シボレー・オパラとは?

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シボレー・オパラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/03/10 02:03 UTC 版)

シボレー・オパラ(キャラバン、1977年型)

シボレー・オパラ(Chevrolet Opala)は、アメリカ自動車メーカーであるゼネラルモーターズブラジル現地法人が、1969年から1992年まで生産していた乗用車

目次

概要

発売開始

オパラ(1969年型)

1966年に、ゼネラルモーターズのブラジル現地法人「General Motors do Brasil」が、当時拡販を進めていたシボレーブランドのトップレインジを「Project 676」の名で開発していることを発表し、その後1968年11月に行われた「サンパウロ・モーターショー」で生産型が「オパラ」の名で公開され、翌1969年より販売が開始された。

「オパラ」は、1960年代中盤に同じゼネラルモーターズの子会社である西ドイツオペルが生産し、ベストセラーとなっていた中型車の「レコルトC」をベースに、丸型2灯式ヘッドライトとアメリカ車的なフロントグリルのデザインに改変したもので、事実上同車種の兄弟車種であった。

なお販売開始当初のライバル車種は、フォードのブラジル現地法人が、アメリカで販売されていたフルサイズ・セダンの「ギャラクシー」をベースに開発した「ギャラクシー」と「LTD」、そして同じくアメリカで販売されていたコンパクト・セダン及びクーペをそのまま導入した「マーヴェリック」、クライスラーの現地法人が生産していた「ダッジ・ダート」(その後の「ダッジ・ル・バロン」)などであった。

長寿

「コモドーロ」2ドアクーペ(1980年型)

その後1975年1980年1988年の3回に渡り、フロントグリルやヘッドランプ、リアランプ、内装デザインの大幅な意匠変更、さらにワゴンや2ドアハードトップなどのボディタイプや、レーシングストライプを施した上にセミバケットシートを標準装備したスポーツモデルの「SS」仕様の追加、エンジン仕様の追加を含めたビッグマイナーチェンジを行った。

また1975年のビッグマイナーチェンジの際に上級仕様が「コモドーロ(Comodoro)」として独立した他、1980年にはさらに上級モデルとして「ディプロマータ(Diplomata)」が設定された。その後もマイナーチェンジを繰り返し、マイナーチェンジごとに大型バンパーや角型変形ヘッドランプ、新型オーディオパワーウィンドウアルミホイールや4速オートマチック・トランスミッションなどの装備が奢られアップデートが行われた。

これらのビッグマイナーチェンジを受けた上に、1980年代初頭にライバル車種の「ギャラクシー」やマーヴェリック、「ダッジ・ル・バロン」が生産中止となり、完成車輸入制限が行われていたブラジル国内市場でライバル不在となったことや、1980年代のブラジルの経済危機を受けて、ゼネラル・モーターズが新型車投入という大規模な投資を躊躇したこともあり、販売開始から23年後の1992年まで一度もフルモデルチェンジを行わずに生産され続け、ゼネラル・モーターズのブラジル現地法人きっての長寿モデルとなった。

後継車種

販売開始から20年が過ぎた1980年代後半には旧退化が進み、さらに完成車の輸入制限が緩和されライバル車種が増えて販売台数が落ちてきたことを受けて、1992年に生産が中止された。同じくドイツのオペルで生産されていた「オメガA」をベースとした「シボレー・オメガ」が後継モデルとなった。

仕様

エンジン

オパラSS(1971年型)
オパラSS 2ドアハードトップクーペ(1975年型)

デビュー時に4気筒2500ccと6気筒3800ccエンジンの2種が用意され、その後1971年に6気筒エンジンは4100ccに排気量がアップされた。また、1980年にはエタノールエンジンも追加された。

トランスミッション

デビュー当初は3速及び4速のマニュアル・トランスミッションのみであったが、その後5速マニュアルが追加された他、3速及び4速のオートマチック・トランスミッションも追加された。

ボディタイプ

デビュー当初は4ドアセダンのみが用意されたが、その後1975年に2ドアのピラーレスハードトップクーペと、2ドアのステーションワゴン「Caravan」も用意された。なお、1988年のビッグマイナーチェンジの際に、2ドアピラーレスハードトップクーペは生産が中止され、その後「Caravan」も生産が中止された。なお、ブラジル国内のコーチビルダーによってリムジンモデルが少数生産された。

グレード

標準型の「Especial」と、内外装の設備を充実させた上級型の「Luxo」、さらに、レーシングストライプ、セミバケットシートが奢られたスポーツモデルの「SS」が用意された。なお、6気筒4100ccエンジンの「SS」は、ストックカー・ブラジルなどのレースモデルのベースとなっていた。

派生型

「ディプロマータ」(1988年型)

1975年に行われたビッグマイナーチェンジの際に、「Luxo」の6気筒モデルが「コモドーロ(Comodoro)」として独立した他、1980年に行われたビッグマイナーチェンジの際に、装備を充実させ、メタリック塗装やアルミホイールフォグランプを標準装備とするなど、内外装の意匠を変更した上級モデルとして「ディプロマータ(Dipromata)」が設定された。

1990年代に入るまでブラジル政府が自国産業保護のために外国車の輸入を禁止していたこともあり、フォードの「マーヴェリック」や「ギャラクシー」、「ダッジ・ル・バロン」」や「FNM アルファロメオ・2300リオ」などのライバル車種が1980年代に生産中止になった後は、これらの上級派生モデルが、ブラジルで唯一の高級車として、企業役員や政府高官向けの公用車としても使用された。

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