キャラベラス郡の名高き飛び蛙
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「キャラベラス郡の名高き飛び蛙」(キャラベラスぐんのなだかきとびがえる、The Celebrated Jumping Frog of Calaveras County)は、マーク・トウェインが1865年に書いた短編小説。この作品は、トウェインに作家としての最初の大きな成功をもたらし、全国的な注目を集めた。この作品は、当初は「ジム・スマイリーと彼の飛び蛙」(Jim Smiley and His Jumping Frog) という題で発表され、また別名の「キャラベラス郡の悪名高き飛び蛙」(The Notorious Jumping Frog of Calaveras County) としても出版された。作中で語り手は、カリフォルニア州エンジェルス・キャンプのエンジェルス・ホテルで、バーテンダーのサイモン・ウィーラー (Simon Wheeler) から聞いた、ジム・スマイリー (Jim Smiley) というギャンブラーの話だとして、物語を語る。語り手は、スマイリーについて、「もし彼が、脚の長い虫が動き出したところを見つけたとしたら、そいつがどこかにたどり着くまでどれくらいの時間がかかるか、賭けようじゃないかと言うことだろうし、もしそれに応じたら、彼はその虫を追いかけてメキシコにまで行き、その虫がどこまで行ったか、どれだけ時間がかかったかを見届けてくることだろう」と述べる。
- ^ Twain, Mark (1867). The Celebrated Jumping Frog of Calaveras County, and Other Sketches. New York: C. H. Webb Republished by Oxford University Press (1997), ISBN 978-0-19-511400-3.
- ^ Mark Twain (1865年11月18日). “Jim Smiley and His Jumping Frog”. The Saturday Press: pp. 248–249
- ^ a b “Mark Twain in The Californian, 1864–1867”. Twainquotes.com. 2009年7月28日閲覧。
- ^ Twain, Mark (1903). The Jumping Frog: in English, then in French, and then Clawed Back into a Civilized Language Once More by Patient, Unremunerated Toil 2016年10月8日閲覧。
- ^ 金谷良夫「マーク・トウェインのユーモア -「跳び蛙」-」『麒麟』第6号、神奈川大学、1997年2月1日、31-38頁。 NAID 120002399498
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- 2 キャラベラス郡の名高き飛び蛙の概要
- 3 関連項目
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