瀬戸茅
セトガヤ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 15:40 UTC 版)
セトガヤ(A. japonicus Steud.)は、近縁な種であり、形がそっくりで、大きさもほぼ同じで、しかも春の水田にはよく混在するので、見慣れないと区別が難しい。全体に一回り大きいことと、花が咲いた時に出てくる葯が白いこと(スズメノテッポウは黄色)で見分けがつく。 小穂を見ればもっとはっきり異なる。セトガヤの小穂は長さが5 - 6 mm と、倍近く大きい上に、内穎の芒がはるかに長く、小穂の長さ程も外に突き出る。ただし、普段は小穂はすべて花軸に密着しているから、それらを外から見ただけで見分けるのは難しい。しかし、これくらい差があると、穂を少し折り曲げて見るとはっきりと違いが分かる。 セトガヤは関東地方以西の本州から九州まで生育し、国外では中国からも知られる。 左がセトガヤ・右がスズメノテッポウ 左がセトガヤ・右がスズメノテッポウ
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