stand by me
「stand by me」の意味・「stand by me」とは
「stand by me」とは、英語の表現で、「私のそばにいて」という意味を持つ。このフレーズは、直訳すると「私のそばに立って」となるが、実際の使用では「私を支えて」「私を助けて」などの意味合いで使われることが多い。例えば、困難な状況に直面した時に、助けや支援を求める際に用いられる。「stand by me」の発音・読み方
「stand by me」の発音は、IPA表記では /stænd baɪ mi:/ となる。IPAのカタカナ読みでは「スタンド バイ ミー」となる。日本人が発音するカタカナ英語では「スタンバイミー」と読む。このフレーズは単語ごとに発音が分かれているため、発音によって意味や品詞が変わることはない。「stand by me」の定義を英語で解説
「stand by me」は、"To support or be loyal to someone, especially in a difficult or dangerous situation" と定義される。これは「困難や危険な状況で、特に誰かを支持したり、忠誠を尽くしたりすること」を意味する。「stand by me」の類語
「stand by me」の類語としては、「support me」や「help me」などがある。これらの表現も「私を支えて」「私を助けて」という意味合いで使われるが、「stand by me」は特に困難な状況での支援や忠誠を強調するニュアンスを持つ。「stand by me」に関連する用語・表現
「stand by me」に関連する用語や表現としては、「stand by your side」や「stand by your decision」などがある。これらの表現も、「あなたのそばにいる」や「あなたの決定を支持する」など、支援や忠誠を示す意味合いで使われる。「stand by me」の例文
1. "Please stand by me in this difficult time."(この困難な時期に、私のそばにいてください。)2. "I will always stand by you, no matter what happens."(何が起ころうとも、私はいつもあなたのそばにいる。)
3. "He stood by me when I was in trouble."(私が困っている時、彼は私のそばにいた。)
4. "Stand by me, and we can overcome this challenge together."(私のそばにいて、一緒にこの挑戦を乗り越えよう。)
5. "She asked her friends to stand by her."(彼女は友人たちに自分のそばにいてほしいと頼んだ。)
6. "I need you to stand by me."(私はあなたに私のそばにいてほしい。)
7. "They promised to stand by each other."(彼らはお互いを支えると約束した。)
8. "Stand by me, and I will stand by you."(私のそばにいて、私もあなたのそばにいる。)
9. "We must stand by our friends in their time of need."(友人が困っている時、私たちは彼らのそばにいなければならない。)
10. "Will you stand by me?"(私のそばにいてくれますか?)
スタンドバイミー
「スタンドバイミー」とは
「スタンドバイミー」とは英語の「stand by me」の日本語読みで、「私の側にいて」という意味である。「スタンドバイミー」はもともと、英語圏では非常に広まっているフレーズだった。映画の台詞や音楽の歌詞に使われてきて、英語圏の人々には耳なじみのある言葉だったといえる。そして、映画や音楽をきっかけに日本でも「スタンドバイミー」は浸透していった。「スタンドバイミー」の日本での認知において、重要な役割を果たした作品は2つある。まずはベン・E・キングの「スタンドバイミー」だ。キングはアメリカのブルース歌手であり、ソングライターとしても知られている。キングの代表曲「スタンドバイミー」は1961年にヒットし、多くの歌手にカバーされた。「スタンドバイミー」はラブソングとして知られているものの、友達や家族との別れを惜しんでいるとの解釈もある。この楽曲のコーラス部分では「スタンドバイミー」というフレーズが繰り返され、多くの人々の印象に残った。
キングの「スタンドバイミー」は日本でも人気になり、世代を超えて聴かれている。そして、キングの「スタンドバイミー」の人気を決定づけたのは、映画「スタンドバイミー」だ。「スタンドバイミー」は1986年に公開された、ロブ・ライナーの監督作である。原作はスティーブン・キングで、作者の自伝的内容だといわれている。12歳の主人公、ゴーディが「死体がある」という噂を聞きつけ、友人たちと森を探検するというのが主なあらすじだ。
森の中で少年たちは線路で列車に轢かれそうになったり、ヒルに嚙まれたりと、いろいろな経験をする。また、焚火を囲みながら、お互いの素直な気持ちを語り合うシーンは多くの観客の印象に残った。一方で、主人公が書いている下品な小説の映像化もあり、適度なユーモアも盛り込まれている。映画はヒットし、日本でも地上波で繰り返しテレビ放映されている。
「スタンドバイミー」はアカデミー賞やゴールデングローブ賞といった賞にノミネートされ、観客と評論家の両方から絶賛された。この映画がなぜ名作といわれるのかというと、思春期の繊細な気持ちを美しい映像とともに描き出したからである。映画の中では大きな事件が起きるわけではない。しかし、少年たちの友情が丁寧に表現されている。50年代~60年代の楽曲に統一された特徴的なサウンドトラックも、映画の雰囲気をおおいに盛り上げた。メインキャストの一人、リヴァー・フェニックスは本作をきっかけにブレイクする。フェニックスが若くして他界したことで、「スタンドバイミー」はますます映画ファンの思い出に残った。
また、「スタンドバイミー」を家族の物語として分析している人も少なくない。主人公のゴーディは、優等生だった兄に死なれている。それ以来、ゴーディは父が「お前が死ねばよかった」と言ってくるという悪夢を見るようになった。兄ほど勉強もスポーツもできないゴーディは、父から愛情を受けていると感じられていない。しかし、ゴーディは友人たちから文才を認められるようになり、徐々に兄へのコンプレックスを克服していく。こうした傷つきやすい少年の心理を、子役たちは見事な演技で体現した。
小説「スタンドバイミー」のタイトルはキングの同名の楽曲からの引用である。そして、映画版でもキングの楽曲がメインテーマに起用された。「大切な人よ、そばにいてほしい」と連呼する「スタンドバイミー」の歌詞は、映画の内容にはまって感動を呼んだ。映画「スタンドバイミー」は日本で純粋な作品としての評価と、フェニックスのアイドル映画としての評価を獲得する。楽曲の魅力とともに「スタンドバイミー」は、日本人がもっとも愛するアメリカ映画の1本となった。
映画「スタンドバイミー」は後世の創作にも大きな影響を与えている。90年代以降に登場した、少年少女が主役の映画では、「スタンドバイミー」の雰囲気を真似る手法が流行した。映画「夏の庭 The Friends」、漫画「リバーズ・エッジ」などは「スタンドバイミー」にオマージュを捧げているシーンが出てくる。90年代の日本のカルチャーの雛型として、「スタンドバイミー」の存在は大きかった。
日本の「スタンドバイミー」のフォロワーの中で、もっとも大きな商業的成功を収めた作品は2014年の「STAND BY ME ドラえもん」である。長編の3Dアニメ映画として作られた「STAND BY ME ドラえもん」は、人気漫画の有名エピソードのダイジェスト版だといえる内容だ。その中でも、ドラえもんと主人公ののび太の友情と別れが物語の軸になっている。「スタンドバイミー」のように感動的な物語として「ドラえもん」が再解釈され、多くの観客に受け入れられた。最終的に「STAND BY ME ドラえもん」は80億円以上の興行収入を記録し、続編も作られている。
なお、「STAND BY ME ドラえもん」の作中に「スタンドバイミー」という台詞は登場しない。ベン・E・キングの「スタンドバイミー」も使われておらず、主題歌は秦基博の「ひまわりの約束」である。それでも、タイトルから感動的な内容を連想してしまうくらい、日本人は「スタンドバイミー」という言葉に愛着を抱いているといえるだろう。
「スタンドバイミー」の熟語・言い回し
プリーズスタンドバイとは
「スタンドバイミー」によく似た言葉として、「プリーズスタンドバイ」あるいは「プリーズスタンバイ」が挙げられる。これらは英語の「Please stand by」の略である。意味は「どうぞ待機してください」「どうか心の準備をしてください」だ。乗り物の発車時に、搭乗員が乗客にかけるフレーズの定番である。日本で「プリーズスタンドバイ」という言葉が知られるようになったのは、「スター・トレック」の影響だ。「スター・トレック」はアメリカで生まれたSFドラマで、世界中に熱狂的なファンを生み出し続けている。宇宙船「エンタープライズ号」の乗組員たちが、さまざまなミッションに挑む物語だ。
「プリーズスタンドバイ」という台詞は、「スター・トレック」のいたるところに登場してくる。基本的には宇宙船の中の話なので、発進や戦闘のたび、誰かが「プリーズスタンドバイ」と言って仲間に注意を促す。この台詞は「スター・トレック」のファンの間では共通の挨拶として親しまれてきた。「スター・トレック」愛があふれる映画「500ページの夢の束」の原題も「Please stand by」である。「500ページの夢の束」は自閉症の少女が、「スター・トレック」の脚本コンテストに挑戦する物語だ。
I will stand by youとは
