サーモクライン

デジタル大辞泉

サーモクライン【thermocline】

読み方：さーもくらいん

⇒水温躍層

海の事典

水温躍層（すいおんやくそう）thermocline

海洋中の水温は、一般に深さと共に減少していくが、その鉛直勾配が特に大きな層を水温躍層という。中緯度の海洋では、冬期海面を通しての冷却によって生じる対流の及ぶ層である表層混合層の下に顕著な水温躍層があり、これを主水温躍層と呼ぶ。夏期には海面近くが暖められて、表層混合層の中に二次的な水温躍層が生じることが多いが、このような水温躍層を季節躍層と呼ぶ。高緯度海域を除くと、水温は海水の密度を決める最も大きな要素となるため、水温躍層は通常密度躍層にほぼ対応している。

ダイビング用語集

サーモクライン

読み方：さーもくらいん

水温の大きく違う水が混在する時にできる水の層のこと。浴槽の風呂釜から出てくる湯のまわりにできるユラユラとしたものの大規模な状態と思えばいい。視界を悪くするのも特徴だ。

ウィキペディア

水温躍層

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/03/26 07:21 UTC 版)

水温躍層（英語: thermocline, thermal layer; 湖ではmetalimnionとも）は、海洋や湖沼内部で、深さに対して急激に水温が変化する水面近くの層。