ソナタ第35番とは? わかりやすく解説

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ソナタ第35番


ハイドン:ソナタ 第35番(ウィーン原典版番号) 変イ長調

英語表記/番号出版情報
ハイドン:ソナタ 第35番(ウィーン原典版番号変イ長調Sonate für Klavier Nr.35 As-Dur Hob.XVI:43 op.41-4作曲年: -1783年  出版年: 1783/84年  初版出版地/出版社: Beardmore&Birchall 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Moderato6分00
2 第2楽章 Mov.2 Menuetto2分30秒
3 第3楽章 Mov.3 Rondo: Presto 5分00

作品解説

2009年6月 執筆者: 稲田 小絵子

十分な資料残されていないため作曲年代特定できないが、少なくとも出版され1783年以前である。ロンドンのビアードモア・アンド・バーチャル社から、Hob. XVI: 433334の順に曲集として出された。だが、これらの作品がもともと一連のまとまりをもって作曲されたとは考えにくいことから、この出版作曲家あずかり知らぬのだったとみられている。

第1楽章モデラート変イ長調2/2拍子ソナタ形式
明快決然とした付点リズムで始まる。この第1主題動機は、第2主題でもたたみかけるように使用されるなど、楽章全体においてうまく機能している。展開部では推移部の素材用いて転調繰り返し緊張高め続ける。そして最後の3小節アダージョ指示効果的なフェルマータ使用によってゆっくりと終止し、ようやく再現部に入る。

第2楽章メヌエット変イ長調3/4拍子
2つのメヌエットから成るダ・カーポ形式メヌエットトリオ)。メヌエット部は、付点含め一貫して跳ねるようなリズムスケルツァンド印象与える。それに対してトリオ部は、なめらかな旋律線を中心とした穏やかな動きをみせる。

第3楽章ロンドプレスト変イ短調2/4拍子
ABACADAコーダロンド形式。Aはabaから成り属調のb部分提示される度に少しずつ変奏されている。変イ長調のAに挟まれ3つのエピソードそれぞれ変ホ長調ヘ短調変イ長調である。全体通して快活な楽章だが、中心に短調をおくことによって劇的な雰囲気生まれている。なお、コーダはD素材よる。


「ソナタ 第35番」の例文・使い方・用例・文例

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