  • 五等位(ミドルアーク)
  • 六等位
  • 七等位
  • 八等位(ローアーク)
  • 上級無等位
  • 中級無等位
  • 下級無等位

以上が魔王軍の正規兵である。正規兵は部隊の隊長として部下を率いて戦う存在であり、戦功によって昇進し新たな力を授かることができる。この点が傭兵と異なる点である。 正規兵となるためには単なる力自慢ではだめであるらしいが、いかなる基準で選抜がなされているのかは不明(一応、入隊試験としてオーラ判定が行われる)である。

入隊した魔物は下級無等位の位を与えられる。三度任務を成功させ八等位に昇格すると一般兵から魔王軍の下級幹部「ローアーク」となり、魔王フューラーに謁見することが許される身分となる。ローアークの上にはミドルアーク、ハイアークの地位があり、五等位以上がミドルアーク、伯爵以上がハイアークである。

  • 傭兵

傭兵は正規兵に雇われて部下として付き従う魔物である。昇格によって力を授かることはできない。名前は冒険者の職業や武器防具にちなんだ者が多い。

  • 闘士

闘士は闘技場で正規兵の腕試し、修行の相手となる魔物である。最下級の存在であり、使い捨てである。

種族等級

ダークキングダムの背景世界"イルラント"の魔物は新生体と呼ばれ、四つの等級に分けられている。もっとも、種族等級がそのまま魔王軍での階級と一致するわけではない。

  • 第一等 魔族 竜人族 飛族
  • 第二等 進人族 巨人族 蛮族
  • 第三等 水族 亜族 死族
  • 第四等 獣族 虫族

魔族はエリート意識が強く、また人間及び人間に似た姿をした進人族や死族を忌み嫌い、蔑む傾向が強い。その割に人間の姿に変身する者が多い理由は謎である。

外部リンク






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

ダーク・キングダムに関連した本

辞書ショートカット

カテゴリ一覧

全て

ビジネス

業界用語

コンピュータ

電車

自動車・バイク

工学

建築・不動産

学問

文化

生活

ヘルスケア

趣味

スポーツ

生物

食品

人名

方言

辞書・百科事典

すべての辞書の索引

「ダーク・キングダム」の関連用語

ダーク・キングダムのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   
検索ランキング

画像から探す

下平 昭夫

ジャワヤスリミズヘビ

ケアシホンヤドカリ

ビールの歴史

ガーター編み

保健所

WX331K

9300系





ダーク・キングダムのページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのダーク・キングダム (改訂履歴)、ダークキングダム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2017 Weblio RSS