だったん人の踊り
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『韃靼人の踊り』(だったんじんのおどり)または『ポロヴェツ人の踊り』(ポロヴェツじんのおどり、露: Половецкие пляски、英: Polovtsian Dances)は、ロシアの作曲家アレクサンドル・ボロディンが作曲したオペラ『イーゴリ公』の第2幕に含まれる曲で、ボロディンの最も有名な曲のひとつであり、またクラシック音楽でも有数の人気曲である。日本語の題名は『ダッタン人の踊り』『だったん人の踊り』『ポロヴェッツ人の踊り』などとも記される。しばしばオーケストラのコンサートなどで、オペラとは独立に演奏される。ただし、オペラでは合唱を伴うが、演奏会では合唱のパートを省略することが多い。序曲や「ポロヴェツ人の行進」などと併せて『イーゴリ公組曲』とすることもある。
- ^ a b c Richard Taruskin「イーゴリ公」『新グローヴオペラ事典』スタンリー・セイディ編、日本語版監修:中矢一義、土田英三郎、白水社、2006年、76-81頁。
- ^ 井上和男「イーゴリ公」『作曲家別名曲解説ライブラリー (22) ロシア国民楽派』音楽之友社、2001年、108-111頁。
- ^ 森田稔「解説」『ボロディン:ポロヴェツ人の踊りと合唱(ダッタン人の踊り)』全音楽譜出版社、2018年、8-9頁。
- ^ Michael Steinberg. “Borodin: Polovtsian Dances from Prince Igor”. San Francisco Symphony. 2022年5月17日閲覧。
- ^ “Князь Игорь (Бородин)/Либретто — Викитека” (ロシア語). Ru.wikisource.org (2023年1月22日). 2023年8月30日閲覧。
- ^ “Alexander Borodin : Prince Igor : Opera in four acts and a prologue; Libretto by the composer after The Lay of the Host of Igor” (PDF). Brilliantclassics.com. 2016年12月20日閲覧。
- 1 だったん人の踊りとは
- 2 だったん人の踊りの概要
- 3 ポピュラー音楽への編曲
- 4 登場作品
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