セミコンダクタとは? わかりやすく解説

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半導体

読み方はんどうたい
別名:セミコンダクタ
【英】semiconductor

半導体とは、導電体固有抵抗がおよそ10-6Ωmより小さいもの。電気通しやすい。)と絶縁体固有抵抗がおよそ106Ωmより大きいもの。電気通さない。)の中間位置する半ば電流流れ物質総称である。あるいは、そのような半導体物質使用して製造された、トランジスタダイオードなどの電子部品のことである。

半導体は温度、光、電界磁界などによって電気導電率変化するという特質持っているこのため電気的に制御する機器全般で半導体は非常に重宝されている。半導体物質には、ガリウム砒素などの金属化合物ゲルマニウムシリコンなどがあるが、一般にシリコンが半導体部品材料として用いられている。半導体物質微量不純物ホウ素など)を混ぜ込むと、その不純物電子供給してキャリア」(電気伝導を担うもの)となる半導体は、n型半導体呼ばれる同じく微量不純物正孔ホール)を供給してキャリア」を形成する半導体は、p型半導体呼ばれる

半導体はコンピュータCPUとして用いられているほか、現在の高度な電子化社会においては至る所用いられている。その中枢的役割から、鉄鋼業替わって産業のコメ」とも呼ばれている。半導体の基礎は、1940年代に、AT&Tベル研究所の「トランジスタの父」ウィリアム・ショックレーによって築かれた。ショックレーサンフランシスコ郊外ショックレー半導体研究所設立した。これをきっかけとして同研究所周辺半導体産業集まりはじめ、後にシリコンバレー呼ばれる半導体産業メッカ形成した。のちにロバート・ノイスゴードン・ムーア半導体集積回路IC)を製品化し、世界産業変貌させていった。彼らの創業した半導体メーカーIntelである。


参照リンク
半導体産業新聞
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半導体製造技術:  圧電素子  イレブン・ナイン  CMOS  半導体  ヒートスプレッダ  表面実装  表面実装技術

半導体

(セミコンダクタ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/07 13:52 UTC 版)

半導体(はんどうたい、: semiconductor)とは、金属などの導体と、ゴムなどの絶縁体の中間の抵抗率を持つ物質である。半導体は、不純物の導入や磁場電圧電流放射線などの影響で、その導電性が顕著に変わる性質を持つ。この性質を利用して、トランジスタなどの半導体素子に利用されている。




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