ジャン＝ジャック・ルソー
ルソー【Jean-Jacques Rousseau】
ジャン＝ジャック・ルソー
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ジャン＝ジャック・ルソー（Jean-Jacques Rousseau、1712年6月28日 - 1778年7月2日）は、フランス語圏ジュネーヴ共和国に生まれ、主にフランスで活躍した[注釈 1]哲学者、政治哲学者、作曲家[2][3][4]。
注釈
- ^ ジュネーヴは当時、フランス王国にもスイス連邦にも属していない共和制の独立都市であった。
ジャン＝ジャック・ルソーは自著に「ジュネーヴ市民ジャン＝ジャック・ルソー」と署名していた[1]。 - ^ ジャン＝ジャック・ルソーは1778年に死去している。フランス革命の動乱が本格的に開始されるバスティーユ牢獄への襲撃は1789年である。「フランス革命」の項も参照されたい。
- ^ この経緯については、西川長夫『国民国家論の射程 - あるいは「国民」という怪物について』（柏書房 1998年）が参考文献であるが、そこに詳細な検証が行われているため参照されたい。
- ^ 例えば、東浩紀『一般意志2.0』（講談社 2011年）においては、その前半において、ルソー思想の解釈史への問題提起が主題となっている。
出典
- ^ 中央公論新社『哲学の歴史 6』
- ^ 白石正樹『ルソーの政治哲学〈上巻〉 - その体系的解釈』早稲田大学出版部、1983年4月。
- ^ レイモン・ポラン『孤独の政治学 - ルソーの政治哲学試論』水波朗 他訳、九州大学出版会、1982年4月。
- ^ 土橋貴『ルソーの政治哲学 - 宗教・倫理・政治の三層構造』青峰社、1988年7月。ISBN 978-4795274105。
- ^ a b 中里(1969) p.27
- ^ a b 桑瀬編 2010, p. 6.
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- ^ 中里(1969) pp.144-147
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- ^ ルソー 1933 pp.68-75
- ^ ルソー 1933 p.27
- ^ ルソー 1933 pp.43-49
- ^ ルソー 1933 pp.103-107
- ^ ルソー 1954 pp.28-29
- ^ ルソー 1954 pp.29-31
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- ^ ルソー 1954 p.133
- ^ ルソー 1954 pp.137-138
- ^ ルソー 1954 pp.59-60
- ^ ルソー 1954 p.84, p.140, p.149
- ^ ルソー 1954 p.95, p.111
- ^ ルソー 1954 pp.90-91
- ^ 『学問芸術論』、『言語起源論』、『人間不平等起源論』などを参照。
- ^ 東浩紀『一般意志2.0』講談社、2011年、60頁。
- ^ ルソー 『ルソー全集』第四巻「人間不平等起源論」第二部、白水社、240頁。
- ^ ルソー 『ルソー全集』第五巻、白水社、12頁。
- ^ ルソー 『ルソー全集』第五巻、白水社、22頁。
- ^ ルソー 『エミール』（『ルソー全集』第六巻、白水社）を参照。
- ^ フジテレビトリビア普及委員会『トリビアの泉〜へぇの本〜 3』講談社、2003年。
- ^ 高田純「ルソー・カント・フィヒテの国家論(上)」、文化と言語 : 札幌大学外国語学部紀要 77, 179-197, 2012-11-00／高田純「ルソー・カント・フィヒテの国家論(中)」、文化と言語 : 札幌大学外国語学部紀要 78, 187-205, 2013-03-00／ヘーゲル『法の哲学』及び『小論理学』なども参照。
- ^ 池田貞夫「ヒュームの生涯と著作活動」を参照。ヒュームは同時代人と多様な交友関係を持ち、ルソーを含めたさまざまな思想家と互いに影響し合った。ドゥニ・ディドロ、ジャン・ル・ロン・ダランベール、ポール＝アンリ・ティリ・ドルバック等との交友関係が知られている。
