ジグ・マック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 14:14 UTC 版)
第11話「追撃・遺跡の星」で初登場。バッフ・クラン軍が開発した新型の汎用重機動メカである。後に手脚を捨てて頭部が脱出ポッドになる量産型が登場した。開発はイデオン登場以前だが、宇宙空間・大気圏内・亜空間全領域で使用可能な汎用性の高さから、後継機の登場後も主力機として運用され続けた。クローを装備した2本の腕と2本の脚、股間に漢らしい何かを連想させる巨大なバーニアを有する。機体の色は薄茶色主体。 第11話にグハバ・ゲバが搭乗した機体は試作機で、単機運用で投入されたが第13話で撃破され、その後はイデオンとの戦力差分析から基本的に3機編成で投入された。強力な加粒子砲およびクローでイデオンに何度も大きなダメージを与えている。第15話ではジルバル・ドクがクローでイデオンの腹部をえぐり取ったが、コクピットを叩き潰されて撃墜されている。加粒子砲は直線上に伸びるビーム形式だが、第16話のダミド指揮下の機体はギラン・ドウ同様の環状加粒子ランチャーも使用している。 第17話「激闘!猿人の星」において、機体下部からソロ星で発見された謎の粒子「ドノバン」の粉末を散布し、イデオンに対する「バリアー崩し」攻撃を行った。第18話では地球軍の輸送船を奪ったギジェが、本機3機でアジアン星に侵入して地表で暴れ回り、加粒子砲でイデオンの左足を切断している。第21話ではドロワ・ザンの格納庫に修理中の機体があったが、艦外から繰り出すイデオンのパンチで破壊されている。第25話でダラム私設軍隊にハルルからデロ・ザン貸与の礼として2機が増援として贈られたが、ソロ・シップ、キャラル連合軍の前に撃墜されている。第27話「緊迫の月基地潜行」では、ゲロワ・ザン所属機が自動操縦でズロオ・ジックを伴ってイデオンおよび月面基地「ムーンランド」を攻撃した。その後も、劇場版を含む大規模な戦闘には大抵姿を見せている。 サブマリンによるデザイン準備稿を基に、富野が描いたデザイン案がほぼそのまま決定デザインになっている。古城武司のコミカライズ版では上部のみ(脱出ポッド状態)で運用されている描写もあり、単独で亜空間飛行を行っている。 [先頭へ戻る]
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