スウェット・ロッジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/03 19:13 UTC 版)
スウェット・ロッジ(sweat lodge)は、アメリカ・インディアンの儀式のための小屋、またはこの小屋で行う「治癒と浄化」の儀式。このスウェット・ロッジ(発汗小屋)は、全米のインディアン部族に見られるもっとも一般的で、しかも重要な儀式である。薬草の香気を含んだ蒸気によって身を清め、汗をかくことで健康を回復させる「治癒」の意味と、「心と体の浄化を伴う文化的な集まりの場」の二つの意味を持っている。
- 1 スウェット・ロッジとは
- 2 スウェット・ロッジの概要
- 3 歴史
- 4 スウェット・ロッジの現在
スウェット・ロッジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/25 06:21 UTC 版)
「ワカン・タンカ」の記事における「スウェット・ロッジ」の解説
ワカン・タンカは、汚れた人間が儀式に加わることを嫌う。このため、スー族はあらゆる儀式の前に、スウェット・ロッジ(イニピガーカ)の儀式を行い、体を清めなければならない。スウェット・ロッジの構造も、ワカン・タンカにつながる象徴に満ちている。 また「石」(インヤン)はツンカシラ、そしてワカン・タンカの知恵を蓄えるものとされる。ことに「丸い石」は「始まりも終わりもない」というワカン・タンカの真理に繋がるものとして神聖視され、スウェット・ロッジの儀式では炉石に使われる。 このスウェット・ロッジでの「発汗の儀式」では、参加者は「我欲」をワカン・タンカに差し出さなくてはならない。欲望を捨て切ることがワカン・タンカの意であり、ビジョン(啓示)はそうすることで参加者に与えられるのである。
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