スカイフック制御理論
ショックアブソーバーの一端は車体に、他端を天空に取り付けた(車輪-ばね-車体ショックアブソーバー-天空固定という直列系の)効果を実現する制御理論のこと。ばねとショックアブソーバーは車体に並列に取り付けられており、減衰力は車体と車輪との相対速度に比例し、減衰力を高くすると、ばね上共振より高い周波数領域で路面振動の伝達が大きくなり、乗り心地が悪くなる。天空取付けがでされば、減衰力は車体の上下速度のみに比例し、全周波数領域で乗り心地がよくなる。車体上下加速度を積分して上下速度を求め、ショックアブソーバーの圧力制御バルブにより、この速度に比例した圧力を発生させることで、天空取付けの効果を実現できる。
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