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ジョセフソン効果

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/07/14 15:23 UTC 版)

(ジョセフソンの効果 から転送)

ジョセフソン効果(ジョセフソンこうか、: Josephson Effect)は、弱く結合した2つの超伝導体の間に、超伝導電子対のトンネル効果によって超伝導電流が流れる現象である。1962年に、当時ケンブリッジ大学の大学院生だったブライアン・ジョセフソンによって理論的に導かれ[1]ベル研究所アンダーソンとローウェルによって実験的に検証された。1973年、ブライアン・ジョセフソンは江崎玲於奈らと共にジョゼフソン効果の研究によりノーベル物理学賞を受賞した。波動関数の位相というミクロな量をマクロに観測できるという点で、超伝導の特徴を最も端的に示す現象と言うことができる。超伝導量子干渉計(SQUID)のようなジョセフソン効果による量子力学回路の重要な実用例もある。

弱結合の種類としては、トンネル接合、サブミクロンサイズのブリッジ、ポイントコンタクト等がある。また、トンネル障壁としては厚さ2 nm程度の絶縁体、厚さ10 nm程度の常伝導金属あるいは半導体等が使われる。弱結合を介して流れる超伝導電流をジョセフソン電流、ジョセフソン効果を示すトンネル接合をジョセフソン接合と呼ぶ。電子デバイスとして扱われる場合はジョセフソン素子と呼ばれる。


[ヘルプ]
  1. ^ B. D. Josephson, Phys. Letters, vol. 1, 251(1962).
  2. ^ この式の簡単な導出がR. Feynman, "Lectures on Physics", Vol. 3, Addison-Wesleyに見られる
  3. ^ V. Ambegaokar and A. Baratoff, Phys. Rev. Letters, vol. 10, 486 (1963).
  4. ^ 例えば、M. Tinkham, "Introduction to Superconductivity", McGraw-Hill, Inc., (1975)など


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