スローターハウス5とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 芸術・創作物 > 映画 > 映画作品 > スローターハウス5の意味・解説 

スローターハウス5

原題:Slaughterhouse-five
製作国:アメリカ
製作年:1972
配給:ユニヴァーサル映画CIC配給
スタッフ
監督:George Roy Hill ジョージ・ロイ・ヒル
製作:Paul Monash ポール・モナシュ
原作:Kert Von Negut Jr. カート・ボネガード
脚本:Stephen Geller スティーブン・ゲラー
撮影:Miroslav Ondricek ミロスラフ・オンドリツェク
編集:Dede Allen デデ・アレン
キャスト(役名
Michael Sacks マイケル・サックス (Billy Pllgrim)
Ron Leibman ロン・リーブマン (Paul Lazzaro)
Eugene Roche ユージン・ロッシュ (Derby
Sharon Gans シャロン・ガンズ (Valencia
Valerie Perrine ヴァレリー・ペリン (Mantana)
Roberts Blossom ロバーツ・ブロッサム (Wild Bob Cody
解説
時間から切り離され主人公ビリー・ピルグリム(巡礼者の意)の過去・現在・未来彷徨する姿を描いたカート・ボネガード小説映画化。製作はポール・モナシュ監督は「スティング」のジョージ・ロイ・ヒル脚本スティーブン・ゲラー撮影ミロスラフ・オンドリチェク音楽バッハの「ブランデンブルグ協奏曲」他6曲を使用編集デデ・アレン各々担当出演マイケル・サックスロン・リーブマン、ユージン・ロッシェ、ヴァレリー・ペリン、ソーレル・ブーケ、ペリー・キングなど。日本語監修高瀬鎮夫テクニカラービスタサイズ1972年作品
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
ビリー・ビルグリム(マイケル・サックス)は第二次世界大戦戦い戦後アメリカ中産階級一員として人並み成功おさめた平凡な男だが、一つだけ彼に常人と違うところがあった。時間超越して彼の意志とは関係なく、過去未来や現在を自由にとびまわるのだ。ある朝、トラルファマドア星にガールフレンドモンタナヴァレリー・ペリン)といっしょにいたかと思うと、次の瞬間には第二次世界大戦でのドイツ軍陣地引き戻されている、といった具合なのだ。ビリーはいま、一人我が家でその悩みタイプ打ちつけていた。家の外では訪ねて来た娘のバーバラが、心配して夫のスタンリー一緒に彼を呼び続けている。しかしその直後ビリーベルギー戦線戻っていた。二人GIラザロロン・リーブマン)とウォーリーに、ドイツ兵と間違えられ捕まってしまったのだ。しかしそのあとで3人ともドイツ軍捕虜になってしまう。捕まってしまったことからの連想なのだろうかビリーは家のベッドバレンシア抱きついていた。二人ハネムーンなのだ。再び戦場ビリー捕虜たちと歩いていた。ウォーリーの足をふみつけラザロ殴られた彼はドイツ人カメラマン写真撮られた。しかしビリーはすぐピルグリム・ビルの開場式という晴れの舞台にいた。混む合う式場混み合う列車中に変った捕虜たちが輸送されているのだ。ビリーはそこでワイルド大佐や老捕虜知り合った。その列車のなかではウォーリーの足が腐り死にかけていた。ビリーが足をふんだためだという。彼が死ぬと、ラザロ親友のために復讐誓った捕虜収容所につくと、ワイルドも老捕虜死んだラザロ殴られそうになったビリー中年兵のダービー(ユージン・ロッシェ)が助け二人仲良くなった。収容所ビリーは突然気を失い場面結婚1年後ビリー夫婦の家に移る。妻は身ごもり、幸福な生活だった。愛犬連れて湖畔座っていた彼は空を飛ぶ不思議な物体見た。トラルファマドア星に行くのはまだ先のことらしい。収容所アメリカ兵ドレスデン移送されることになり、捕虜代表にダービー選ばれた。ドレスデンでは、彼らはドイツ老将校や若い衛兵たち指揮下におかれたが、ビリー意識イリアム飛行場にとんでいた。義父マーブル(ソーレル・ブーケ)とモントリオール会議場へ行くところなのだ。離陸直後ビリーはスキー・マスクをかぶった男たちの幻を見た。それは飛行機墜落意味していた。二人乗った飛行機離陸直後墜落した。スキー・マスクの男たち助けられたのはビリー一人だった。手術のために頭に穴をあけられビリーが、広島上の死者出したといわれるドレスデン空襲現場に戻る。彼らが地下壕から出るとあたり一面廃墟だった。小さな人形見つけたダービーポケット入れたところをドイツ兵に見つかり、その場射殺された。再び病院ビリー助かったものの、バレンシア半狂乱になって病院かけつける途中自動車事故死んだ。家に帰ってみると、グレていた息子ペリー・キング)が頼もしく成長してベトナムから帰って来ていたが、ビリーの心はもう一つ晴れない。その彼にトラルファマドアから来た不思議な物体近づきあっという間に連れて行かれてしまう。その星の家の住居はまるでドームのようだ。そこへあとからモンタナ連れてこられた。トラルファマドアの物体二人頼みを何でも聞いてくれるドーム暮しながら二人次第愛し合うようになったドレスデンでも、飛行機墜落でも不死身だったビリーに、ついに死が訪れたフィラデルフィア演説中に撃たれのである犯人ラザロだった。彼は再びトラルファマドアに引き戻される。そこには妊娠した美しモンタナとの楽しい生活が待っていた。(ユニヴァーサル映画CIC配給1時間43分)

スローターハウス5

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/18 16:55 UTC 版)

スローターハウス5』(スローターハウス ファイブ、原題: Slaughterhouse-Five, or The Children's Crusade: A Duty-Dance With Death)は、1969年に出版されたカート・ヴォネガット・ジュニア小説


  1. ^ a b c d e 上田伸治『アメリカで裁かれた本:公立学校と図書館における本を読む自由』 大学教育出版 2008年 ISBN 9784887307988 pp.136-170.


「スローターハウス5」の続きの解説一覧

スローターハウス5

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/23 04:37 UTC 版)

トラルファマドール星」の記事における「スローターハウス5」の解説

1969年小説『スローターハウス5』では、主人公のビリー・ピルグリムは、トラルファマドール星人誘拐されトラルファマドール星動物園地球映画スターのモンタナ・ワイルドハックとともに裸で展示されるトラルファマドール星人は、過去から未来にわたる全ての時間同時に一望することができる。彼らによると、宇宙トラルファマドール星人宇宙船新型燃料実験している時に誤って吹き飛ばされ消滅してしまう。

※この「スローターハウス5」の解説は、「トラルファマドール星」の解説の一部です。
「スローターハウス5」を含む「トラルファマドール星」の記事については、「トラルファマドール星」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「スローターハウス5」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「スローターハウス5」の関連用語

スローターハウス5のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



スローターハウス5のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
MovieWalkerMovieWalker
(C)MovieWalker
キネマ旬報 (c)キネマ旬報社
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのスローターハウス5 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのトラルファマドール星 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS