ゾルンホーフェン石灰岩
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ゾルンホーフェン石灰岩(英語:Solnhofen limestone, ドイツ語:Solnhofen Plattenkalk)は、ドイツ・バイエルン州のゾルンホーフェンを中心とした地域で産出する石灰岩である。世界的に有名なラーガーシュテッテの一つで、始祖鳥を始めジュラ紀後期の動植物化石が大量に発見されている。
- ^ a b Rauhut, O. W., Heyng, A. M., López-Arbarello, A., & Hecker, A. (2012). A new rhynchocephalian from the Late Jurassic of Germany with a dentition that is unique amongst tetrapods. PloS One, 7(10): e46839.
- ^ Schweigert, G. 2007. Ammonite biostratigraphy as a tool for dating Upper Jurassic lithographic limestones from South Germany – first results and open questions." Neues Jahrbuch für Geologie und Paläontologie - Abhandlungen, 245(1): 117-125. doi:10.1127/0077-7749/2007/0245-0117
- ^ Bartell K.W., Swinburne N.H.M. and Conway-Morris S. 1990. Solnhofen: a study in Mesozoic palaeontology. Cambridge (transl. and revised from Bartel K.W. 1978. Ein Blick in die Erdgeschichte. Ott.
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ゾルンホーフェン石灰岩
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「ゾルンホーフェン」の記事における「ゾルンホーフェン石灰岩」の解説
ゾルンホーフェンは、約1億5千万年前、後期ジュラ紀の化石を含んだ採石場で良く知られている。発見された化石の中には当時のラグーンに入り込んだ陸生生物も含まれる。たとえば、小型恐竜のコンプソグナトゥス、6属の翼竜、さまざまなカメ、180種以上の昆虫などである。しかしこれまでで最も有名で、生物進化論においても最も重要な出土品は、ゾルンホーフェンおよびその周辺で発見された10例の始祖鳥である。これらのうち、最も保存状態の良いものはベルリン自然史博物館に収蔵されている。ここからは、最大 30 cm の原初のエビの化石も発見されている。この採石場で採掘される特に粒子の細かい石灰岩(「リトグラフ・スレート」)は、リトグラフの発明者アロイス・ゼネフェルダーによって印刷素材として利用された。現在でもゾルンホーフェン石灰岩はリトグラフ印刷板として世界最高の素材とされている。
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