ターミネーター4
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/07 00:07 UTC 版)
『ターミネーター4』(原題: Terminator Salvation)は、2009年のアメリカのミリタリーSFアクション映画。監督はマックG、脚本はジョン・ブランケートとマイケル・フェリスが務めた。「ターミネーター」シリーズの第4作目で、『ターミネーター3』(2003年)の続編であると同時に、『ターミネーター』(1984年)の前日譚でもある。主演はクリスチャン・ベールとサム・ワーシントンで、アントン・イェルチン、ムーン・ブラッドグッド、ブライス・ダラス・ハワード、コモン、マイケル・アイアンサイド、ヘレナ・ボナム=カーターらが出演している。これまでの作品とは異なり、本作は2018年を舞台にした終末論的映画である。ベールはレジスタンスの戦士で中心人物であるジョン・コナーを、ワーシントンはサイボーグのマーカス・ライトを演じる。イェルチンは『ターミネーター』で初登場した若き日のカイル・リースを演じ、T-800ターミネーターの起源を描いている。
注釈
出典
- ^ a b c d e “Terminator Salvation (2009)”. Box Office Mojo. 2010年1月4日閲覧。
- ^ 「キネマ旬報」2016年3月下旬号 109頁
- ^ James Cameron Clarifies His Thoughts on Terminator Salvation[リンク切れ]
- ^ Does "Terminator: The Sarah Connor Chronicles" have anything to do with this film?
- ^ “シュワちゃん新作「T4」ちょい役出演か”. 日刊スポーツ (2008年11月18日). 2023年1月5日閲覧。
- ^ “ターミネーター4に若いアーノルド・シュワルツェネッガーが登場?”. シネマトゥデイ (2009年2月9日). 2023年1月5日閲覧。
- ^ “「ターミネーター4」にシュワ氏出演!その出演場面が明らかに”. 映画.com (2009年5月15日). 2023年1月5日閲覧。
- ^ “Bryce Dallas Howard Replaces Charlotte Gainsbourg in Terminator 4”. MovieWeb. (2008年6月2日). オリジナルの2008年6月6日時点におけるアーカイブ。
- ^ “ターミネーター4:5日で興収10億円突破 初登場1位の好スタート”. 毎日jp. 2009年9月28日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 2009年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟2022年12月20日閲覧
- ^ "Terminator Salvation". Rotten Tomatoes (英語). Fandango Media. 2022年11月20日閲覧。
- ^ "Terminator Salvation" (英語). Metacritic. Red Ventures. 2022年11月20日閲覧。
- ^ シュワ、「T4はシリーズ最高」と家族に言われ傷つく - MovieWalker
- ^ “アーノルド・シュワルツェネッガー、『ターミネーター4』を「あれはひどかった」とこき下ろす”. シネマトゥディ (2012年4月9日). 2014年12月4日閲覧。
- ^ “ターミネーター4:作品情報”. 映画.com. 2023年1月5日閲覧。
- ^ “ターミネーター4 スペシャル・エディション | クリスチャン・ベール”. ORICON NEWS. 2022年8月26日閲覧。
- ^ “ターミネーター4 T-600リアルヘッドフィギュア付Blu-ray BOX | クリスチャン・ベール”. ORICON NEWS. 2022年8月26日閲覧。
- ^ “ターミネーター4 スペシャル・エディション | クリスチャン・ベール”. ORICON NEWS. 2022年8月26日閲覧。
- ^ “ターミネーター4 4K ULTRA HD & ブルーレイセット | クリスチャン・ベール”. ORICON NEWS. 2022年8月26日閲覧。
- ^ “ターミネーター4 コレクターズ・エディション | クリスチャン・ベール”. ORICON NEWS. 2022年8月26日閲覧。