「I will stand by you」とは、「あなたの側にいるつもりだ」「あなたの側にいるだろう」という意味の英文である。意訳をすれば「ずっと側にいるよ」となる。「I will stand by you」は主に愛の告白、表明として使われてきたフレーズだ。また、親友や家族など、非常に親密な間で交わす言葉でもある。ただし、積極的に愛情表現をする習慣が少ない日本では、「I will stand by you」と同意の言葉は日常的に使われずにきた。そのかわり、音楽の歌詞では「I will stand by you」が頻繁に登場する。
2020年の平井大の楽曲「Stand by me, Stand by you.」にも「I will stand by you」というフレーズは使用された。同曲は配信で人気に火が付き、主要音楽配信チャート4部門で1位を獲得している。さらに声優アイドルグループのAice5にも「約束~I will stand by you~」という楽曲がある。洋楽に目を移せば、ブルース・スプリングスティーンやプリテンダーズといった大物アーティストが「I will stand by you」というフレーズを歌唱してきた。「I will stand by you」は強い決意をこめた言葉であり、多くの場合、ラブソングで使われている。
スタンド・バイ・ミー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/03 20:11 UTC 版)
『スタンド・バイ・ミー』(原題: Stand by Me)は、1986年より公開されたアメリカ合衆国の青春映画。スティーヴン・キングによる中編小説『スタンド・バイ・ミー』(The Body)の映画化であり、ブルース・A・エバンスとレイノルド・ギデオンの脚本による脚色で、監督はロブ・ライナーが務めた。
注釈
出典
- ^ “Stand by Me (1986) - Financial Information” (英語). The Numbers. 2021年5月28日閲覧。
- ^ “Stand by Me” (英語). Box Office Mojo. 2012年7月18日閲覧。
- ^ 山田順子訳『スタンド・バイ・ミー』、新潮文庫、1987年、ISBN 978-4-10-219305-1、p.41-42、52-53。
- ^ “「スタンド・バイ・ミー」は駄作扱いだった衝撃事実”. 東洋経済オンライン. 東洋経済新報社 (2021年6月3日). 2021年6月3日閲覧。
- ^ 荻窪太郎 (2015年10月17日). “名曲揃いのサントラにも注目!傑作青春映画「スタンド・バイ・ミー」”. music.jpニュース 2021年5月21日閲覧。
- ^ “ハイテンション”. 狩野英孝オフィシャルブログ「狩野とアルいてく」. 2023年11月17日閲覧。
- ^ 浪川大輔 [@namidai0402] (2021年5月7日). "ウオッ!金ローでグーニーズとスタンドバイミーやるんだ(@_@)両方とも自分が吹き替えさせてもらったバージョンではないけど一生に一度観ておくべき名作だと思う!音楽も最高!楽しみー♪". X(旧Twitter)より2023年11月17日閲覧。
- ^ “2009/12/13放送「ホステージ」キャストコメント②(2013年5月2日におけるアーカイブ)”. 日曜洋画劇場. 2023年11月17日閲覧。
- ^ “Stand by Me (1986)” (英語). Rotten Tomatoes. 2021年5月21日閲覧。
- ^ “Stand by Me Reviews” (英語). Metacritic. 2021年5月21日閲覧。
- ^ “夏に見たい映画 人気おすすめランキングベスト156作品 洋画編【350人に聞いた】”. TVマガ. 2022年10月18日閲覧。
- ^ “金曜ロードショーで「スタンド・バイ・ミー」「グーニーズ」放送”. 映画ナタリー. (2021年5月7日) 2021年5月21日閲覧。
- ^ “ポケットに『MOTHER』。”. ほぼ日刊イトイ新聞. 2021年5月31日閲覧。
- ^ “スペシャル対談/4”. 任天堂. 2021年5月21日閲覧。
- 1 スタンド・バイ・ミーとは
- 2 スタンド・バイ・ミーの概要
- 3 あらすじ
- 4 登場人物
- 5 キャスト
- 6 スタッフ
- 7 本作に関係する作品
スタンドバイミー (曖昧さ回避)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 10:08 UTC 版)
スタンドバイミー(stand by me)は、英語で「私のそばにいてほしい」という意味。
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- 2 スタンドバイミー (曖昧さ回避)の概要
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