ダーククリスタル
原題: | The Dark Crystal |
製作国: | イギリス |
製作年: | 1982 |
配給: | ユニヴァーサル=CIC |
キャスト(役名) |
解説 |
黒水晶が割れたために暗黒と化した世界を舞台に、善と悪の戦いが展開されるという人形劇映画。“マペット”の生みの親ジム・ヘンソンと「スター・ウォーズ」のプロデューサーのゲイリー・カーツが製作。エキュゼクティヴ・プロデューサーはデイヴィッド・レイザー。監督はジム・ヘンソンとフランク・オズの共同。ジム・ヘンソンの原案に基づき、デイヴィッド・オデールが脚本を執筆。撮影はオズワルド・モリス、音楽はトレヴァー・ジョーンズが作曲しロンドン交響楽団が演奏している。著名なイラストレーターのブライアン・フロードが協力。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
これは想像を絶する世界の物語である。この世界に君臨する不可思議な力、それは時間と宇宙を超えたダーククリスタルの魔力だ。かつては気高い思考と創造力を誇る高潔な種族に統治されていたこの世界には絢燗たる城がそびえ、その中央に三つの太陽から力を授かった水晶が光を放っていた。やがて地震が襲い、水晶は割れて力を失った。スケクシスという邪悪な種族が魔の手を伸し、城も土地も荒廃し、ついには腐敗と貪欲がはびこるようになった。このスケクシスが恐れていることが一つあった。ゲルフリング族に権力を奪われるという予言である。その予言をおそれ、スケクシスはゲルフリングの根絶をはかる。ただ一人生き残ったジェン少年は、また別の種族であるウール族によって育てられた。ジェンの育ての親である長老は、息を引き取る際に、「水晶のかけらがどこかにある。それを見つけ出し、三つの太陽が重なる前に元の場所へもどさないと、すべてが破壊され、スケクシスの支配は永遠に続くだろう」とつげる。同じ頃、スケクシス族の皇帝も死亡した。たちまち権力争いがおきて、王座獲得に失敗した侍従長は城から追放される。ジェンは使命をはたすべき危険にみちた旅に出る。ジェンの存在はスケクシスの知るところとなり、恐怖にかられたスケクシスはジェンを殺せと、堅固な鎧かぶとに身を包んだ戦士ガーシムに命じる。ジェンは天文学者オーグラの天文台で、水晶のかけらを発見。ガーシムがそこへ侵入してきたので逃げ出したジェンは、森の中でキーラに出会う。彼女もまたゲルフリング族の生き残りだった。彼女はポッド族にかくまわれていた。彼らはジェンも歓迎してくれた。しかし、ここにもガーシムがやってきて、ポッド族の大半を奴隷にしてしまう。生命からがら逃がれたジェンとキーラの前に、侍従長が現われて協力を申し出る。しかし、ジェンは信用しない。城へ通じる穴から、ジェンとキーラは中へ入る。またもや侍従長が出現するが、ジェンが断わると、キーラをさらってゆく。そして、新皇帝にゴマをすり、復帰を許される。キーラは生命のエキスを抜き取られそうになるが、持てる力をすべて奮い起こし、自由を取りもどす。ジェンは、ダーククリスタルの上にとびのり、かけらをもとのところへもどす。かくして、平和がもどった。 |
ダーククリスタル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/20 10:19 UTC 版)
『ダーククリスタル』(英語: The Dark Crystal)は、1982年に公開されたアメリカ映画。1983年アボリアッツ国際ファンタスティック映画祭グランプリ受賞[2]。1983年第10回サターン賞ファンタジー映画賞受賞。1984年星雲賞メディア作品部門受賞。
注釈
- ^ ただしインダストリアル・ライト&マジックの参加は異世界背景のマット画など限られたものである。
- ^ 短い尻尾を持っているが、映画本編では紹介されることはなかった。
- ^ なお、ジェンとキーラの誕生日は、ミスティック族の数霊術師の砂絵占いにポイントとして記されており、公式にジェンの方が歳上とされている。
- ^ 劇中、呼ぶ者によって、キーラの名は「キーラ」とも「キアラ」とも聞こえる。日本版小説では「キアラ」で統一されている。
- ^ ダーククリスタルの城で、「生命のエキス」装置から逃れて、ジェンを探しに行こうとするキーラに「友を探せ、(お前の)死を探せ」と語りかけ、最終的にゲルフリン族のジェンの手で、ダーククリスタルが癒され修復される過程で、キーラの自己犠牲による死が避けられないことを示唆している(マーベルコミック社より刊行されたコミック版には、より具体的に描写されている)。
- ^ このエピソードはよく知られているが、打ち合わせ相手の娘はリサ・ヘンソンとも言われる。
- ^ カーミットの声をジム・ヘンソンが担当していたことや、ミス・ピギーの声をフランク・オズが担当していることはよく知られる。
- ^ ウェンディ・ミッドナーはこれら作業の縁で後日、ブライアン・フラウド夫人となっている。
- ^ 毛皮の調達元はすべて古着の毛皮コート等である。
- ^ 『ダーククリスタル』の米国公開は、元来1982年5月28日を予定していたが、これら改変によって延期され、結局同年のクリスマス公開となった。A.C.H.スミスによる映画ノベライズは、完成試写版の映画脚本を元にしており、公開された映画とは若干の違いを見せている。
- ^ 公開当時ブエナビスタ社から関連商品として、発売されていたドラマ版LPはオウグラの声だけがオリジナルと違っていた。キャスト名が記載されていないため、詳細は不明ながら、変更前のキャストと思われる。
- ^ 映画で使われたキャラクターの人形の一部がソニープラザにて展示公開された模様。
出典
- ^ “The Dark Crystal (1982)” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2010年5月18日閲覧。
- ^ 株式会社スティングレイ、allcinema、1983年 第11回 アボリアッツ・ファンタスティック映画祭。2020年2月1日閲覧。
- ^ Petski, Denise (2017年5月18日). “‘The Dark Crystal: Age Of Resistance’: Jim Henson Prequel Series Set At Netflix”. Deadline.com 2017年5月18日閲覧。
- ^ “‘Netflix announces voice cast & debuts first look at The Dark Crystal: Age of Resistance”. Netflix Media Center. 2018年12月18日閲覧。[リンク切れ]
- ^ Inc, Natasha. “「ダーククリスタル」前日譚描くドラマシリーズがNetflixで配信(動画あり)”. 映画ナタリー. 2019年4月5日閲覧。
- ^ “The Dark Crystal: Age of Resistance premiering on Netflix in August: See the exclusive images”. Entertainment Weekly. 2019年5月21日閲覧。
ダーククリスタル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/23 08:41 UTC 版)
奪ったライフスピリットを結晶化したシャドーウォリアーのエネルギー源。
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ダーククリスタル
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「ドラゴンクエストのモンスター一覧」の記事における「ダーククリスタル」の解説
人型の上半身と二対の脚が生えた下半身を持つクリスタルのモンスター。
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