シグマリオン(sigmarion)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 00:30 UTC 版)
「モバイルギア」の記事における「シグマリオン(sigmarion)」の解説
MobileGear for DoCoMo同様、NTTドコモの携帯・PHSと接続して使用する製品として、NECが製造し、NTTドコモから販売された製品である。MobileGearのMC-Rシリーズを元にしているとされるが、ほぼベース機と同じ仕様である「MobileGear for DoCoMo」とは違って、モバイルギアとは筐体サイズ・外観・仕様とも大きく異なっている。キーピッチは14.1mm。 シグマリオン(初代)搭載OSはWindows CE 2.11 (Handheld PC Professional Edition Version 3.0)。CPUはMIPS(VR4121)、液晶はSTN256色で解像度640×240のハーフVGA。筐体はゼロハリバートンデザイン。ヒンジ部の強度が極端に弱く、通常使用していてもヒビが入って破損することがある。 シグマリオンII搭載OSはWindows CE 3.0(Windows for Handheld PC 2000)。CPUはMIPS(VR4131)、液晶はHPA256色で解像度640×240のハーフVGA。筐体は引き続きゼロハリバートンデザイン。ヒンジの問題は同様。カラーは最初に発売されたサテンシルバーの他、ポリッシュブルー、ポリッシュガンメタリックの計3種類ある。 シグマリオンIII搭載OSはWindowsCE.NET 4.1。CPUはStrongARM(PXA255)、液晶はTFT65536色で解像度800×480のワイドVGA。GUIはWindows XP風の独自のもので、正確には「Handheld PC」ではなくなったが、ある程度互換性があり、一部のARM搭載Handheld PC用アプリケーションはそのまま動作した。筐体は新規にデザインされ、初代やIIよりも薄く小さくなっており、ヒンジの強度も改善された。
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