ソナタ第62番とは? わかりやすく解説

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ソナタ第62番


ハイドン:ソナタ 第62番(ウィーン原典版番号) 変ホ長調

英語表記/番号出版情報
ハイドン:ソナタ 第62番(ウィーン原典版番号変ホ長調Sonate für Klavier Nr.62 Es-Dur Hob.XVI:52 op.82作曲年1794年  出版年1798年  初版出版地/出版社Artaria 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Allegro8分00
2 第2楽章 Mov.2 Adagio6分00
3 第3楽章 Mov.3 Finale (Presto)4分30秒

作品解説

2007年8月 執筆者: 齊藤 紀子

ハイドンピアノ・ソナタの中で最後期書かれ作品1794年作曲1798年出版)。華やかさ盛り上がり富んだ充実した一曲になっている長年仕えたエステルハージ家離れた後の、大成功したロンドン訪問など、傑作多く生まれた時期である。主題がはっきりと位置づけられた明確な形式をもち、華々しさ落ち着いた繊細さなど、楽章ごとに異な表情をみせる。

 伯爵公爵仕えることの多かったハイドンが、エステルハージ家楽団解散により自由な音楽家となってから、1794年作曲された。全3楽章から成る
 第1楽章アレグロの4分の4拍子変ホ長調。fの主和音密集配置開始するディナーミク楽章全体通して目まぐるしく変化することが特徴的である。第27小節からは、高音域に第2主題現れ展開部44小節~)ではまずこの主題展開される第2主題左右スタッカート特徴的で、スラー付され第1主題対照を成す。また、展開部開始2小節は、この楽章冒頭から引き出されているが、フェルマータ付されている。このようなフェルマータ扱いは、ハイドン弟子ベートーヴェンピアノ・ソナタ引き継がれていると言えるであろう
 第2楽章アダージョの4分の3拍子ホ長調第1楽章半音高い調で書かれていることは興味深い3部形式となっており、中間部(第19小節~)では同主短調ホ短調書かれている。そして、この中間部中間にはト長調顔を出す所々に、装飾音の手法で書かれた上行する音階見られることが特徴的である。
 第3楽章プレストの4分の3拍子第1楽章と同じ変ホ長調で、ロンド形式書かれているこれまでの2つ楽章和音開始したのに対し、この楽章主和音第3音単音を5回反復して開始するまた、随所フェルマータによる一時停止見られる。更に、この楽章では、クレッシェンド及びディミヌエンド一度記されておらず、その過程経ないディナーミク変化対比特徴的である。


ソレール:ソナタ 第62番 変ロ長調

英語表記/番号出版情報
ソレール:ソナタ 第62番 変ロ長調Sonata No.62 in B flat major

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Rondo: Andantino con moto 7分00 No Image
2 第2楽章 Mov.2 Allegretto expresivo 5分00 No Image
3 第3楽章 Mov.3 Minue di rivolti: Tempo suo 3分00 No Image
4 第4楽章 Mov.4 Allegro spiritoso 6分30秒 No Image

「ソナタ 第62番」の例文・使い方・用例・文例

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