スマートEX
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 03:20 UTC 版)
スマートEXは、JR東海・JR西日本が運営するWeb会員制予約サービス・乗車サービスで、2017年9月30日からサービスを開始した。 スマートEXの取り扱い商品は「スマートEXサービス」「スマートEXサービス(往復割引)」の2種があるが、いずれも「スマートEXウェブサイト」から予約手続きを行う。 エクスプレス予約では会員登録にあたり、決済用のクレジットカードとして「JR東海エクスプレス・カード」・「J-WESTカード(エクスプレス)」・「JQ CARD エクスプレス」といったJR東海・JR西日本・JR九州の指定のクレジットカードを用意する必要があるが、スマートEXではVisa・MasterCard・JCB・American Express・Diners Clubのいずれかの国際ブランドを持つクレジットカードを所持していれば会員登録が可能となっている。デビットカードに関してはカードごとに使用可否が異なるため注意を要する。乗車用の専用ICカードは発行されないが、本サービスに対し、Suica・TOICA・ICOCAなどの交通系ICカード全国相互利用サービス対応乗車カードを登録する(最大で6名分の登録が可能)ことで、EX-IC同様にそれらのカードにて改札へのタッチが可能になる。 きっぷを受け取って乗車する場合、EXサービス対応の指定券発券機に受取コード(QRコードをかざすか16桁の番号を入力する)とパスワード入力できっぷを発券できる。また、これらの仕様のためEX予約、プラスEXに登録されているクレジットカードは利用できない。 EX-ICサービスのような年会費が発生しない代わりに、乗車券・特急券の販売価格は基本的に「駅窓口での販売額相当」となっており、指定席は駅窓口販売額の200円引き、自由席は無割引となっている。例として、東京駅 - 新大阪駅間で「のぞみ」を利用した場合、 EX-IC 普通車指定席 13,620円、グリーン車 18,480円(通年同額) スマートEX 普通車指定席 14,520円、グリーン車 19,390円(指定席は、繁忙期200円増し、閑散期200円引き、グリーン車は通年同額) と、販売価格に差が生じる。また本サービスの利用は、一部の交通系ICカードで設定されているポイントプログラムの対象外である。 新幹線相互駅間以外の乗り継ぎによる運賃の取り扱いはEX-ICサービスに準じ、特定都区市内制度は適用されない。また、エクスプレス予約用早得商品も一部設定除外日(ゴールデンウィーク・お盆・年末年始の一定期間)を除いてスマートEXにも設定されるが、設定除外日の範囲がエクスプレス予約より多い。 新在乗継もそのまま利用可能であるが、在来線部分での注意事項については#IC乗継サービスが可能な駅を参照。
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