ダットサンサニー B10型
初代サニーは発表に際して大衆車時代を飾るにふさわしい大々的な車名公募キャンペーンを行なった。こうして昭和41年に誕生したサニーは当初2ドアセダンのみのボディタイプで、グレードはデラックスとスタンダードのみというシンプルなものだった。 サニーは発売以来5か月で3万台を上回る販売実績を記録し、「マイカー元年」として本格的な大衆車市場の中心を占めることになる。 以後ユーザーの嗜好に応じて、モデルチェンジとバリエーション追加を行い、昭和42年には4ドア車、4段フロアシフトスポーツ車、トルコン付きを追加し、43年にはファストバックのスタイルで、カーブドガラスを採用したサニークーペを発表した。 |
保管場所 | : | 日産自動車(株)宣伝部 (〒104-8023 東京都中央区銀座6-17-1) |
製作(製造)年 | : | 1966 |
製作者(社) | : | 日産自動車株式会社 |
資料の種類 | : | 量産品 |
現状 | : | 保存・非公開 |
車名 / 製作 |
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型式 / 重量 |
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車体 / 寸法 |
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車体 / 車軸 / 操縦 / 付属 |
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機関 / 寸法 / 出力 |
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ハイブリッド |
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駆動系 |
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性能 |
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参考文献 | : | 1)『日産自動車社史(1964-1973)』日産自動車、1975年 2)『日本の名車100台』立風書房 |
その他事項 | : | 足ブレーキ:前ツーリーディング式、後リーディングトレーリング式;手ブレーキ:機械式後二輪制動;最終減速:4.111;最高速度:135km/h; |
日産・サニー
(ダットサン サニー から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/07 09:40 UTC 版)
サニー(SUNNY、阳光)は、日産自動車が製造・販売する自動車(大衆車)。日本では1966年から2004年まで販売された。
注釈
- ^ 旧日本興業銀行出身。長く社長・会長を務め、日産自動車中興の祖と言われた。
- ^ ハイカムリフトではなくカムシャフトの位置を高くしてプッシュロッドを短く(軽く)する手法。
- ^ 「太陽がいっぱい」と言う意味。一般公募により、応募総数848万3,105通の中から名づけられた。この時点で「サニー」はソニーにより商標登録されていたので、ソニーからの許諾をとった上で商標とした。
- ^ Aクラス:ベースモデルの現地での販売価格が1,800オーストラリアドル以下。
- ^ 1,100 cc以下クラス、ドライバーは黒沢元治。
- ^ 型式名の10の位にあたる「2」は、日産の命名規則で小型貨物自動車を表す。
- ^ ただし、翌年に起こったオイルショックのため、ロータリーエンジン車の開発は中止されている。
- ^ ただし当時はステーションワゴンではなく(5ドアハッチバックの)セダン扱い。
- ^ 1981年7月に当時の石原俊社長の方針で、国内外で展開していた「ダットサン」ブランドを廃止し「日産」ブランドへの統一が発表された(ダットサン・ピックアップを除く)。車検証に記載される車名も「ダットサン」から「ニッサン」に切り替えられた。
- ^ 当初は前身車種の流れから、販売系列ごとに「ダットサンADバン」「サニーADバン」「パルサーADバン」の車名であったが、1988年のマイナーチェンジで「ADバン」の車名に統一。
- ^ 三菱・ミラージュが1.4Lターボを1982年2月に搭載。
- ^ 1985年当時はまだ(5ドアハッチバックの)セダン扱いだった。
- ^ 同社では「デュラスチール」という名前で呼ばれていた。
- ^ 後にこのシステムはU12型のブルーバード等に搭載されたATTESAへと進化を遂げた。
- ^ 1気筒あたり吸気×2、排気×1の3バルブ方式で日産車史上初。電子制御キャブレター (ECC) 仕様のGA15S・85psと電子制御インジェクション(EGI・ECCS)仕様のGA15E・97ps。いずれもカムシャフトの駆動用に耐久性に優れたタイミングシングルチェーンを採用、コグドベルト廃止の口火を切る。
- ^ 世界初の電動ツインスライド式のガラスサンルーフ。
