ダビッド【Jacques Louis David】
ジャック=ルイ・ダヴィッド
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ジャック=ルイ・ダヴィッド(フランス語: Jacques-Louis David、1748年8月30日 - 1825年12月29日)は、フランスの新古典主義の画家。18世紀後半から19世紀前半にかけて、フランス史の激動期に活躍した、新古典主義を代表する画家のひとり。
- ^ 鈴木杜幾子『画家ダヴィッド』晶文社、1991, pp. 92-97)
- 1 ジャック=ルイ・ダヴィッドとは
- 2 ジャック=ルイ・ダヴィッドの概要
- 3 ギャラリー
- 4 参考文献
ジャック=ルイ・ダヴィッド
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「サビニの女たちの略奪」の記事における「ジャック=ルイ・ダヴィッド」の解説
ジャック=ルイ・ダヴィッドは、物語の終盤、すなわち戦争中の両軍に女たちが割って入った場面を描いた。このため「略奪 (rape)」という言葉は題名に使われておらず、「サビニの女たち」あるいは「サビニの女たちの仲裁」と呼ばれている。1799年に完成し、現在はルーヴル美術館にある。 ダヴィッドは1796年からこの作品にとりかかった。そのころフランスは他のヨーロッパ諸国と戦争中で、それ以前に恐怖政治とテルミドールのクーデターが起き、ダヴィッド自身はマクシミリアン・ロベスピエールに加担した罪で投獄されていた。別居中の妻が刑務所に面会に訪れた後、ダヴィッドは彼女を称え、愛は対立に打ち勝つという主題でこの場面を絵に描くことを思いついた。またこの絵は、革命の流血の後で人々が仲直りすることへの願いが込められていると見ることもできる。 ロームルスの妻でサビニ王ティトゥス・タティウスの娘であるヘルシリアが、夫と父の間に割って入り、彼女の赤ん坊をそこに置いた場面を描いている。力強いロームルスは半ば後ずさっているタティウスに槍を向けているが、躊躇している。他の兵士たちは既に剣を鞘に収めている。 背景の岩が突き出た崖が「タルペーイアの岩」である。
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固有名詞の分類
美術家 | エドヴァルド・ムンク 和田三造 ジャック=ルイ・ダヴィッド シャイム・スーティン 吉原治良 |
フランスの画家 | マリ・バシュキルツェフ フランソワ・マリウス・グラネ ジャック=ルイ・ダヴィッド シャイム・スーティン バルテュス |
19世紀の美術家 | ウィリアム・ブレイク エドヴァルド・ムンク ジャック=ルイ・ダヴィッド 増山正賢 ジョヴァンニ・セガンティーニ |
18世紀の美術家 | 海眼浄光 ウィリアム・ブレイク ジャック=ルイ・ダヴィッド 沈南蘋 増山正賢 |
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