- ^ “ターミネーター4 コレクターズ・エディション | クリスチャン・ベール”. ORICON NEWS. 2022年8月26日閲覧。
- ^ “ターミネーター4 コレクターズ・エディション | クリスチャン・ベール”. ORICON NEWS. 2022年8月26日閲覧。
- ^ マックG, ターミネーター4 2022年8月26日閲覧。
- ^ 別エンディングがあった!裏話続出でターミネーター完全解剖!『T4』DVD&Blu-ray発売イベント[リンク切れ]アメーバニュース 2009年11月21日
ターミネーター4
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 00:59 UTC 版)
「スカイネット」の記事における「ターミネーター4」の解説
本作は『T3』の設定を部分的に継承してはいるが、スカイネットを生み出したのはサイバーダイン社という設定になっているため、『T2』の続編でもある。そのため、『T3』の劇中でスカイネットを生み出したCRSは、本作には登場しない。 1994年のジョンとサラとT-800、そしてマイルズの一件によってサイバーダイン社は大打撃を受けたが、倒産には至らなかった。そして21世紀に入り、大企業の地位に返り咲いたサイバーダイン社は2003年に同社所属の女性科学者セレーナ・コーガンを中心として、「科学の発展」が目的と称する人体実験を計画する。死刑囚のマーカス・ライトが刑執行後の献体同意書にサインし、刑執行を機に実験が始まった。その実験の途中にセレーナは癌で病死するが、実験自体はサイバーダイン社が新たに設立したグループ会社である「サイバネティック・リサーチ社」へ引き継がれた。 やがて、サイバーダイン社がアメリカ空軍との契約に基づいて完成させたスカイネットは自我に目覚めると、全世界へ核ミサイルを発射して「審判の日」を起こした(小説版でマーカスが発見したスカイネットのデータベースにあるネットニュースの記事によると、スカイネットが自我に目覚めてコントロール不能になったことにアメリカ当局が気付くもどうにもならず、スカイネットはロシアに向けて核ミサイルを発射した。その後、ロシアからの報復攻撃でアメリカも大打撃を受けたとある。また、ブレアがマーカスに語った話によれば、スカイネットが第一目標にしていたのは全世界の空港や関連施設とのこと)。これに伴い、実験体となっていたマーカスの身柄もスカイネットの管轄下に置かれた。 「審判の日」以降の世界では、ターミネーターやハンターキラーから構成される機械軍を編成する一方、サンフランシスコに自らの重要拠点であるスカイネットセントラルを構築した。ここを含めた各拠点へ機械軍を配備し、人類抵抗軍と交戦している。抵抗軍にさらなる打撃を与えるべく人間を捕獲し、その細胞を研究することで潜入型ターミネーターの開発を進めていく。地球上の人類を絶滅させた後は宇宙開発に着手し、機械を外宇宙の惑星へ殖民させる構想があるとも明かされた。同時に抵抗軍の主要人物の殺害にも乗り出しており、ジョン・コナーと彼の父親となるカイル・リースをリストアップしていた。 本作ではモニター上のセレーナ・コーガンの顔と声を借りて、映像上で初めてスカイネットが台詞を発した。 小説版では独自の言語を開発し、自身のデータベースや機械軍との連絡等に用いている。この言語は既存の言語とは異なる文字を持つだけでなく、文章の読み方も英文のように左から右へ読むだけに限らず、縦や斜め方向に読むものもあり、暗号言語としての様相を有する。そのため、スカイネットや機械軍以外でこの言語を解読できるのは、抵抗軍の技術兵のみである。 スカイネットセントラルではマーカスに対し、人間だった頃は犯罪者という社会の底辺に置かれていた彼がターミネーターになったことで機械の社会では誰しもが記憶するほどの立派な存在になったとの甘言を用い、完全な意味で自分の配下にしようと画策する。しかしマーカスは、自身がターミネーター化されていた事実を知らされても機械軍に屈せず、自ら制御用のチップを破壊してスカイネットから離反、さらにスカイネットセントラルもジョンによって爆破され、機械軍は大ダメージを受けることになった。
※この「ターミネーター4」の解説は、「スカイネット」の解説の一部です。
「ターミネーター4」を含む「スカイネット」の記事については、「スカイネット」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
映画作品 | 痛快なる花婿 紅蘭 ターミネーター4 運命を分けたザイル ワイルド・フラワーズ |
- ターミネーター4のページへのリンク