タイヤ温度
レース走行時のタイヤ表面の混度のことを、タイヤ温度と呼んでいる。タイヤの接地部分のマシン装着時の外側から内側まで3~5点測定する。各測定ポイントの温度分布ができるだけ均一であることが望ましいが、サスペンション・セッティングやレーシングコース・レイアウトにより不均一になることが多い。例えば、アンダーステアーのセッティングでは、フロントタイヤに負荷が多くかかるので、フロントタイヤの温度が高くなる。IRLのようなオーバルコースでは、外側のタイヤ温度が高くなる。また、空気圧が高すぎると接地端部に比べてタイヤ中央部の温度が高くなり、空気圧が低すぎると逆にタイヤ中央部が低くなる傾向となる。スリックのレーシングタイヤでおおよそ70 ~100℃が望ましい温度範囲であるが、タイヤの仕様や路面温度でも異なる。
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