タール砂漠
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タール砂漠 (Thar Desert)(大インド砂漠 Great Indian Desertともいう)は、インド・ラージャスターン州、パキスタン東部にある砂漠で、インダス川が砂漠の西方を流れ、流域はインダス文明が栄えた。アラビア海との間にカッチ大湿地がある。砂漠は南北650km、東西360km、面積は約200,000km2。年間降水量は250mm以下。点在するオアシスにジョードプル、ビーカーネール、ジャイサルメールなどのオアシス都市が発展している。
- 1 タール砂漠とは
- 2 タール砂漠の概要
タール砂漠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 06:41 UTC 版)
詳細は「タール砂漠」を参照 タール砂漠は大インド砂漠とも呼ばれ、インド西部にある熱砂漠である。パンジャーブ州、ハリヤーナー州、ラージャスターン州、グジャラート州の4州にまたがり、総面積は約208,110平方キロメートルである。このうち61%はラージャスターン州にある。砂漠は国境を越えてパキスタンまで続き、チョリスタン砂漠とよばれる。砂漠は最西端の一部地域では砂の砂漠だが残りの地域では岩だらけである。 タール砂漠の成り立ちはよくわかっていない。ある地質学者は砂漠の歴史を4千年から1万年と見積もっているが、別の者はこの地域の不毛化はもっと昔に遡るという。この地域の温度差は極端で夏は摂氏45度以上、冬は氷点下になる。年間降雨量は最西端で120mm、東部で375mmである。降雨の少なさが目立つが、この一帯はそもそもベンガル湾のモンスーン(南西風)の通り道ではない。アラビア海からの南西風もアラーヴァリー山脈に遮られて沙漠に降雨をもたらさない。 不毛な地域の土壌は砂地かローム質である。その硬度や深度は地形によってさまざまである。低地のローム層は比重が大きく、粘土・炭酸カルシウム・石膏などからなる硬盤があろう。人口密度が低いためインドの他地域と比べると人口が与える環境への影響は少ない。
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