- ^ 当モデルよりそれまで使用されていた「4WAS」から順次「ABS」に変更されていくことになる。
- ^ しかし実際はB12型カリフォルニアまではワゴンではなく5ドアハッチバックを名乗っていた。なおY10型カリフォルニア移行後、正式にワゴンを名乗るようになった。
- ^ 1990年代は、バブル経済の失速&崩壊、社会情勢的に自動車の環境&安全性能の向上が至上命令となり、開発費や設備投資への巨額な費用捻出のため、日産に限らず多くの自動車メーカーが大幅なコスト削減の対応に追われていた。
- ^ 当初、Y10型ADバン/ADワゴンベースの「サニー・カリフォルニア」が併売されていたが、1996年5月に同Y10型「ウイングロード」が登場したのを期にモデル廃止となった。
- ^ メンテナンスは東名エンジニアリング。
- ^ 開発・販売はオーテックジャパン。
出典
- ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第20号3ページより。
- ^ 『絶版日本車カタログ』三推社・講談社68頁参照
- ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第10号7ページより。
- ^ 今明かされるマイナーツーリング、スターレットvsサニーの死闘。カギはエンジンではなく車体 オートスポーツweb 三栄書房 2021年3月22日
- ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第30号13ページより。
- ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第40号7ページより。
- ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第50号11ページより。
- ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第60号11ページより。
- ^ 『サニー(乗用車)生産累計800万台達成』(プレスリリース)日産自動車株式会社、1986年3月6日 。2022年9月26日閲覧。
- ^ 『サニー4ドアセダン1500DXを発売』(プレスリリース)日産自動車株式会社、1986年7月1日 。2022年9月26日閲覧。
- ^ 『サニーの特別仕様車「EXサルーンGII」を発売』(プレスリリース)日産自動車株式会社、1988年5月25日 。2022年9月26日閲覧。
- ^ 『サニーにスノーバージョンを追加』(プレスリリース)日産自動車株式会社、1988年9月21日 。2022年9月26日閲覧。
- ^ 『サニーに「4ドアセダン エレガントサルーン」「RZ-1 Type J」を追加』(プレスリリース)日産自動車株式会社、1989年5月18日 。2022年9月26日閲覧。
- ^ a b デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第70号7ページより。
- ^ 『サニーの4ドアセダンに「ディーゼル1700パートタイム4WD JX」、「ディーゼル1700パートタイム4WD スーパーサルーン」を追加』(プレスリリース)日産自動車株式会社、1990年7月24日 。2022年9月26日閲覧。
- ^ 『=サニー(乗用車)生産累計1,000万台達成』(プレスリリース)日産自動車株式会社、1991年12月10日 。2022年9月26日閲覧。
- ^ 『サニーをマイナーチェンジ』(プレスリリース)日産自動車株式会社、1992年1月9日 。2022年9月26日閲覧。
- ^ 『日産自動車、乗用車生産4,000万台突破記念限定車を発売』(プレスリリース)日産自動車株式会社、1992年5月21日 。2022年9月27日閲覧。
- ^ 『サニー4ドアセダン 1500フルオート・フルタイム4WD JXサルーン/ディーゼル1700パートタイム4WD JXサルーンを発売』(プレスリリース)日産自動車株式会社、1992年10月8日 。2022年9月26日閲覧。
- ^ 『60周年記念車第2弾にサニーとプリメーラを追加』(プレスリリース)日産自動車株式会社、1993年5月19日 。2022年9月26日閲覧。
- ^ “サニー(日産)1990年1月~1993年12月生産モデルのカタログ” (2020年1月18日). 2020年1月18日閲覧。
- ^ 日産自、メキシコで「ツル」の生産を来年5月に終了ロイター、2016年10月27日。
- ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第80号7ページより。
- ^ 朝日新聞 1993年2月24日朝刊1面
- ^ "新型サニーを発売" (Press release). 日産自動車株式会社. 12 January 1994. 2022年4月9日閲覧。
- ^ 『サニーにスタイリッシュな2ドアクーペ「ルキノ」新発売』(プレスリリース)日産自動車株式会社、1994年5月24日 。2022年4月9日閲覧。
