タービダイトとは? わかりやすく解説

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タービダイト【turbidite】


タービダイト

読み方たーびだいと
【英】: turbidite

混濁流により、水深の深い所に運ばれ堆積たいせき}した主に陸源の堆積物。それは、級化成層発達すること、堆積下底面に堆積時の水底水流によって侵食された跡(ソールマーク)が見られること、中程度のとうた(淘汰)度であることなどで特徴付けられる。またそれは地向斜堆積物(特にフリッシュ堆積物)を代表する。タービダイト性といえば河川性、デルタ性などに対し供給地からより遠方運ばれ、より深海性であるという意味あいを含んでいる。

タービダイト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/10 18:05 UTC 版)

タービダイト: turbidite[1])は、海底堆積物の一種で、混濁流(乱泥流、: turbidity current[1])の堆積物[2]を指す。級化層理やラミナが発達しており、繰り返し発生して堆積すると砂岩泥岩互層となる。


  1. ^ a b 文部省編『学術用語集 地学編』日本学術振興会、1984年、382頁。ISBN 4-8181-8401-2[リンク切れ]
  2. ^ 室戸ジオパーク推進協議会事務局. “どーんと付加体(M.室戸岬)”. 室戸ジオパーク公式サイト. 2012年6月15日閲覧。
  3. ^ 高野修、「炭化水素貯留岩としての海底扇状地タービダイト :堆積モデル・石油システムの多様性と解析手法の現状」『石油技術協会誌』 2016年 81巻 1号 p.7-21, doi:10.3720/japt.81.7, 石油技術協会
  4. ^ a b 井内美郎, 衣笠善博, 公文富士夫 ほか、「古地震の震度指示者としての琵琶湖タービダイト」 日本地質学会 『地質学論集』 1993年5月 39巻 p.61-70, hdl:2433/87323
  5. ^ a b 池原研、「深海底タービダイトの発生周期とその古地震学的意義 熊野トラフのピストンコアの解析例」『堆積学研究』 1999年 49巻 49号 p.13-21, doi:10.4096/jssj1995.49.13, 日本堆積学会
  6. ^ 池原研、「地震性タービダイトによる地震発生履歴研究の現状と課題」『日本地質学会学術大会講演要旨』 2016年 2016巻 第123年学術大会(2016東京・桜上水), セッションID:R7-O-8, p.176-, doi:10.14863/geosocabst.2016.0_176, 日本地質学会


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