- ^ クロード・レヴィ＝ストロース著、山口昌男編纂、『現代人の思想セレクション3』、平凡社、2000年、所収内容から「人類学の創始者ルソー」を参照。
- ^ ジャック・デリダ、『グラマトロジーについて』上・下、足立和浩訳、1972年。
- ^ 中山元訳『人間不平等起源論』の原註9（他版では注i）の中に、他の版にはない「自然に帰れ!」という小見出しが加えられているが、訳者の解説にもあるように、これはルソーの主張したことではない。その箇所では、ルソー自身が野生に還ることなどできないことを認め、その前提の下に人倫の世界で美徳や社会の絆を重んじる立場を表明している（ルソー 『人間不平等起源論』 中山元訳、光文社〈光文社古典新訳文庫〉、2008年、pp.223-226, pp.335-336 参照）。
- ^ 『詳説世界史』（山川書店 2008年）第10-11章が参考文献になるが、世界史に関する著書の多くに明記されているためその箇所を参照されたい。
- ^ 『詳説世界史』山川書店、2008年、348-350頁。「恐怖政治」も参照。
- ^ 『社会契約論』（参考文献は、桑原武夫・前川貞次郎訳、岩波文庫、1954年）において、代表制、部分的結社を完全に否定し（第二編）、政府については「代表」ではなく一般意志（憲法）に服従するものだとしている（第三編）。
- ^ フィリップ・ラクー＝ラバルト『歴史の詩学』藤本一勇、藤原書店、2007年、92頁。
- ^ 山路昭,「島崎藤村とフランス -ルソーをめぐって-」『明治大学教養論集』 56巻 p.1-24, 1970年, 明治大学教養論集刊行会, ISSN 03896005, NAID 40003632284。
- ^ Rousseau, Jean-Jacques; Angela Scholar (trans.) (2000). Confessions. New York: Oxford University Press. p. 262
- ^ 国立国会図書館. “Ｊ．Ｊ・ルソーの「自然にかえれ」という言葉の載っている著作をさがしてほしい。”. レファレンス協同データベース. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “目からウロコの教育史 第4回・ルソー「自然に還れ」”. 時事通信出版局 (2018年11月22日). 2023年4月2日閲覧。
- ^ 岩波文庫 1968年 他。
- ^ 『人間不平等起源論』岩波文庫 1972年、光文社古典新訳文庫 2008年。『不平等論 - その起源と根拠』 国書刊行会 2001年。
- ^ 岩波文庫 全4巻。
- ^ a b 岩波文庫 全3巻。
- ^ 『社会契約論』 岩波文庫 1954年、白水社 2010年。『人間不平等起原論・社会契約論』 中央公論新社 2005年。『社会契約論/ジュネーヴ草稿』 光文社古典新訳文庫 2008年。
- ^ 岩波文庫、2016年など。
- ^ 岩波文庫 1960年、大学書林語学文庫 2000年、ワイド版岩波文庫 2001年、新潮文庫 2006年、光文社古典新訳文庫 2012年。
- ^ 西川久子『「むすんでひらいて」とジャン・ジャック・ルソー』かもがわ出版、2004年、108-136頁。
- ^ 榊原貴教「ルソー翻訳作品年表」。初出は『翻訳と歴史』36号フィリップ特集 付ジャン・ジャック・ルソー、2008年1月。
[続きの解説]
「ジャン＝ジャック・ルソー」の続きの解説一覧
- 1 ジャン＝ジャック・ルソーとは
- 2 ジャン＝ジャック・ルソーの概要
- 3 人物
- 4 単著
- 5 共著
- 6 参考文献
「ジャン・ジャック・ルソー」の例文・使い方・用例・文例
固有名詞の分類
| 思想家 | パウル・ナトルプ 文鮮明 ジャン＝ジャック・ルソー ガレノス アンナ・フロイト |
| 教育関係人物 | 宮城まり子 留岡幸助 ジャン＝ジャック・ルソー アシジのフランチェスコ 大妻コタカ |
| 教育学者 | クルト・マイネル エドワード・ソーンダイク ジャン＝ジャック・ルソー ウィチャイ・ピァンヌコチョン アグネス・チャン |
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