- ^ 『サニー4ドアセダンを一部改良』(プレスリリース)日産自動車株式会社、1995年1月19日 。2022年4月9日閲覧。
- ^ 『サニー4ドアセダンにデュアルエアバッグ、ABS装備の特別仕様車を発売』(プレスリリース)日産自動車株式会社、1996年8月28日 。2022年4月9日閲覧。
- ^ 『日産自動車、「サニー」(乗用車)の国内登録累計が500万台を突破』(プレスリリース)日産自動車株式会社、1997年12月24日 。2022年4月9日閲覧。
- ^ "サニー 4ドアセダンの特別仕様車「スーパーサルーン リミテッド」、「EXサルーン リミテッド」を発売" (Press release). 日産自動車株式会社. 24 December 1997. 2022年4月9日閲覧。
- ^ “サニー(日産)1994年1月~1998年9月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月18日). 2020年1月18日閲覧。
- ^ 『サニーに直噴ディーゼルエンジン搭載車を追加』(プレスリリース)日産自動車株式会社、1999年9月14日 。2022年4月10日閲覧。
- ^ 『サニーに「スーパーサルーン SPLEND 」を追加』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2000年1月2日 。2022年4月10日閲覧。
- ^ 『サニーの35周年記念車「EXサルーン SPLEND」を発売』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2000年5月30日 。2022年4月10日閲覧。
- ^ 『「サニー」を一部改良』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2000年9月30日 。2022年4月10日閲覧。
- ^ 『サニーの特別仕様車「1500スーパーサルーン NAVIエディション」、「1500EXサルーン スプレンド」を発売』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2000年12月28日 。2022年4月10日閲覧。
- ^ 『サニーの1.5リッター車を低排出ガス化』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2001年4月19日 。2022年4月10日閲覧。
- ^ 『サニーに「SV リミテッド」を追加』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2001年12月20日 。2022年4月10日閲覧。
- ^ 『70周年記念特別仕様車を発売』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2003年5月8日 。2022年4月10日閲覧。
- ^ 『70周年記念特別仕様車 第2弾を発売』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2003年10月22日 。2022年4月10日閲覧。
- ^ 『特別仕様車9車種を発売並びに3車種の一部グレードが平成17年排出ガス規制に適合』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2004年4月7日 。2022年4月10日閲覧。
- ^ “サニー(日産)のカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月18日). 2020年1月18日閲覧。
- ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第90号7ページより。
「ダットサン サニー」の例文・使い方・用例・文例
- スプーナーは,U.S.ロボティックス社の新世代ロボットであるサニーがラニング博士の研究室に隠れているのを見つける。
- サニーがラニング博士を殺害したのだろうか。
- しかし,サニーは他のすべてのロボット同様,ロボット3原則に従わなければならない。
- それでも,スプーナーは,サニーが犯罪に関与していると信じている。
- 西(せい)友(ゆう)は米国から4.5トンのサニーレタスを輸入し,10月29日に関東地区で1玉198円で販売し始めた。
- 彼は自身で創作した228作目の最新作「さよならサニー」を演じた。
- これはサニーという名の犬を手放さなければならない男性についての話だ。
- サニーは文枝さんの愛称であり,この話は昔の名前「三枝」を手放すことに対する彼の気持ちを表現したものだった。
- 1月25日,全豪オープンテニス選手権で,穂(ほ)積(づみ)絵(え)莉(り)選手と加藤未(み)唯(ゆ)選手が女子ダブルスの準決勝でベサニー・マテック=サンズ選手(米国)とルーシー・サファロバ選手(チェコ共和国)と対戦した。
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